2016年03月04日
単にアスペルガーといっても特性はひとそれぞれで全く同じ人はいない。(その1)
アスペルガー症候群のことを、現在は自閉症スペクトラムという言い方をします。
自閉症スペクトラムというのは、どちらかというとかなり範囲が広いので発達障害
を細分化してみていきたい場合は、ピンと来ない言葉です。
そして、発達障害の人達と自分の生活が四六時中関わっていない人からすれば、
アスペルガーと聞くだけで、細かくは理解していないのに『変人』『自分勝手』などという
面だけが鼻についてしまうのは致し方ない点なのかもしれません。
テレビの特集や雑誌の特集という限られた時間、スペースでこの症状については
伝えきれないので、どうしてもアスペルガーという概略的な面だけの説明になって
しまっていることが多く、アスペルガー=すべてこういう人というレッテルを貼って
しまっていることも少なくありません。
自分のパートナーや家族が発達障害かもしれない!となると
少なからず、私のような人は、本やネットから知識を深めようと
情報を漁ることから始めます。
しかし、どんな本を読んでも特効薬のようなものだったり、即効性がある
ようなものは、なかなかみつかりません。
それもそのはずです。大きな枠での苦手な分野は似通っていることはありますが、
得手不得手が全く同じという人は同じアスペルガーだとしてもあり得ないのです。
アスペルガーの人達も、育った環境、出会った人間、さまざまな経験はバラバラです。
それゆえ、これをすればアスペルガー改善という虎の巻は存在しないわけ。
もし、どうしてもサポートが必要であれば、基本的な特性や知識をベースに、
パートナーや子どもなど対象人物ごとにカスタマイズした対応をする必要が
あるのです。
『めんどくせぇ・・・』
正直、毎日疲弊してうんざりしてしまっている人からすると、
そう思ってしまうでしょう。それは仕方ないことです。
基本的に、自分の理想のパートナーとか理想の子ども像に執着しすぎている
自分という面にも気づかないといけません。
そして、無理にパートナーや子どものために自己犠牲をして
自分を完全燃焼させてしまってはいけないと思うんです。
こちらが燃え尽きてしまうと、のこるのは『やっぱり変わってくれない相手』ですから。
疲弊と憎悪と孤独感だけが自分自身に襲いかかってきます。
ひどいとうつにもなるでしょうし、慢性的なカサンドラ愛情剥奪症候群的な
感情がうずまき、毎日が何のためにあるのか、なぜ自分が存在するのかという
考えてもどうしようもない方向へ自分を持って行ってしまうことだけは避けたいですね。
アスペルガーの人の対応をオリジナルにカスタマイズするというと難しく感じますが、
簡単に言えば、子育てと似てる面があります。
私が生活している中で感じたことは、
『相手に期待はしないし、いちいち怒らない』
これが、シンプルかつ効果的な対応だと考えています。
こちらがいくら怒っても、相手はなぜ怒っているか説明をしても
怒られているという印象しかインプットしませんので、ほぼ怒り損になります。
そして、その怒りはどこから来るかといえば、もちろん非常識な行動や思いやりのない
発言ができないということの積み重ねだったりするわけですが、根本に結局
相手へ分かって欲しい、変わって欲しいという期待する心が私達にあるから
でもあります。
だから、期待しないし、怒らない。子育てでも今やこれがスタンダードになりつつあります。
つづく
【楽天ブックスならいつでも送料無料】アスペルガーの男性が女性について知っておきたいこと [ ...
自閉症スペクトラムというのは、どちらかというとかなり範囲が広いので発達障害
を細分化してみていきたい場合は、ピンと来ない言葉です。
そして、発達障害の人達と自分の生活が四六時中関わっていない人からすれば、
アスペルガーと聞くだけで、細かくは理解していないのに『変人』『自分勝手』などという
面だけが鼻についてしまうのは致し方ない点なのかもしれません。
テレビの特集や雑誌の特集という限られた時間、スペースでこの症状については
伝えきれないので、どうしてもアスペルガーという概略的な面だけの説明になって
しまっていることが多く、アスペルガー=すべてこういう人というレッテルを貼って
しまっていることも少なくありません。
自分のパートナーや家族が発達障害かもしれない!となると
少なからず、私のような人は、本やネットから知識を深めようと
情報を漁ることから始めます。
しかし、どんな本を読んでも特効薬のようなものだったり、即効性がある
ようなものは、なかなかみつかりません。
それもそのはずです。大きな枠での苦手な分野は似通っていることはありますが、
得手不得手が全く同じという人は同じアスペルガーだとしてもあり得ないのです。
アスペルガーの人達も、育った環境、出会った人間、さまざまな経験はバラバラです。
それゆえ、これをすればアスペルガー改善という虎の巻は存在しないわけ。
もし、どうしてもサポートが必要であれば、基本的な特性や知識をベースに、
パートナーや子どもなど対象人物ごとにカスタマイズした対応をする必要が
あるのです。
『めんどくせぇ・・・』
正直、毎日疲弊してうんざりしてしまっている人からすると、
そう思ってしまうでしょう。それは仕方ないことです。
基本的に、自分の理想のパートナーとか理想の子ども像に執着しすぎている
自分という面にも気づかないといけません。
そして、無理にパートナーや子どものために自己犠牲をして
自分を完全燃焼させてしまってはいけないと思うんです。
こちらが燃え尽きてしまうと、のこるのは『やっぱり変わってくれない相手』ですから。
疲弊と憎悪と孤独感だけが自分自身に襲いかかってきます。
ひどいとうつにもなるでしょうし、慢性的なカサンドラ愛情剥奪症候群的な
感情がうずまき、毎日が何のためにあるのか、なぜ自分が存在するのかという
考えてもどうしようもない方向へ自分を持って行ってしまうことだけは避けたいですね。
アスペルガーの人の対応をオリジナルにカスタマイズするというと難しく感じますが、
簡単に言えば、子育てと似てる面があります。
私が生活している中で感じたことは、
『相手に期待はしないし、いちいち怒らない』
これが、シンプルかつ効果的な対応だと考えています。
こちらがいくら怒っても、相手はなぜ怒っているか説明をしても
怒られているという印象しかインプットしませんので、ほぼ怒り損になります。
そして、その怒りはどこから来るかといえば、もちろん非常識な行動や思いやりのない
発言ができないということの積み重ねだったりするわけですが、根本に結局
相手へ分かって欲しい、変わって欲しいという期待する心が私達にあるから
でもあります。
だから、期待しないし、怒らない。子育てでも今やこれがスタンダードになりつつあります。
つづく
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