2016年02月03日
毒親の悲しい連鎖はなぜ起きてしまうのか?失敗を喜んで迎え撃つ勇気が親に必要。
ひとことで毒親と言っても、本当にさまざまです。
誰しも多かれ少なかれ毒親の要素は少しは持っているのです。
ですから、毒親といってもピンキリです。
自分で自覚しているような軽度の人から、
他人の意見は全く寄せ付けません!自分は正義の塊!常識の塊です!みたいな
思い人まで幅広く存在するはずです。
毒親に育てられた子供が親になった場合、悲しいかな、かなり高い確率で
その子供も毒親となる可能性は非常に高いです。
もちろん同じ親に育てられた兄弟、姉妹でも生まれ持ったポテンシャルや
受け止め方、傷つき方などは違いますから、同じ毒親の毒を受けたとしても、
それぞれの心に溜まっていく毒の濃度は変わります。
濃度が低くてもどこかで、毒親が覚醒してしまう場合もありますし、
自分がいけないと気づいて、自分を癒やすことを始める人もいます。
悲しいかな連鎖を止めると言うことは非常に困難なことは確かなのです。
毒親、毒親と言うだけで、存在自体が毒のようですが、
毒親も全てが間違ったことは決して言ってはいないのだと思います。
むしろ、社会経験をたくさんして、失敗もたくさんしてきての経験則から
の常識論が多いため、部分的には合っていることも沢山あるのです。
正しいことを言っているのに、伝えているのに、子供が精神的に病んでしまう。
こんな悲しいことはありません。
これは毒親でなくても親であれば覚えておいた方が良いことです。
なぜ、子供は親が正しいと分かっていることを怒ったり注意したりしても
理解してくれないのでしょう?
答えは2つ。簡単です。
1つは社会経験値が少なくて様々なリスクを想像できないから。
もうひとつは、「怒られた、注意された」ことしか頭に残っていないから。
どんなに素晴らしい理屈を説明して子供を説得したつもりでも、
怒って言われたり、上から目線で注意されたりすると、子供の脳みそは、
「あー怒られちゃった、嫌だ、怖い、むかつく、かなしい」ということで
頭がいっぱいになってしまうのです。
そして、だめ押しで、またおこられた自分は駄目なやつだという
自動思考が根付いていくのです。
自己肯定感が下がった子供は、次怒られたときに、
怒られた瞬間に⇒自動思考発動⇒自分は駄目なやつだ。
という思考回路が完成してしまうのです。
これが完成してしまうと、怒ったり注意するだけで、子供は
自分のことがどんどん嫌いになっていきます。
社会経験値が上がってくると、自分自身の考え方が間違っていない
事に気づいてくるのですが、毎日のように、自分を自分で苦しめて
大人になってきてますので、その毒親から洗脳された自動思考と
現実の狭間で、もの凄い生きづらさを感じたりしてくると言うことが
起きてきます。
最終的には、自分自身で気づくことが改善する第一歩になるわけですが、
長年かけて自分を痛めている分、改善にも時間がかかります。
これを防ぐためには、親が自覚するしかないのです。
子供の細かい失敗や思い通りに行かない行動を、怒りと注意で
跳ね返すのではなく、発想の転換をしてあげる余裕も必要です。
失敗したら⇒まだまだ伸びる要素があると喜んであげる。
思い通りに行かなくても⇒元気で活発で、自分で考えて行動している。
親がいったん良いイメージで我が子を受け止めてあげる。
言うほど簡単ではありませんが、これは親としての修行なのです。
ただ、子どもが発達障害の場合は通常の子どもよりも想像力が働かなかったり、
成長が思うように見られないためより大変な子育てになるという面もあります。
どちらにせよ、親が未熟で気持ちの余裕がないから、子供や旦那に八つ当たりをする。
これでは、どんなにお金があろうがなかろうが、幸せな家庭になんかなれません。
子供を正しいことや常識を教える前に、子供への向き合い方が悪い自分の
未熟さを成熟させようと努力すべきなのです。
今からでも遅くありません。子供を立派にしようと思う前に、
自分が未熟でない立派な大人になれるよう人間との向き合い方を考えましょう。
始めよう。瞑想:15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)
誰しも多かれ少なかれ毒親の要素は少しは持っているのです。
ですから、毒親といってもピンキリです。
自分で自覚しているような軽度の人から、
他人の意見は全く寄せ付けません!自分は正義の塊!常識の塊です!みたいな
思い人まで幅広く存在するはずです。
毒親に育てられた子供が親になった場合、悲しいかな、かなり高い確率で
その子供も毒親となる可能性は非常に高いです。
もちろん同じ親に育てられた兄弟、姉妹でも生まれ持ったポテンシャルや
受け止め方、傷つき方などは違いますから、同じ毒親の毒を受けたとしても、
それぞれの心に溜まっていく毒の濃度は変わります。
濃度が低くてもどこかで、毒親が覚醒してしまう場合もありますし、
自分がいけないと気づいて、自分を癒やすことを始める人もいます。
悲しいかな連鎖を止めると言うことは非常に困難なことは確かなのです。
毒親、毒親と言うだけで、存在自体が毒のようですが、
毒親も全てが間違ったことは決して言ってはいないのだと思います。
むしろ、社会経験をたくさんして、失敗もたくさんしてきての経験則から
の常識論が多いため、部分的には合っていることも沢山あるのです。
正しいことを言っているのに、伝えているのに、子供が精神的に病んでしまう。
こんな悲しいことはありません。
これは毒親でなくても親であれば覚えておいた方が良いことです。
なぜ、子供は親が正しいと分かっていることを怒ったり注意したりしても
理解してくれないのでしょう?
答えは2つ。簡単です。
1つは社会経験値が少なくて様々なリスクを想像できないから。
もうひとつは、「怒られた、注意された」ことしか頭に残っていないから。
どんなに素晴らしい理屈を説明して子供を説得したつもりでも、
怒って言われたり、上から目線で注意されたりすると、子供の脳みそは、
「あー怒られちゃった、嫌だ、怖い、むかつく、かなしい」ということで
頭がいっぱいになってしまうのです。
そして、だめ押しで、またおこられた自分は駄目なやつだという
自動思考が根付いていくのです。
自己肯定感が下がった子供は、次怒られたときに、
怒られた瞬間に⇒自動思考発動⇒自分は駄目なやつだ。
という思考回路が完成してしまうのです。
これが完成してしまうと、怒ったり注意するだけで、子供は
自分のことがどんどん嫌いになっていきます。
社会経験値が上がってくると、自分自身の考え方が間違っていない
事に気づいてくるのですが、毎日のように、自分を自分で苦しめて
大人になってきてますので、その毒親から洗脳された自動思考と
現実の狭間で、もの凄い生きづらさを感じたりしてくると言うことが
起きてきます。
最終的には、自分自身で気づくことが改善する第一歩になるわけですが、
長年かけて自分を痛めている分、改善にも時間がかかります。
これを防ぐためには、親が自覚するしかないのです。
子供の細かい失敗や思い通りに行かない行動を、怒りと注意で
跳ね返すのではなく、発想の転換をしてあげる余裕も必要です。
失敗したら⇒まだまだ伸びる要素があると喜んであげる。
思い通りに行かなくても⇒元気で活発で、自分で考えて行動している。
親がいったん良いイメージで我が子を受け止めてあげる。
言うほど簡単ではありませんが、これは親としての修行なのです。
ただ、子どもが発達障害の場合は通常の子どもよりも想像力が働かなかったり、
成長が思うように見られないためより大変な子育てになるという面もあります。
どちらにせよ、親が未熟で気持ちの余裕がないから、子供や旦那に八つ当たりをする。
これでは、どんなにお金があろうがなかろうが、幸せな家庭になんかなれません。
子供を正しいことや常識を教える前に、子供への向き合い方が悪い自分の
未熟さを成熟させようと努力すべきなのです。
今からでも遅くありません。子供を立派にしようと思う前に、
自分が未熟でない立派な大人になれるよう人間との向き合い方を考えましょう。
始めよう。瞑想:15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)
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