先週の休日、空き時間が出来たのでブレーキの点検からはじめましたが、のんびり午後からの作業だったのでフロントの作業で時間切れ。リアブレーキの点検がこの週末になりました。
ランクル70のリアブレーキはドラムブレーキなので、まずはシューの残り厚さを測定します。
タイヤを外すとブレーキドラムが現れます。この状態でドラムの汚れやサビなどの状態をチェックします。
今までならこの程度の汚れやサビなど気にしませんでしたが、少しでも劣化を防止するために、ランクル70に錆を見つけたら錆止め塗装をする事にしています。
気になるブレーキーシューの厚さはドラムを外して測定しますが、外す前にドラムを回転させてシューを引きずっていない事を確認します。
普段の走行時に赤信号や一時停止などでブレーキをかけた時、安全を確認したうえで少しだけ空走させて止まるまでの状況をチェックしておけば、パッドやシューの引きずりの有無は判断できますが、ドラムを外す前にも念のためチェックします。
走行時の状態通りドラムの動きに異常がなければ、プラスチックハンマーで軽く衝撃を与えながら、ぐいぐいドラムを引っ張って外します。ブレーキドラムはすんなり外れる事もありますが、簡単に外れない場合、ちょっとだけ手間をかけて外します。
ブレーキドラム取外し
リアブレーキのドラムが、なかなか外れないときは、アジャストボルトを回してブレーキシューとドラムの隙間を広げてから外します。
今回は少し引き出せたので、ちょいとばかり荒業ですがプラハンマーで衝撃を与えながら、リアドラムのネジ穴2か所にボルトを少しずつねじ込んで引っ張り出しました。
ボルトを捻じ込んでドラムを外す場合は、なるべく傾けずに引き抜く事がポイントです。傾いた状態で引き抜くと、ブレーキシューにキズを付けるので、真っすぐ少しずつ慎重に引っ張って外します。
ドラムを外すと内部を目視点検できます。リアドラムの整備は本来ならシューを外してグリスアップしますが、思っていた以上にキレイなのでバラすかどうか迷うところです。
ブレーキシューの厚さを計ると6mm前後で、シューの偏摩耗もありません。この状態なら使用限度1mmまで軽く5万キロ以上走行可能です。
バラしてグリスアップしようか迷いましたが、汚れも年間走行距離も少ないのでグリスアップはパスしても良さそうです。
リアドラムブレーキクリーニング
現状でブレーキ操作に違和感を感じないし、ドラム内部の汚れも少なく良好な状態なので、ブレーキシューを外してメンテナンスするのは改める事にして、今回は簡単なクリーニングと目視点検で継続車検を受ける事にしました。
DIYメンテナンスに限らず、正常に作動しているメカは無駄にバラすと不具合の原因になりかねないし、正常作動中はこのままにして、もし走行中に何か変化を感じたら、すぐにバラして整備する事にします。
ブレーキの清掃は、設備が整っていればエアを吹いて付着物を吹き飛ばしますが、エアコンプレッサーなんて持ってないので原始的にナイロンブラシで清掃します。
注意するのは細かいゴミや異物がシューの表面や摺動部に付着しないようにし、必要に応じてブレーキクリーナーを吹き付けて洗浄します。
ドラムと接触するハブ部はサビ落としを兼ねてワイヤーブラシでゴシゴシしました。気休めかもしれませんが、ドラム外周の端部にも錆止め塗装をしておきます。
本来ならシューと擦り合わせて接触状態をチェックするドラム内面は、キズや段差が無いか目視だけでなく素手で触って確認します。
走行時のブレーキ操作で異音や振動などが無く、シューやドラムの接触面に異常がなければ、問題は無いはずです。
ドラム内面に微妙なスジがありますが、ブレーキシューに小さなゴミが挟まってスジにが着いたのかもしれません。触って確認しましたが修正するほどの状態じゃないので、シューの表面を軽くサンドペーパーをかけてブラシ清掃し、見落とす程度の小さな異物を除去しました。
リアブレーキの清掃が終わったらドラムを装着してブレーキの点検は終了です。後はタイヤを装着してその他の点検を行います。
継続車検前のブレーキ点検を行って、コンディションが良好な事に驚いていますが、ランクル70はシャッター付の車庫保管だから劣化が最小限なのかもしれません。野ざらしのJB31Wジムニーシエラではサビやグリス切れ、摺動部の固着など毎年の継続車検前点検で想定外の整備や何らかのトラブルが発覚します。
ランクル70を昨年の新規登録から10か月ほど日常的に走らせていますが、最も過酷な走行が積雪期のスキー場への行き来なので、各部の汚れや損傷、摩耗、劣化なども最小限なのかもしれません。
ブレーキの点検を目視程度で済ませましたが、年末頃にはスタッドレスタイヤと交換するので、その時ブレーキ回りの点検ができますし、走行中の異音や違和感など気になる事があったら、その都度チェックして必要な整備をすればトラブルを避ける事ができるはずです。
タイヤ装着
ランクル70は普段アルミホイールに交換して走っていますが、車検時は念のためノーマルの鉄ホイールタイヤに交換します。
標準ノーマルタイヤはランクル70を購入した時に装着されていたもので、入手時の走行距離が16000キロほどでした。ランクル70購入後5万キロほど標準ノーマルタイヤで走行していましたが、タイヤを買い替えた事はありません。たぶん新車から7万キロほど走行しているはずです。
ローテーションも車検時にディーラーで行っていたのかいないのか不明な使い方なので、現時点で擦り減りがバラついていて、2本の減りが顕著なのでパワステ操作でフロントタイヤが早く摩耗しているのかもしれません。
ランクル70の標準ノーマルタイヤは、新品から30年以上経過していますが、スリップサインは出ていません。昨年の予備車検時に買い替えようか迷いましたが、そのまま検査コースを問題なく通せたので、今回の継続車検も残り溝の多いタイヤを前輪に装着して受ける事にします。
タイヤの脱着は、昨年ランクル70を16年ぶりに新規登録してから、冬季のスタッドレスタイヤへの交換と今回2回目のブレーキ点検など、すでに4回ほど行っていますが、以前から年に数回のタイヤ交換は普通でした。その昔、ツール類が充実していなかった頃は、L字型の車載工具でホイールナットを外してタイヤ交換を行っていました。
その後、安価なクロスレンチを購入しましたが、かなり頻繁にタイヤを脱着するので、数年前にフリーターンクロスレンチを購入しました。
このレンチ、ずっと欲しかったのですが、普通のクロスレンチの数倍の価格なので数年我慢しました。長い間、購入を迷いましたが、タイヤ脱着が結構大変なので、数年前に意を決して購入したのを覚えています。
フリーターンクロスレンチを手に入れ、はじめて使った時、想像以上に軽快にくるくる回る使い勝手の良さに感激しました。ホイールナットの脱着がホントに楽チンになり、一度使うと価格以上の価値を実感でき、なんでもっと早く手に入れなかったのか悔やむほどでした。たぶん手持ちのツール類の中で最も使用頻度の高いツールです。
夏タイヤとスタッドレスの交換をDIYで行っている方なら、少しでも早く手に入れた方が生涯タイヤ交換時の負荷を軽減します。今すぐ購入した方が良いのは間違いありません。
コーケンフリーターンクロスレンチは、軽い操作でホイールナットを脱着できるので、タイヤを外す事が多いDIYガレージ整備の必需品です。
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