池袋。「ロンファーチャイニーズパーラー (Lung-Hua Chinese Parlor)龍華飯店」。
西口。ルミネの9階。
「ADASTRIA eat Creations」という会社が初めて出した飲食店。今年の4月の開店。「ADASTRIA eat Creations」は「アダストリアグループ」初のフードビジネスの会社。
「女性同士で気軽に行けたり、家族でも少しだけオシャレに中華を食べたい、そんなニーズに応えられる中華料理が少ないと感じ」「「CHINESE PARLOR」をコンセプトにした、新しいスタイルの中華レストラン」を始めた。
アイスコーヒーと杏仁豆腐。
杏仁豆腐は食べ放題。カップに入ったものが置いてあり、それをいくつでも食べられる。
杏仁豆腐が食べ放題の店は時々あるがカップに入っているとぐちゃぐちゃにならず、これはいい。
この杏仁豆腐、濃厚でおいしかった。
「グリルポークの回鍋肉」。平日は1,382円。休日はこれより200円高い。
春雨の中華風サラダとスープがつく。スープには小エビが入る。サラダもスープもよくあるものより少しおいしかった。
グリルポークと言うからには肉だけ先に網で焼いたのかな。それを鍋に入れてキャベツと一緒にしたとか。
だとしたら、一度鍋で調理して、それを再び鍋に戻すという回鍋肉という料理とは調理方法が違うわけだが、まぁ、それはいい。
よくある回鍋肉より、肉の質がいい。脂身が混ざってなく、厚みがあり食べ応えがある。
キャベツも安い回鍋肉にノルマのように入っている固い部分がない。
味付けもちょうどよく甘辛く、おいしい。
これはレベルの高い回鍋肉。自分の希望している方向性。おいしい。
だが。
食べ終わった後、なぜか、今一つ満足できなかった。
まず、ボリュームがあまり多くないというのが第一の要因なのだろう。
次に、肉とキャベツの質がいいと言っても、それは安い回鍋肉と比べての話で、食材自体で感動的においしいと思えるレベルではなかった。
これだったら、全体でのバランスのよさやパワーやボリュームで、「えぞ松」や「らくらく」「京華閣」「大宝」や「餃子の王将」、「松屋」で一年に一度ぐらい出る回鍋肉の方が素直にうまいと思えた。
おいしいんだけどね。
この方向性だと、まだ先があるという感じで、むしろハードルが高くなってしまっている。
食べログで3.05。それは低い。クオリティは悪くない。むしろ、いい。個人的には3.4。
なお、税別1,280円なら、そこまでならという感じで、これに税が別について1,382円だと割高感がある。休日価格のさらにプラス200円だと、さすがに高く感じる。
フードビジネス新規参入で強気で始めたんだろうなぁ。新店によくある強気な姿勢。頭で考えたものに実際のクオリティが伴っていないんだ。リアルな客の感情というものがわかっていない。
価格:2,900円 |
価格:3,480円 |