2015年12月12日
時代によって常識は変化する!多様化した価値感と受け止める器の広さ。(その2)
⇒時代によって常識は変化する!多様化した価値感と受け止める器の広さ。(その1)からの続きです。
■「坊主丸儲け」と感じていながら、疑問をぶつけられなかった先人達。
最近は、こういった価値感も変化しつつあります。
人口減少や過疎化などの問題で、各市町村にある、神社は氏子がいなくなり朽ち果て、
別の神社へ合祀されたり、地方のお寺の多くは、お坊さんがいないなんてことも普通です。
お葬式の時だけ、ちゃっかりお坊さんは顔を出しますが、それ以外は地域との関わりはなし。
そのわりに、お布施だ、戒名料だとヤクザまがいの「お気持ち」という不明瞭会計をする。
「お布施は仏様に捧げる物なので金額はいくらとは言えません。」
もちろん本来の意味からすると理にかなった答えなのかもしれないですが、
今の時代じゃ通用しなくなってきましたね。
酷い言い方をすれば、詐欺師の常套句のようにもなってます。
こんなことを言いながら、海外製のスポーツカーで、葬儀に駆けつける坊主の気は
もっと気が知れません^^(これは私が実際何度も体験したできごとです)
昔は、見栄を張ってでも恥をかかないために、周りの人がいくら包んでいるのかを確認して
体裁を保つなんてことが日常茶飯事だったと思います。檀家でしょうしね。
私たちは、分からないことは不安がつきまといます。そして正しいことをしようと、
右へならうので、物事の本質を考えると言うことを放棄してしまった時代なのかもしれません。
今は、お葬式や、お墓の概念や価値感はかなり変わりつつあります。
昔のように誰も坊さんに疑問を持たない「坊主丸儲け」の時代は終わりつつあります。
■暗黙の了解という常識から、明朗会計が常識の時代へ!
[お坊さん便] 法事法要手配+戒名授与チケット (移動なし)
何年か前に、スーパー大手のイオンが葬儀などのサービスをわかりやすい料金体系で参入しました。
そして、最近ではあのネット通販大手のAmazonが、坊さんレンタル(お坊さん便)を開始したというのは、
衝撃的なニュースでした。(上記画像リンクを参照してください。)
最低35000円で読経してくれるというからわかりやすい。一般的には数十万を布施として包むことが
常識的になっているようです(地域によって異なります)が、これであれば後腐れなしですね。
お葬式自体もやらないで、直葬といって、直接火葬する人もでてきました。
これは、価値観の変化もありますが、経済的な面を考えてという人が増えていることも事実です。
お墓に関しても、いままでのようにお寺の檀家になって、永代使用料など支払い墓地を借りる
というスタイルは先細りになってきています。100万円〜200万円程度だして立派な墓石をたてる
ことが昔はステータスだったのでしょうが、疑問を感じる人が増えてきたことも事実ですね。
墓石にその金額の価値を見いだせる人もいれば、そうでない人もいる。
これは、どっちが正しくてどっちが間違っているとははっきりときめられないことです。
これだけ多様化してきた価値感の中でも、従来の常識ではない方法を選択すると言うことは、
さまざまな障壁があったりします。どんなにこちらが価値感の正当性を誇示しても、周りの親族や
知人は、同じ価値観であるとは限らないからです。
アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)は障害ではありますが、これもひとつの価値感と
すれば、こういった日本文化のように、実際の社会へ認知されて浸透していくまでには相当の
時間がかかると思われます。
あと何十年かかるのかは分かりませんが、徐々にこういった発達障害が社会的に認知度が
高いものとなり、新しい受け止め方や価値感が生まれていくかもしれません。
私たちはどうしても、「今の常識、自分の常識が世の中のすべて」という発想に凝り固まってしまいがち
です。多様化した世の中と、一風変わったパートナーと共存していくためには、さまざまな
選択肢を持つことが重要ですね。自分自身のために柔軟な頭の切り替え方をマスターすることが、
最終的には家族のため社会のためになって、幸せな自分へと帰ってくるのではないかと思います。
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