後楽園。「さばめしの鯖匠」。
最寄駅は水道橋。地下鉄の後楽園駅から行くと後楽園のジェットコースターを横に見て東京ドームを回り込む。
平日開店時間11時30分のところ3分前に着くと先客9名。そのまま入れるが自分の後ろの3名から後になった。
メニューはさばめしとそのバリエーション。基本のさばめしにする。
「スーパードライ中ビン」。650円。
さばめしの提供が早かったので別になくてもよかったか。
「さばめし」。980円。
一杯めはほぐして食べる。
二杯めは薬味を入れる。
三杯めはわさびを乗せて茶漬けにする。
食べてみると納得の味。
日本人ならさばを食べた事はたいていあると思うが、さばとご飯を別々に食べるのとけっこう違う。
これ、うまい。
さばの食べ方はこれが正しいのかと初めて思った。
想像してほしい。
かつとじとご飯をずっと別々に食べていた人が初めてかつ丼を食べたようなシチュエーション。
カレーとライスをずっと別々に食べていた人が初めてカレーライスを食べたようなシチュエーション。
というか、そもそもひつまぶしなので、うなぎとご飯をずっと別々に食べていた人が初めてうな丼を食べたようなシチュエーション。続いて、薬味を加え、最後に茶漬けにしたようなもの。
魚の煮付をご飯に乗せた丼は間違いなくうまいだろうと思っていたが、焼き魚もそうだった。
牛丼や豚丼などの肉丼が成立するのだから魚の丼も成立するのは自明の理だったか。
そもそもうな丼が存在するのだから他の魚でももちろん成立するか。
焼き魚を提供する店はただちにこれをメニューに出した方がいい。
焼きさば丼。
簡単に間違いなくうまいものができる。
家でも再現できる。
焼き魚はご飯に乗せてほぐして食べるとうまい。薬味を入れてもいい。茶漬けにしてもいい。
うまかった。
この食べ方は絶対試した方がいい。ファミマが商品化するかもしれない。
さばの汎用性は高い。カレーのトッピングにしてもいい。CoCo壱もさばのほぐしたのをトッピングにしてもいい。パンチョでもトッピングにしてもいい。
食べログで3.69。個人的には3.55。いいのか悪いのか、これは再現できる。広まる。ごちそうさまでした。
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