2015年11月03日
アスペ嫁には、片付け方の本よりもハンガーとクローゼットが必要。
ADHD。いわゆる注意欠陥多動性障害と呼ばれている障害。
一昔前に比べると「片付けられない女」というテレビや雑誌の
特集などから世間的な認知は多くなった発達障害だと思います。
同じようなものでADDというのもあります。
ADHDのHがないだけです。Hは多動性(hyperactivity)。
男性に比べて女性は多動性を伴わないことも多く、
ADDと診断されることも多いそうです。
アスペ嫁も細かく言うとADDになるのかと思いますが、
多動性が全くないと言うより、目立たないといった方が
良いかもしれません。よく観察していると目立たないけど多動性
的な行動はしていることは結構あります。
まあ、生活に支障が無ければぶっちゃけADHDでもADDでも
実際どちらでも構わないのですが…片付けすることが苦手である
と言うことは一緒でしょうね。
以前にも話したように、アスペ嫁に炊事、洗濯、家事、掃除など
一般的な主婦のようにやってもらうこと自体に無理があることなのでしょう。
私の中で、「家事は女性がやるもの!」「自分の母親は全部1人でやっていた」
という事実が先入観で頭にこびりついているため、どうしても、
いつかは自分の母親のような1人で家のことをやってくれるようなことを
アスペ嫁に望んでいるというのがあるのですよね。
でも、やっぱりそれは健常者であればこそ出来る話であるのだろうと思います。
そんな奥様になってもらいたいと、私自身が主婦の仕事を勉強して1から10まで、
洗濯の仕方、干し方、取り込み方、たたみ方、しまいかたまで何度も見本を
見せて躍起になって教えたことでしょう。
花嫁修業をなんで旦那が教えなくちゃいかんのだ?というもどかしさはありましたが、
こちらが誠心誠意、懸命に伝えれば最終的には当然分かってくれるときが来ると疑わず、
そういうことをしていたときがあります。
ADHDの本も何十冊も買いあさり、読みあさり
アスペ嫁にも読んで理解して欲しいと
読ませたりもいやというほどしました。
その結果得られたものは……。私のちょっとした知識と疲労感のみ。
本は読んでも自分が読みたいものではないので、アスペ嫁の頭に入らず、
人が見せてくれた見本は、その瞬間は分かるけど自分一人になると
忘れてしまうと言う問題があり、私の疲労感だけが残りました。
洗濯という話で言えば、しまって収納するところまでが
一般的な主婦の仕事になると思いますが、やはり一般的を
期待するというのが間違っているのでしょう。
「耳に障害があり聞こえない人に、頑張って耳を澄ましてご覧なさい」
とむちゃくちゃなことをいっているようなことなのだろうなぁと。
アスペ嫁は洗濯物をしまうというのが苦手なだけでなく、
その習慣もないのです。そう言う人にいくらこちらの理想を
押しつけても、3日続けば良くて、メッキはすぐに落ちます。
唯一アスペ嫁が出来るのは、洋服をハンガーにセットしてクローゼットへ
かけること。片付けられないもので多くなりがちなのが洗濯物や着るものなので、
わが家の場合は、もう「しまう」ということにこだわらず、「ハンガーでかける」という
ことが出来ていれば良しということにしたのです。
これはアスペ嫁にとって、すばらしい発達障害の本を読まされるより、
私の見本を見せられるより、やりやすかったようです。
しまい方を長時間レクチャーするより、ハンガーを掛けられる場所を増やすことで、
洗濯物がイスなどに散乱することが減りました。しかも、視覚に入ってきやすいので、
どこに何があるかもわかりやすいようです。
こういう感覚というのは、ADHDなど発達障害の度合いによってかなり異なると思います。
どうしても、自分の知っている正しいやり方を押しつけたくなるのですが、障害がある人
と生活をするわけですから、「今現在相手が出来ていること」を主軸にサポートする方法
という見方も必要なのだろうと実感させられました。
しかし、生活内の全ての細かいことをわからせようと躍起になる必要はないのだと
思います。理想や願望はおいておいて、客観的に「何なら出来て」「何が出来にくいのか」
というポイントをみると、何かしら改善の策がみえてくるのかもしれません。
出来ないものを頑張ってレクチャーしても期待通りに出来るようにはなりません。
そして、一般的な人間より障害があるが故に、「出来ないことが多い」ということも
認知していく必要があるのだと思います。
「わかっているのにできない」脳〈1〉エイメン博士が教えてくれるADDの脳の仕組み
一昔前に比べると「片付けられない女」というテレビや雑誌の
特集などから世間的な認知は多くなった発達障害だと思います。
同じようなものでADDというのもあります。
ADHDのHがないだけです。Hは多動性(hyperactivity)。
男性に比べて女性は多動性を伴わないことも多く、
ADDと診断されることも多いそうです。
アスペ嫁も細かく言うとADDになるのかと思いますが、
多動性が全くないと言うより、目立たないといった方が
良いかもしれません。よく観察していると目立たないけど多動性
的な行動はしていることは結構あります。
まあ、生活に支障が無ければぶっちゃけADHDでもADDでも
実際どちらでも構わないのですが…片付けすることが苦手である
と言うことは一緒でしょうね。
以前にも話したように、アスペ嫁に炊事、洗濯、家事、掃除など
一般的な主婦のようにやってもらうこと自体に無理があることなのでしょう。
私の中で、「家事は女性がやるもの!」「自分の母親は全部1人でやっていた」
という事実が先入観で頭にこびりついているため、どうしても、
いつかは自分の母親のような1人で家のことをやってくれるようなことを
アスペ嫁に望んでいるというのがあるのですよね。
でも、やっぱりそれは健常者であればこそ出来る話であるのだろうと思います。
そんな奥様になってもらいたいと、私自身が主婦の仕事を勉強して1から10まで、
洗濯の仕方、干し方、取り込み方、たたみ方、しまいかたまで何度も見本を
見せて躍起になって教えたことでしょう。
花嫁修業をなんで旦那が教えなくちゃいかんのだ?というもどかしさはありましたが、
こちらが誠心誠意、懸命に伝えれば最終的には当然分かってくれるときが来ると疑わず、
そういうことをしていたときがあります。
ADHDの本も何十冊も買いあさり、読みあさり
アスペ嫁にも読んで理解して欲しいと
読ませたりもいやというほどしました。
その結果得られたものは……。私のちょっとした知識と疲労感のみ。
本は読んでも自分が読みたいものではないので、アスペ嫁の頭に入らず、
人が見せてくれた見本は、その瞬間は分かるけど自分一人になると
忘れてしまうと言う問題があり、私の疲労感だけが残りました。
洗濯という話で言えば、しまって収納するところまでが
一般的な主婦の仕事になると思いますが、やはり一般的を
期待するというのが間違っているのでしょう。
「耳に障害があり聞こえない人に、頑張って耳を澄ましてご覧なさい」
とむちゃくちゃなことをいっているようなことなのだろうなぁと。
アスペ嫁は洗濯物をしまうというのが苦手なだけでなく、
その習慣もないのです。そう言う人にいくらこちらの理想を
押しつけても、3日続けば良くて、メッキはすぐに落ちます。
唯一アスペ嫁が出来るのは、洋服をハンガーにセットしてクローゼットへ
かけること。片付けられないもので多くなりがちなのが洗濯物や着るものなので、
わが家の場合は、もう「しまう」ということにこだわらず、「ハンガーでかける」という
ことが出来ていれば良しということにしたのです。
これはアスペ嫁にとって、すばらしい発達障害の本を読まされるより、
私の見本を見せられるより、やりやすかったようです。
しまい方を長時間レクチャーするより、ハンガーを掛けられる場所を増やすことで、
洗濯物がイスなどに散乱することが減りました。しかも、視覚に入ってきやすいので、
どこに何があるかもわかりやすいようです。
こういう感覚というのは、ADHDなど発達障害の度合いによってかなり異なると思います。
どうしても、自分の知っている正しいやり方を押しつけたくなるのですが、障害がある人
と生活をするわけですから、「今現在相手が出来ていること」を主軸にサポートする方法
という見方も必要なのだろうと実感させられました。
しかし、生活内の全ての細かいことをわからせようと躍起になる必要はないのだと
思います。理想や願望はおいておいて、客観的に「何なら出来て」「何が出来にくいのか」
というポイントをみると、何かしら改善の策がみえてくるのかもしれません。
出来ないものを頑張ってレクチャーしても期待通りに出来るようにはなりません。
そして、一般的な人間より障害があるが故に、「出来ないことが多い」ということも
認知していく必要があるのだと思います。
「わかっているのにできない」脳〈1〉エイメン博士が教えてくれるADDの脳の仕組み
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