2015年12月19日
アスペルガー症候群の思考は個人差大!サポートしている人を悩ませる理想と現実の問題。(その1)
アスペルガー症候群や自閉症スペクトラムという言葉は、当事者本人や、
支えている家族や周りの人達は、敏感な単語になるわけですが、世間から
見れば、まだまだ誤った悪い情報ばかりが認知されていることが多いです。
特徴としてわかりにくいのは、やはり一見すると普通の人間にしかみえないという
ことが一番の問題です。誰が見ても先入観で言えば、一般的な大人の人、もしくは
一般的な子どもという認識をされてしまいます。
見た目が普通だから、考え方も普通だろうと。
対照的に、身体障害を持っている人は、ほぼ一目瞭然で障害があるという
ことが分かることが多いです。
このファーストインプレッションが、どうしても認知を歪んだ形にしている
ことはいうまでもありません。
とはいえ、身体障害者のすべての人達が、世間から温かい目で受け止められて
理解されているかと言えば、必ずしもそういうわけではありません。
目の見えない人を邪魔だと蹴飛ばす人や、差別用語を使って、身体的な部分を
差別して蔑んで見たり理不尽な行動や発言をする人はいなくなると言うことはないです。
身体障害、精神障害ともに障害という言葉はあれど、認知が低い症状、
世間的にマイノリティな障害は、受け止める人達がどの程度の知識があるかで
認識は大きく変わってくるのです。
アスペルガー症候群や、自閉症スペクトラムは、脳の一部がうまく成長しないことで、
年齢相応な判断や発言、TPOによって場の空気を読んだ行動などが上手く行えない
という精神障害の部類に入ります。
他人の脳の中まで覗いてから付き合うことができれば、もっと理解も深まるはず?!
たいていは、発達障害や自閉症スペクトラムなどという言葉さえ知らず、一般的な大人の
男性、一般的な大人の女性だと思って、つきあいを始めたり、結婚したりというスタートなのです。
スタートが、自分と同じ一般的な障害がない人間だと思っているため、この思いを払拭する
ということはなかなか簡単にできないことが、サポートしている人達の苦しみとして残ります。
理屈では、自分の夫が、妻がアスペルガー症候群かもしれない!と分かったとしても、
結果的に受け止める人間は自分自身ですから、劇的に生活が改善すると言うことはありません。
ただ、自分の受け止め方が今まで以上に、一般的な夫や妻を追い求めないで、現実を受け止め、
気持ちの切り替えが上手く出来たら、今までよりは気持ちは軽くなることでしょう。
私の場合は、今でもまだまだ理解できているとは言いがたいです。
目の前の現実と、自分自身の理想の家庭ということが脳裏で闘い合っていて、
結果的に自分の理想の家庭への気持ちが勝った場合は、不平不満、愚痴、泣き言
が漏れてしまうという感じです。
相手は、向上心や成長など期待ができないので、自分だけで苦悩して、ものすごい
孤独感にさいなまれることの方が多いですが、たくさん同じような人がいることがわかった
だけでも、気持ち的には安らぐかもしれませんね。
つづく
始めよう。瞑想:15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)
支えている家族や周りの人達は、敏感な単語になるわけですが、世間から
見れば、まだまだ誤った悪い情報ばかりが認知されていることが多いです。
特徴としてわかりにくいのは、やはり一見すると普通の人間にしかみえないという
ことが一番の問題です。誰が見ても先入観で言えば、一般的な大人の人、もしくは
一般的な子どもという認識をされてしまいます。
見た目が普通だから、考え方も普通だろうと。
対照的に、身体障害を持っている人は、ほぼ一目瞭然で障害があるという
ことが分かることが多いです。
このファーストインプレッションが、どうしても認知を歪んだ形にしている
ことはいうまでもありません。
とはいえ、身体障害者のすべての人達が、世間から温かい目で受け止められて
理解されているかと言えば、必ずしもそういうわけではありません。
目の見えない人を邪魔だと蹴飛ばす人や、差別用語を使って、身体的な部分を
差別して蔑んで見たり理不尽な行動や発言をする人はいなくなると言うことはないです。
身体障害、精神障害ともに障害という言葉はあれど、認知が低い症状、
世間的にマイノリティな障害は、受け止める人達がどの程度の知識があるかで
認識は大きく変わってくるのです。
アスペルガー症候群や、自閉症スペクトラムは、脳の一部がうまく成長しないことで、
年齢相応な判断や発言、TPOによって場の空気を読んだ行動などが上手く行えない
という精神障害の部類に入ります。
他人の脳の中まで覗いてから付き合うことができれば、もっと理解も深まるはず?!
たいていは、発達障害や自閉症スペクトラムなどという言葉さえ知らず、一般的な大人の
男性、一般的な大人の女性だと思って、つきあいを始めたり、結婚したりというスタートなのです。
スタートが、自分と同じ一般的な障害がない人間だと思っているため、この思いを払拭する
ということはなかなか簡単にできないことが、サポートしている人達の苦しみとして残ります。
理屈では、自分の夫が、妻がアスペルガー症候群かもしれない!と分かったとしても、
結果的に受け止める人間は自分自身ですから、劇的に生活が改善すると言うことはありません。
ただ、自分の受け止め方が今まで以上に、一般的な夫や妻を追い求めないで、現実を受け止め、
気持ちの切り替えが上手く出来たら、今までよりは気持ちは軽くなることでしょう。
私の場合は、今でもまだまだ理解できているとは言いがたいです。
目の前の現実と、自分自身の理想の家庭ということが脳裏で闘い合っていて、
結果的に自分の理想の家庭への気持ちが勝った場合は、不平不満、愚痴、泣き言
が漏れてしまうという感じです。
相手は、向上心や成長など期待ができないので、自分だけで苦悩して、ものすごい
孤独感にさいなまれることの方が多いですが、たくさん同じような人がいることがわかった
だけでも、気持ち的には安らぐかもしれませんね。
つづく
始めよう。瞑想:15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)
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貴重な男性のご意見ありがとうございます!
世の中には私と同じような環境の人も少なからずいることがわかって、
胸をなで下ろす気持ちで一杯です。
ご自身で受け止めることができたとしても、身近な親族が一番厄介だったりしますね。
なぜなら、いくら説明しても分かる気持ちを持ち得ていない彼らは、自分の
正しいと思える価値感でしか、判断することはできないんですね。
でも、お気持ちはお察し致します。同じような思いはいくらでもしましたので^^
常識をわきまえろ!と叫びたくなる気持ちも分かります。
パートナーでさえ、障害だからできないということが忘れてしまうぐらいです
から、それ以外の人はよほどこの分野に理解がないとなかなか受け止め
られるということも難しいのかもしれません。
どんなに怒っても、非常識だ!と叫んでも改善することがないから障害という
事実が後から脳裏によぎりますよね。
叫んでしまうのはやはり私たちの心に理想という妄想と、
心に余裕がない状態というときに発生しやすいので、少し
距離を取るというのも良いかもしれません。
先ずは本当にたくさん励まされるような思いで過去分から読ませて頂きました。
実は結婚して10年以上になり子供もいる妻が軽度の自閉症スペクトラムとほぼ断定出来まして、正直なところ自分の考えを冷静にまとめたり記録に残しておこうとブログを始めようかと思いましたら貴殿のブログに出会うことが出来ました。
今日の内容の「身体障害でなく認知が低い」ということがやはり夫である自分や同居の母、実家の親の最大の悩みになっていますし今後の課題でもあると思われます。
正直なところ障害と割り切ったことをふと忘れてしまって怒りながら「常識をわきまえろ!」と叱責してしまっています。
まだ過去分も途中ですのでしっかり読ませて頂きながら自分自身をまずは見つめていきたく思います。
今後ともよろしくお願いします。