すでにブレーキフルードとギアオイルを交換したので、最後にパワステオイルを交換しました。
前日に交換したギアオイルはドレンから排出出来るので簡単ですが、翌日交換したパワステオイルは、はじめてだったのでどんな方法で交換するか調べました。
本来ならツール類を準備してはじめるべきかもしれませんが、用意したのは捨てても良いホースと空のペットボトルだけ。少々雑な作業になりました。
完全に交換できないパワステオイル
パワステオイルの交換は、ドレンプラグが無いので他のオイルのように古いオイルを抜いてから交換する事ができません。
オイルメーカーによるとパワステオイルは完全に交換する事ができず、リザーバータンクのオイルを新しいオイルと交換してからステアリングを左右に回し、その後もう1回リザーバータンクのオイルを交換すれば完了となっていましたが、この方法では古いオイルがかなり残っている気がします。
なるべく古いオイルを排出させるには、少々面倒ですがリターンホースからオイルを抜きながらリザーバータンクに新しいオイルを給油する方法が良さそうです。早速はじめてみました。
なかなか入れ替わらないパワステオイル
本来ならリザーバータンクのオイルを抜いた方が良いのですが、オイルを抜く大きなスポイトが無いので、リザーバータンク内のオイルを空のペットボトルでを受ける事にして、リターンホースを外しました。
リターンホースを外すと一気にオイルが排出されるので、空のペットボトルでオイルを受けました。
リターンホースに捨てても良いボロいホースをつなぎ、廃油を空のペットボトルで受けられるようにして、排出された分をリザーバータンクに給油する方法で作業を開始します。
古いオイルはステアリングを左右に回すと排出されるので、ステアリングを回して排出された分リザーバータンクにオイルを給油しながら、排出オイルの色を確認し、給油オイルと同等になったら完了です。
簡単な作業ですが、1人での作業なのでクルマに乗り込みステアリングを左右に回して、クルマから降りてリザーバータンクに給油するの繰り返しです。ステアリングを回しても50ccくらいしか排出されません。何度もクルマに乗り降りし続け結構な時間がかかりました。
ATF約3リットル用意した方が安心できるランクル70パワステオイル交換
整備書がないのでパワステオイルの容量は不明ですが、たいした量は入っていないはずです。それでも念のためATFの4リットル缶を用意しました。
走行距離9万キロ手前のPZJ70ランドクルーザーですが、パワステのリターンホースから排出されるオイルは真っ黒です。約1リットルほどペットボトルに排出されたあたりで、廃油の変化を確認するためペットボトルを交換しました。
廃油が2リットル近くなると給油オイルの色に近づいてきます。
このくらいで交換完了なのでしょうが、せっかくなので給油オイルと同程度の色になるまで、さらに数回ステアリングを回し排出しました。
パワステオイルの交換が終わったらリザーバータンクの規定値までオイルを入れて試運転です。
なるべくタイヤに負荷をかけないよう、クルマを動かしながらステアリングを回すと、異音が出はじめます。今まで聞いた事のない機械音だったので、少々不安になりましたが、この異音は不具合ではなく、オイル切れによるものでした。リザーバータンクを確認するとオイルが空になっていました。
しばらく試運転を続けながら、リザーバータンクにオイルを補充して基準値のままオイル量が安定したらパワステオイル交換の完了です。
PZJ70ランドクルーザーのパワステオイル交換は、ロスを含めて2.5リットル以上使いました。用意したのが4リットル缶だったので交換中に不足する心配をせずに納得できるまでオイルを入れ替える事ができました。
今回のパワステオイルははっとぱーつで4リットル缶のATFを取り寄せました。
DIYガレージ整備なのでロスも多くなりがちです。少し多めの4リットル缶をチョイスした方が安心です。
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