2021年07月05日
【ドライスタート対策】ランドクルーザーPZJ70V16年ぶりのエンジン始動準備【ランクル70復活】
車検切れから16年間まったく動かしていないランクル70を蘇らせようと、先月中旬から作業をはじめていますが、最も気になるのがエンジンのドライスタート対策です。
ドライスタートとは、エンジンを長期間動かさずオイルが落ちてしまった状態で始動する事で、油膜切れの程度によってエンジン各部の摺動面に相応のダメージを与えてしまいます。
車検取得に向けて作業をはじめたランクル70の場合、ガレージに鎮座したまま16年間エンジンを全く動かしていないので、オイルは完全に落ちた状態で、油膜なんて残っているはずがありません。
これから長く乗り続けるランクル70です。最高の状態でエンジンを始動させたいので、ドライスタートについて調べ、どんな対処が出来るのか考えてみました。
ドライスタート時、本来ならシリンダー内やクランク、カム、バルブなど金属同士が接触する箇所にオイルを注油してからクランキングするのが理想ですが、こんな作業はエンジンを分解するオーバーホールに匹敵します。自宅のガレージ整備で出来るはずありません。
ガレージでも出来る整備となると、せいぜいオイルフィルター取付部からオイルを注入したり、タペットカバーを外してカム回りのオイル注油ぐらいが現実的です。
悩んだ末のランクル70ドライスタート対応は、まずタペットカバーを外してオイル注油からはじめました。
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タペットカバーを外してみると、カム回りの状態は完全にオイルが落ちて乾燥しきっているわけではなく、金属同士の接触部分や、しずくが溜まった部分には、微量のオイルが残っている事が確認できました。
16年間エンジンを動かしていませんが、エンジン内部は密閉された状態なのでオイルが完全に乾燥する事はなさそうです。
オイルフィルター取付穴からエンジンオイル注入
タペットカバーを外して実際にオイル切れの状態を目視すると、ドライスタートで摺動面がキズまるけになる、という不安は払拭されますが、残っているオイルは微量です。気にせずクランキングすれば、少なからずダメージがあるはずです。
ドライスタート対策で次に出来る事は、オイルフィルター取付部から大型注射器などでオイルの注入ですが、この作業を迷ってしまうのがオイルフィルター内部に溜まっているオイルが、フィルターを外すと抜けてしまう点です。
フィルター取付穴からオイルを注入して、エンジン各部にオイルが回れば問題ありませんが、実際にどのくらいオイルが回ったかの確認ができません。大してオイルが回っていない中途半端な作業なら、フィルターを外さずにクランキングすれば、フィルター内部に満たされたオイルが各部に回ります。
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フィルターを外してしまうと中のオイルが抜けてしまい、クランキングでオイルポンプを作動させても、抜けた分のオイルを送るのにクランキング時間が長くなり、ドライスタートの状態が長引きます
フィルターを外してオイル注入を試すかどうか、かなり迷っていた時、知り合いで車のDIY整備に慣れた方と話をする機会があり、ドライスタート対策を相談してみました。
知り合いの方も数か月動かさない車を始動させるとき、プラグ穴からオイルを垂らしたり、燃料を止めてセルを回したりする事があるようで、今回思いついたフィルター取付穴からのオイル注入は良いアイデアで、効果がありそうだと言われました。
フィルターのオイル抜けが気になる事も伝えると、意外にもオイルフィルターに溜まっているオイルは、エンジンを止めたまま1か月もすると、全部抜けてしまう事を確認済みのようでした。
どうやらオイルフィルターの逆止弁は、構造的に中のオイルを貯めておけるのが、せいぜい数週間なので16年止めたままのエンジンだとオイルフィルターの中は空になっているだろうと教えてくれました。
こんなアドバイスをもらうと、フィルター取付穴からオイル注入を試す価値が出てきます。
早速オイルフィルターを外してみます。
知り合いの方のアドバイス通り、フィルター内に貯められているはずのオイルは、完全に落ちていました。
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空のオイルフィルター各部を確認すると、パッキン部分にオイルの付着があり、タペットカバー内部と同じくらい、微量のオイルが残っています。
フィルター取付部からエンジンオイルを注入してみます。オイルは水鉄砲で注入する事にしました。
100円ショップで水鉄砲を買ってきて、水鉄砲とオイルフィルター取付部が密着するよう、ゴム板に穴を開けパッキン代わりにします。
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オイルフィルター取付部から水鉄砲で数回エンジンオイルを注入しましたが、すんなりオイルが入っていく感触で圧入的な抵抗感がありません。
今回200ccほど注入しましたが、効果があるのかないのか判断できません。
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オイルの経路も抜けているでしょうし、水鉄砲でオイル注入して、どのくらい効果があるのか疑問です。注入時に抵抗感もなかったので、エンジン各部にオイルが回ったとは思えません。
自宅のガレージで出来るドライスタート対応は、この程度が限界かもしれません。
サクションガンでオイル注入
フィルター取付穴から水鉄砲でオイルを注入してみましたが、思ったほど注入できなかったので、ツールを準備して再チャレンジする事にしました。
使うツールはオイルサクションガンです。ランクル70が蘇ったら16年以上前に交換したギアオイルも交換した方が良さそうなので、注入用にオイルサクションガンを購入するかどうか迷っていました。ランクル70のドライスタート対策のこの機会に、今後もギアオイル交換で必要になるオイルサクションガンをすぐにでも注文して使ってみる事にしました。
ギアオイルの給油で使えるオイルサクションガンでフィルター取付穴からオイル注入すれば、100円ショップの水鉄砲より確実なオイル注入ができそうです。
この週末のランクル70作業は、バッテリー購入前のドライスタート対策でしたが、オイルサクションガンが到着するまで延期です。
せっかくの週末を成功とはいえないオイル注入で終わらせるのも残念なので、ランクル70復活作業に着手した時から気になっている、エアの抜けたタイヤに空気を入れる事にしました。
タイヤのエア充填方法
車のタイヤにエアを入れるには、ガソリンスタンドや整備工場などのエアコンプレッサーを使いますが、エンジン始動前のランクル70は移動できません。ガレージにはコンプレッサーが無いので、タイヤにエアを入れるにはタイヤを外してガソリンスタンドなどに持ち込んで給油のついでにエアをいれるくらいしか思いつきませんが、ネットで調べてみると自転車の空気入れで車のタイヤにエアを入れた例をいくつか見つけました。どうやら時間はかかるけど自転車の空気入れで車のタイヤにエアを入れられるようです。
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実際に試した方も多く、200回ほどのポンピングで車が走行可能になるくらいのエアを充填できるようで、ダイエット効果が期待できる良い運動になりそうです。すぐに試してみました。
結果は大失敗でした。
自転車の空気入れで車のタイヤにエアを入れるのは現実的じゃありません。ランクル70のタイヤはでかいからか、400回以上ポンピングしましたが、少しエアが入った程度です。
運動というレベルを超えた、かなりの重労働なので、この作業を残り3本分行う気力はありません。自転車の空気入れも過酷な使い方なので、ポンピングの摺動部がかなり熱くなり、空気が少し漏れるようになりました。この作業を続けると空気入れが破壊しそうです。
こうなったらタイヤを外してガソリンスタンドで入れるか、コンプレッサーを購入するかですが、タイヤを外すとなるとガレージの片隅の狭いところでの作業なので、これまた困難です。
エアコンプレッサーは安いものでも2万円以上しますし、ガレージに装備するならエアツールも使いたいので、余裕のあるエアタンクのタイプとなると、高額なうえに使用頻度を考えると、かなり割高なツールになりそうです。
結局タイヤのエア充填で頓挫したこの日のランクル70整備ですが、この分だと車検取得まで、まだまだ先が長そうです。
タイヤ交換なら、タイヤの脱着だけでも依頼できるタイヤフッド
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ドライスタートとは、エンジンを長期間動かさずオイルが落ちてしまった状態で始動する事で、油膜切れの程度によってエンジン各部の摺動面に相応のダメージを与えてしまいます。
車検取得に向けて作業をはじめたランクル70の場合、ガレージに鎮座したまま16年間エンジンを全く動かしていないので、オイルは完全に落ちた状態で、油膜なんて残っているはずがありません。
これから長く乗り続けるランクル70です。最高の状態でエンジンを始動させたいので、ドライスタートについて調べ、どんな対処が出来るのか考えてみました。
ドライスタート時、本来ならシリンダー内やクランク、カム、バルブなど金属同士が接触する箇所にオイルを注油してからクランキングするのが理想ですが、こんな作業はエンジンを分解するオーバーホールに匹敵します。自宅のガレージ整備で出来るはずありません。
ガレージでも出来る整備となると、せいぜいオイルフィルター取付部からオイルを注入したり、タペットカバーを外してカム回りのオイル注油ぐらいが現実的です。
悩んだ末のランクル70ドライスタート対応は、まずタペットカバーを外してオイル注油からはじめました。
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タペットカバーを外してみると、カム回りの状態は完全にオイルが落ちて乾燥しきっているわけではなく、金属同士の接触部分や、しずくが溜まった部分には、微量のオイルが残っている事が確認できました。
16年間エンジンを動かしていませんが、エンジン内部は密閉された状態なのでオイルが完全に乾燥する事はなさそうです。
オイルフィルター取付穴からエンジンオイル注入
タペットカバーを外して実際にオイル切れの状態を目視すると、ドライスタートで摺動面がキズまるけになる、という不安は払拭されますが、残っているオイルは微量です。気にせずクランキングすれば、少なからずダメージがあるはずです。
ドライスタート対策で次に出来る事は、オイルフィルター取付部から大型注射器などでオイルの注入ですが、この作業を迷ってしまうのがオイルフィルター内部に溜まっているオイルが、フィルターを外すと抜けてしまう点です。
フィルター取付穴からオイルを注入して、エンジン各部にオイルが回れば問題ありませんが、実際にどのくらいオイルが回ったかの確認ができません。大してオイルが回っていない中途半端な作業なら、フィルターを外さずにクランキングすれば、フィルター内部に満たされたオイルが各部に回ります。
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フィルターを外してしまうと中のオイルが抜けてしまい、クランキングでオイルポンプを作動させても、抜けた分のオイルを送るのにクランキング時間が長くなり、ドライスタートの状態が長引きます
フィルターを外してオイル注入を試すかどうか、かなり迷っていた時、知り合いで車のDIY整備に慣れた方と話をする機会があり、ドライスタート対策を相談してみました。
知り合いの方も数か月動かさない車を始動させるとき、プラグ穴からオイルを垂らしたり、燃料を止めてセルを回したりする事があるようで、今回思いついたフィルター取付穴からのオイル注入は良いアイデアで、効果がありそうだと言われました。
フィルターのオイル抜けが気になる事も伝えると、意外にもオイルフィルターに溜まっているオイルは、エンジンを止めたまま1か月もすると、全部抜けてしまう事を確認済みのようでした。
どうやらオイルフィルターの逆止弁は、構造的に中のオイルを貯めておけるのが、せいぜい数週間なので16年止めたままのエンジンだとオイルフィルターの中は空になっているだろうと教えてくれました。
こんなアドバイスをもらうと、フィルター取付穴からオイル注入を試す価値が出てきます。
早速オイルフィルターを外してみます。
知り合いの方のアドバイス通り、フィルター内に貯められているはずのオイルは、完全に落ちていました。
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空のオイルフィルター各部を確認すると、パッキン部分にオイルの付着があり、タペットカバー内部と同じくらい、微量のオイルが残っています。
フィルター取付部からエンジンオイルを注入してみます。オイルは水鉄砲で注入する事にしました。
100円ショップで水鉄砲を買ってきて、水鉄砲とオイルフィルター取付部が密着するよう、ゴム板に穴を開けパッキン代わりにします。
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オイルフィルター取付部から水鉄砲で数回エンジンオイルを注入しましたが、すんなりオイルが入っていく感触で圧入的な抵抗感がありません。
今回200ccほど注入しましたが、効果があるのかないのか判断できません。
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オイルの経路も抜けているでしょうし、水鉄砲でオイル注入して、どのくらい効果があるのか疑問です。注入時に抵抗感もなかったので、エンジン各部にオイルが回ったとは思えません。
自宅のガレージで出来るドライスタート対応は、この程度が限界かもしれません。
サクションガンでオイル注入
フィルター取付穴から水鉄砲でオイルを注入してみましたが、思ったほど注入できなかったので、ツールを準備して再チャレンジする事にしました。
使うツールはオイルサクションガンです。ランクル70が蘇ったら16年以上前に交換したギアオイルも交換した方が良さそうなので、注入用にオイルサクションガンを購入するかどうか迷っていました。ランクル70のドライスタート対策のこの機会に、今後もギアオイル交換で必要になるオイルサクションガンをすぐにでも注文して使ってみる事にしました。
ギアオイルの給油で使えるオイルサクションガンでフィルター取付穴からオイル注入すれば、100円ショップの水鉄砲より確実なオイル注入ができそうです。
この週末のランクル70作業は、バッテリー購入前のドライスタート対策でしたが、オイルサクションガンが到着するまで延期です。
せっかくの週末を成功とはいえないオイル注入で終わらせるのも残念なので、ランクル70復活作業に着手した時から気になっている、エアの抜けたタイヤに空気を入れる事にしました。
タイヤのエア充填方法
車のタイヤにエアを入れるには、ガソリンスタンドや整備工場などのエアコンプレッサーを使いますが、エンジン始動前のランクル70は移動できません。ガレージにはコンプレッサーが無いので、タイヤにエアを入れるにはタイヤを外してガソリンスタンドなどに持ち込んで給油のついでにエアをいれるくらいしか思いつきませんが、ネットで調べてみると自転車の空気入れで車のタイヤにエアを入れた例をいくつか見つけました。どうやら時間はかかるけど自転車の空気入れで車のタイヤにエアを入れられるようです。
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実際に試した方も多く、200回ほどのポンピングで車が走行可能になるくらいのエアを充填できるようで、ダイエット効果が期待できる良い運動になりそうです。すぐに試してみました。
結果は大失敗でした。
自転車の空気入れで車のタイヤにエアを入れるのは現実的じゃありません。ランクル70のタイヤはでかいからか、400回以上ポンピングしましたが、少しエアが入った程度です。
運動というレベルを超えた、かなりの重労働なので、この作業を残り3本分行う気力はありません。自転車の空気入れも過酷な使い方なので、ポンピングの摺動部がかなり熱くなり、空気が少し漏れるようになりました。この作業を続けると空気入れが破壊しそうです。
こうなったらタイヤを外してガソリンスタンドで入れるか、コンプレッサーを購入するかですが、タイヤを外すとなるとガレージの片隅の狭いところでの作業なので、これまた困難です。
エアコンプレッサーは安いものでも2万円以上しますし、ガレージに装備するならエアツールも使いたいので、余裕のあるエアタンクのタイプとなると、高額なうえに使用頻度を考えると、かなり割高なツールになりそうです。
結局タイヤのエア充填で頓挫したこの日のランクル70整備ですが、この分だと車検取得まで、まだまだ先が長そうです。
タイヤ交換なら、タイヤの脱着だけでも依頼できるタイヤフッド
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車検の依頼なら、お近くのホリデー車検で!
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自動車保険は比較で安くなる!
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