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2017年12月11日
映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」の感想…福井、福井って新潟じゃねーか!!
今日は映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」の感想です。
別にそこまで観たいって思っていたタイトルでは無いのですが、
ちょっと観てみようかなって気まぐれで選んでみたら、
早速DMMから送られてきたという訳でした。
という事で、今回はDMMのDVDレンタルでの鑑賞です。
映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」は2017年3月公開の河合勇人監督作品。
河合勇人監督の他の作品はまだ観ていないのですが、
堤幸彦監督とか本広克行監督とかの映画で多くの助監督を務めたとか。
そこら辺の名前を出されると、それだけでテンションは下がるし、
確かに映画ってよりはテレビだなって感じは凄く感じたが…詳しくは後ほど。
映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」はタイトルからも分かるとおり、
福井県立福井商業高等学校のチアダンス部がアメリカで優勝した実話をベースにした映画。
先にタイトルから触れちゃいますけど、このタイトル、クソセンスないよね。
「チアダン」ぐらいは若い子がターゲットだろうし全然ありだと思うけど、
「全米制覇しちゃった」ってところまで書いたら、
この後どうなるんだろうってワクワク感がなくなっちゃうじゃん。
まあ以前に感想を書いた映画「ビリギャル」の原作にあたる、
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を意識したタイトルなんだろうけど、
なんであの映画が映画用のタイトルは「ビリギャル」ってしたのか、分かってねーなって。
もちろん、この「チア☆ダン」に関しては書籍が出ている訳でもないので、
一般的に認知されてない話という問題は分からなくはないけど、
サスペンス映画に例えてみれば
「犬神家☆の一族〜金田一の推理で分かった犯人の○○は最後に自殺してしまう話〜」とか、
ちょっとネタバレしちゃったけど、そんなん書かれたら嫌じゃん。
クライマックスで「ああ…この人ってこの後死んじゃうんだな」って。
お客さんが映画を楽しめるって事よりも、
目立つタイトルで集客する事しか考えてないって、浅はかな感じが伝わって嫌だし、
そんなのが伝わっちゃうあたりがクソダサい。
それが仕事だからしょうがないよね、宣伝担当さんはさ。
さて、キャストですが、
主人公のチアダンス部に入部する友永ひかりを演じるのは広瀬すず。
広瀬すずのビジュアルは卑怯だよなあ…いや、これは褒め言葉なんだけど、
ビジュアルだけで圧倒的な存在感がある。
映画「ちはやふる」シリーズや映画「海街diary」の感想でも広瀬すずのビジュアルについては書きましたが、
なんか最近、演技も良い感じに思えるようになってきました。
ああ…かわいいとか若いってだけじゃないんだなあって。
チアダンス部の部長玉置彩乃を演じるのは中条あやみ。
このブログでは映画「劇場版 零〜ゼロ〜」の感想でも書きましたが、
広瀬すずとはまた違った、他を圧倒する綺麗な容姿は武器だなあと。
この2人が画面に出ているだけで間がもつってのは凄い事だと思う。
そして、チアダンス部の顧問早乙女薫子を演じるのは天海祐希。
天海祐希ってだけで、厳しい部活の顧問感があるのはズルイ。
こういう「軽い映画」では、「そういう存在」は凄く相性が良いですよね。
ストリートダンスが得意な紀藤唯を演じるのは山崎紘菜。
意外に結構観てる作品に出ている彼女なのですが、
ドラマ「監獄学園-プリズンスクール-」で栗原万里役でしたね。
やっぱね…目に力がある。
ちゃんとそれを活かした役にキャスティングしている当たりは良いことだと思う。
その他、富田望生、福原遥、真剣佑、TKOの木下隆行などが出ています。
真剣佑良いですね。
さて、映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」の感想ですが、
先に色々書きましたけど、実は結構楽しめました。
タイトルで分かる通りの金稼ぎたい映画なんだろうなって思ってみたら、
結構ハードルが下がっていたのもあるし、
やっぱりチアダンス部の人達の頑張りは映像にも表れています。
楽しめたのは事実だけど、映画のクオリティが高いかって言われると…微妙ではあるけど。
映画始まってすぐですが、
「エビバディダンスナウ♪」って音楽に合わせての海からの大会会場。
選曲ダセェって思ったけど、キャストのところでも書いたけど、
こういう映画って、もうこういう事だよね。
一言で言ったら「分かりやすい」って事でしょ、求められてるものは。
だからこの冒頭のシーンを観た瞬間に、
「あっ、ハードル下げて観なきゃ」って本能的に思わせる手法なのかなと。
日本→福井県ってところの「ゴーン」とか、
確かに映画の構造上、「クライマックスまでに福井を下げておかなきゃいけない」ので、
演出として意味のあるダサさは良いなって思う。
「福井のままでええの?」ってセリフとか福井に失礼だろって思ったけど、
これもクライマックスのためのものだし。
しかし、ベンツから降りてくる時のBGMだったりとか、
地獄やというテロップとか、
カーテンあけた時の雷の演出とか、
意味の無いところも同じぐらいダサいので、
もしかしたら、わざと福井を下げる演出だったんじゃなくて、
演出そのものがダサいってだけなのかもしれないけど。
そうそう、こういうダサい演出がテレビっぽいなって。
アイツらは成功しようが、成功しまいが次があるから適当なんだよ、多分。
笑いもふざけも中途半端…まあテレビ屋の事はいっか。
思い出した…横一列で歩いてきてスローみたいなの、本当に止めた方が良いよ。
あと、序盤の先生にダンスの実力を見せるシーンで、
音楽に合わせてダンスをするんだけど、
それぞれ音楽を持参してるのかって思ったら、
やっぱり先生が流してんじゃんって…なんだよそれ。
あ、あのバレリーナのスカートを上げる時の効果音とかもね。
「こういうの、面白いでしょ」みたいな感じで思ってる制作陣の感性がイラつく。
まあ「分かりやすいのが良い」んだよね。
ただ、「キャッチャーですか?」ってのと、
おしゃれなだけで「東京の女や」ってのはクスッとしてしまったけど。
でも、ちゃんと良いなって思う部分もちゃんとありまして。
主人公である広瀬すずが、ダンスも何もかも出来てないのに、
それでも笑顔だけは良いって魅力があるのは、
誰かを応援したい気持ちが本気だったって事。
そのロジックはどうなんだって正直思う部分もあるけど、
無条件にセンターってよりは、映画として良いと思う。
ちゃんと体を柔らかくする努力をしているシーンを入れるのも好感が持てます。
家に中条あやみが来た時に、写真立てを見てなんでチアダンスなのかって知るのを、
言葉じゃなくて画でみせたのは、凄く良かったと思います。
見せ方と言えば、最初は垂れ幕が小さかったのが大きくなるってのも良いと思います。
あと円陣のスピーチとかが活かされるのも良いところでした。
当たり前ではあるのですが、
最初の頃は全然ダンスが揃っていなかったけど二年になると揃ってくるとか、
山崎紘菜が笑う努力をしていて、それが自分に似た後輩が入ってくるとか、
スポーツ映画において、最初は出来てない事が、
映画が進んでいって出来る様になっていく姿が観れると、
それだけで「成長」ってものを感じれる。
時々書きますけど、やっぱ物語の王道は「成長」だと思う。
ダメだったヤツがストーリーを通して成長してるって分かるだけで面白い。
ストーリーと言えば、
部長である中条あやみが広瀬すずのリーダーシップに憧れるのとか、
大会で良い結果が出なかった事に、それぞれが責任を感じてるとか、
中盤での広瀬すずの骨折とか挫折があるのは良いですね。
自分は怪我で出れずチームメイトを送り出した後の広瀬すずの表情とか良かった。
軽い映画だけれども、適度な重みが出ています。
父親の骨折とかも…一応ね。
軽い映画なので、もっと尺は短くても良かったと思う。
確かに全国大会優勝のところとか省略されてたり、
短くしようとはしているのだと思うけど、
クライマックス前でちょっとだれちゃった感じはした。
感動ポイントである、先生は実は知っていた、
先生も実はすっごく頑張っていたってのは良いと思う。
しかし「恐い先生」ってイメージは出してるけど、
映画で見せている映像では、言うほど先生はキツ指導していない。
生徒が頑張ってる映像はしっかり見せるけど、
先生がちゃんと指導してるところを見せないから、
「先生のおかげじゃない」って広瀬すずが言うけど、
なんかその通りって思っちゃう。
もちろん、先ほど書いた「実は先生も悩んでいた」ってためなのだけど、
キツい指導シーンはしっかりあった方が良いと思うなあ。
こうした方が良かったって事では、
最後の円陣がちゃんとカメラに収まっていないとか、
最後のチアダンスの演技はノーカットでしっかり見せた方が良かったかなって。
もちろん、広瀬すずとかの表情を撮りたくなる気持ちは分かる。
でも、チアダンスって全体の演技が見たいじゃん。
エンドロールとかでも良いから、引き画で通して観たかったなあ。
あと「目標を持って努力する」ってのが大切だって事なんだと思うんだけど、
それって他の学校でももちろんやってる事だと思うんだよね。
さっき、ロジックって話をしたんだけど、
なんでこの学校が優勝したかって事に対して、
この「目標を持って努力した結果」だというなら、
他の学校に対して失礼だと思うんだよなあ。
多分「夢ノート」ってのとか、実際にやった事も描いてると思うんだけど、
何かもう1つ、彼女達が優勝したロジックが欲しかった。
実話だからって言われたら、しょうがないけど。
それこそ、劇中で言われる「生まれつき出来る人と出来ない人」って事なのか。
なんだかなあ。
なんとなく許せないのが、
広瀬すずが人のいないスタジアムに勝手に入っていく事。
お前、なに勝手にはいってっとるんじゃ!って…先生もいるけど。
そしてアメリカに対しての「国立運動場で十分」って言葉は失礼だろ!
とかとかね。
まあ、ひっくいハードルで観れば楽しめる映画です。
そして、ほんとチアダンス部の女優さんたちの頑張りは評価したいです。
ストリートで山崎紘菜がダンスしていて、
そこへ広瀬すずと中条あゆみが行って踊るシーンでの、
中条あゆみの足の長さは凄いって。
あとは、チアダンスとチアリーディングは違うんだなって事と、
おでこを出せないヤツは自分をさらけ出せないって事は分かった。
そう言えばだけど、この映画で一番ガッカリしたのは、
あんなけ福井、福井ってバカにして、
クライマックスでフクイ、フクイって上げたのに、
エンドロールにて「ロケ地新潟」って…新潟かよ!!
見えました…風景が…新潟の。
別にそこまで観たいって思っていたタイトルでは無いのですが、
ちょっと観てみようかなって気まぐれで選んでみたら、
早速DMMから送られてきたという訳でした。
という事で、今回はDMMのDVDレンタルでの鑑賞です。
映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」は2017年3月公開の河合勇人監督作品。
河合勇人監督の他の作品はまだ観ていないのですが、
堤幸彦監督とか本広克行監督とかの映画で多くの助監督を務めたとか。
そこら辺の名前を出されると、それだけでテンションは下がるし、
確かに映画ってよりはテレビだなって感じは凄く感じたが…詳しくは後ほど。
映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」はタイトルからも分かるとおり、
福井県立福井商業高等学校のチアダンス部がアメリカで優勝した実話をベースにした映画。
先にタイトルから触れちゃいますけど、このタイトル、クソセンスないよね。
「チアダン」ぐらいは若い子がターゲットだろうし全然ありだと思うけど、
「全米制覇しちゃった」ってところまで書いたら、
この後どうなるんだろうってワクワク感がなくなっちゃうじゃん。
まあ以前に感想を書いた映画「ビリギャル」の原作にあたる、
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を意識したタイトルなんだろうけど、
なんであの映画が映画用のタイトルは「ビリギャル」ってしたのか、分かってねーなって。
もちろん、この「チア☆ダン」に関しては書籍が出ている訳でもないので、
一般的に認知されてない話という問題は分からなくはないけど、
サスペンス映画に例えてみれば
「犬神家☆の一族〜金田一の推理で分かった犯人の○○は最後に自殺してしまう話〜」とか、
ちょっとネタバレしちゃったけど、そんなん書かれたら嫌じゃん。
クライマックスで「ああ…この人ってこの後死んじゃうんだな」って。
お客さんが映画を楽しめるって事よりも、
目立つタイトルで集客する事しか考えてないって、浅はかな感じが伝わって嫌だし、
そんなのが伝わっちゃうあたりがクソダサい。
それが仕事だからしょうがないよね、宣伝担当さんはさ。
さて、キャストですが、
主人公のチアダンス部に入部する友永ひかりを演じるのは広瀬すず。
広瀬すずのビジュアルは卑怯だよなあ…いや、これは褒め言葉なんだけど、
ビジュアルだけで圧倒的な存在感がある。
映画「ちはやふる」シリーズや映画「海街diary」の感想でも広瀬すずのビジュアルについては書きましたが、
なんか最近、演技も良い感じに思えるようになってきました。
ああ…かわいいとか若いってだけじゃないんだなあって。
チアダンス部の部長玉置彩乃を演じるのは中条あやみ。
このブログでは映画「劇場版 零〜ゼロ〜」の感想でも書きましたが、
広瀬すずとはまた違った、他を圧倒する綺麗な容姿は武器だなあと。
この2人が画面に出ているだけで間がもつってのは凄い事だと思う。
そして、チアダンス部の顧問早乙女薫子を演じるのは天海祐希。
天海祐希ってだけで、厳しい部活の顧問感があるのはズルイ。
こういう「軽い映画」では、「そういう存在」は凄く相性が良いですよね。
ストリートダンスが得意な紀藤唯を演じるのは山崎紘菜。
意外に結構観てる作品に出ている彼女なのですが、
ドラマ「監獄学園-プリズンスクール-」で栗原万里役でしたね。
やっぱね…目に力がある。
ちゃんとそれを活かした役にキャスティングしている当たりは良いことだと思う。
その他、富田望生、福原遥、真剣佑、TKOの木下隆行などが出ています。
真剣佑良いですね。
さて、映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」の感想ですが、
先に色々書きましたけど、実は結構楽しめました。
タイトルで分かる通りの金稼ぎたい映画なんだろうなって思ってみたら、
結構ハードルが下がっていたのもあるし、
やっぱりチアダンス部の人達の頑張りは映像にも表れています。
楽しめたのは事実だけど、映画のクオリティが高いかって言われると…微妙ではあるけど。
映画始まってすぐですが、
「エビバディダンスナウ♪」って音楽に合わせての海からの大会会場。
選曲ダセェって思ったけど、キャストのところでも書いたけど、
こういう映画って、もうこういう事だよね。
一言で言ったら「分かりやすい」って事でしょ、求められてるものは。
だからこの冒頭のシーンを観た瞬間に、
「あっ、ハードル下げて観なきゃ」って本能的に思わせる手法なのかなと。
日本→福井県ってところの「ゴーン」とか、
確かに映画の構造上、「クライマックスまでに福井を下げておかなきゃいけない」ので、
演出として意味のあるダサさは良いなって思う。
「福井のままでええの?」ってセリフとか福井に失礼だろって思ったけど、
これもクライマックスのためのものだし。
しかし、ベンツから降りてくる時のBGMだったりとか、
地獄やというテロップとか、
カーテンあけた時の雷の演出とか、
意味の無いところも同じぐらいダサいので、
もしかしたら、わざと福井を下げる演出だったんじゃなくて、
演出そのものがダサいってだけなのかもしれないけど。
そうそう、こういうダサい演出がテレビっぽいなって。
アイツらは成功しようが、成功しまいが次があるから適当なんだよ、多分。
笑いもふざけも中途半端…まあテレビ屋の事はいっか。
思い出した…横一列で歩いてきてスローみたいなの、本当に止めた方が良いよ。
あと、序盤の先生にダンスの実力を見せるシーンで、
音楽に合わせてダンスをするんだけど、
それぞれ音楽を持参してるのかって思ったら、
やっぱり先生が流してんじゃんって…なんだよそれ。
あ、あのバレリーナのスカートを上げる時の効果音とかもね。
「こういうの、面白いでしょ」みたいな感じで思ってる制作陣の感性がイラつく。
まあ「分かりやすいのが良い」んだよね。
ただ、「キャッチャーですか?」ってのと、
おしゃれなだけで「東京の女や」ってのはクスッとしてしまったけど。
でも、ちゃんと良いなって思う部分もちゃんとありまして。
主人公である広瀬すずが、ダンスも何もかも出来てないのに、
それでも笑顔だけは良いって魅力があるのは、
誰かを応援したい気持ちが本気だったって事。
そのロジックはどうなんだって正直思う部分もあるけど、
無条件にセンターってよりは、映画として良いと思う。
ちゃんと体を柔らかくする努力をしているシーンを入れるのも好感が持てます。
家に中条あやみが来た時に、写真立てを見てなんでチアダンスなのかって知るのを、
言葉じゃなくて画でみせたのは、凄く良かったと思います。
見せ方と言えば、最初は垂れ幕が小さかったのが大きくなるってのも良いと思います。
あと円陣のスピーチとかが活かされるのも良いところでした。
当たり前ではあるのですが、
最初の頃は全然ダンスが揃っていなかったけど二年になると揃ってくるとか、
山崎紘菜が笑う努力をしていて、それが自分に似た後輩が入ってくるとか、
スポーツ映画において、最初は出来てない事が、
映画が進んでいって出来る様になっていく姿が観れると、
それだけで「成長」ってものを感じれる。
時々書きますけど、やっぱ物語の王道は「成長」だと思う。
ダメだったヤツがストーリーを通して成長してるって分かるだけで面白い。
ストーリーと言えば、
部長である中条あやみが広瀬すずのリーダーシップに憧れるのとか、
大会で良い結果が出なかった事に、それぞれが責任を感じてるとか、
中盤での広瀬すずの骨折とか挫折があるのは良いですね。
自分は怪我で出れずチームメイトを送り出した後の広瀬すずの表情とか良かった。
軽い映画だけれども、適度な重みが出ています。
父親の骨折とかも…一応ね。
軽い映画なので、もっと尺は短くても良かったと思う。
確かに全国大会優勝のところとか省略されてたり、
短くしようとはしているのだと思うけど、
クライマックス前でちょっとだれちゃった感じはした。
感動ポイントである、先生は実は知っていた、
先生も実はすっごく頑張っていたってのは良いと思う。
しかし「恐い先生」ってイメージは出してるけど、
映画で見せている映像では、言うほど先生はキツ指導していない。
生徒が頑張ってる映像はしっかり見せるけど、
先生がちゃんと指導してるところを見せないから、
「先生のおかげじゃない」って広瀬すずが言うけど、
なんかその通りって思っちゃう。
もちろん、先ほど書いた「実は先生も悩んでいた」ってためなのだけど、
キツい指導シーンはしっかりあった方が良いと思うなあ。
こうした方が良かったって事では、
最後の円陣がちゃんとカメラに収まっていないとか、
最後のチアダンスの演技はノーカットでしっかり見せた方が良かったかなって。
もちろん、広瀬すずとかの表情を撮りたくなる気持ちは分かる。
でも、チアダンスって全体の演技が見たいじゃん。
エンドロールとかでも良いから、引き画で通して観たかったなあ。
あと「目標を持って努力する」ってのが大切だって事なんだと思うんだけど、
それって他の学校でももちろんやってる事だと思うんだよね。
さっき、ロジックって話をしたんだけど、
なんでこの学校が優勝したかって事に対して、
この「目標を持って努力した結果」だというなら、
他の学校に対して失礼だと思うんだよなあ。
多分「夢ノート」ってのとか、実際にやった事も描いてると思うんだけど、
何かもう1つ、彼女達が優勝したロジックが欲しかった。
実話だからって言われたら、しょうがないけど。
それこそ、劇中で言われる「生まれつき出来る人と出来ない人」って事なのか。
なんだかなあ。
なんとなく許せないのが、
広瀬すずが人のいないスタジアムに勝手に入っていく事。
お前、なに勝手にはいってっとるんじゃ!って…先生もいるけど。
そしてアメリカに対しての「国立運動場で十分」って言葉は失礼だろ!
とかとかね。
まあ、ひっくいハードルで観れば楽しめる映画です。
そして、ほんとチアダンス部の女優さんたちの頑張りは評価したいです。
ストリートで山崎紘菜がダンスしていて、
そこへ広瀬すずと中条あゆみが行って踊るシーンでの、
中条あゆみの足の長さは凄いって。
あとは、チアダンスとチアリーディングは違うんだなって事と、
おでこを出せないヤツは自分をさらけ出せないって事は分かった。
そう言えばだけど、この映画で一番ガッカリしたのは、
あんなけ福井、福井ってバカにして、
クライマックスでフクイ、フクイって上げたのに、
エンドロールにて「ロケ地新潟」って…新潟かよ!!
見えました…風景が…新潟の。