LLC漏れに気づいた直後は、スグに純正部品の取寄せを依頼しましたが、既にPZJ70Vランドクルーザーのラジエーターは製造終了で、リビルトラジエーターしか手に入りません。
リビルトラジエーターの購入は、取外したラジエーターの返送が必須です。できれば取外したラジエーターはDIYで補修して予備保管したいし、リビルトラジエーター価格もかなり高額だったので交換が延び延びになりました。
もちろん半年後を予定している車検取得までには、LLC漏れを修理するか、ラジエーターをアッシー交換しますが、車検が切れてからガレージに鎮座しているんだから、LLC漏れがどんな状態なのか?DIYで補修できないか?ラジエーターを外して確かめる事にしました。
ラジエーターの取外しは簡単
ラジエーターの取外しは簡単です。少々面倒だったのが、ラジエーターとファンシュラウド一体では、冷却ファンに当たって取り出せない事くらいです。ファンを外すかシュラウドを外せば取り出せそうだったので、ファンシュラウドを外して取り出しました。
フロントグリルを外します。
エンジンアンダーカバーも外します。
アンダーカバーとラジエーターが接触していた部分は、冷却水漏れでしょうか?微妙に濡れています。
この程度の漏れ具合だと、ガレージの床に冷却水が落ちないので、なかなか気づきにくいかもしれません。
ラジエーターの脱着程度なら不要かもしれませんが、DIY整備では必ずボルト類を整理するようにしています。
冷却水を抜きます。
暖かくなってからは水を補充しているので、ラジエーターから排出されるのはLLCではなく、汚れた水が出てきます。
ファンシュラウドのボルトを緩めます。
ボディフロントパネルに固定している左右のボルトを外します。
ラジエーター上部左右の固定ボルトを外します。
ファンシュラウドの固定ボルトを外してエンジン側にズラします。
リザーバータンクを外しアッパーホースも外します。
ラジエーター下部のインレットホースを外します。
ラジエーターをゆっくり引き上げて取外します。
ラジエーターの状態を見ると、どうやら左右の中央あたりに錆のような変色箇所があります。ここからLLCが漏れているのかもしれません。
ラジエーターのピンホールチェック
取外したラジエーターのLLC漏れは、水没させたラジエーターに空気を入れて確認しました。
水の中にラジエーターを沈めて、自転車の空気入れで空気を入れます。
空気を入れるとブクブク泡が出てきました。漏れているのは、汚れていた左右中央あたりの数か所で、表から泡がでているのに穴が見えません。ほんの微細な亀裂があるのでしょうか?小さな泡が出てきます。
この程度の漏れなら、ロウ付けで修理できそうです。
慣れた方ならロウ付けでLLC漏れ穴を塞げますが、残念ながらロウ付けの経験が無いので、たぶん失敗するでしょう。
誰でも簡単にDIY整備でLLC漏れ穴を塞げそうなのが、耐熱エポキシ接着剤でしょう。
他にも無いか探してみると武蔵ホルトの金属部分のピンホールやヒビ補修用の金属パテ、ホルツMH109というのを見つけました。
エポキシ接着剤はスキー板の補修で使っている方もいるようなので強度がありそうですし、金属パテもLLC漏れ穴に厚塗りできそうです。
もし接着剤やパテでLLC漏れ穴を塞ぐ事が出来たら大成功なので、もう少し修理方法を調べてチャレンジしてみます。
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