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2015年10月28日

「自閉症スペクトラム」の息子は、注意力が欠けていること以上に、好奇心が旺盛。

自閉症スペクトラムという診断を家の子供は受けていません。
いわゆる未診断ってやつです。

もしかしたら、私の思い込みでADHD、アスペ扱いしているのかも
しれません。

個人的には、障害の名称なんて何でも良いと思っています。
あくまで、どういう症状か分かるという切欠に過ぎませんから。

障害を知るということは大切なのですが、最終的に必要なのは、
どのように自分の子どもに対してオリジナルな対応が出来るか。
ということにつきると思います。

この塩梅は、子どもの生活に支障を来している程度によっても、
親の精神的な安定度合いによっても、異なるので、簡単では無いです。

自閉症スペクトラムの本を読みました⇒子どもに実践してみます!
⇒快適な生活が送れるようになりました!


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なんていう、絵に描いたような療育が出来ている人の方が少ないのでは
ないでしょうか。

うちのこの場合は、アスペ色とADHD色が混ざっている自閉症スペクトラム
といって感じがします。どちらかというと目立つのはADHD的な要素ですね。

ADHD(attention deficit hyperactivity disorder)注意欠陥・多動性障害
どうしても、注意力が足りない、落ち着いていられないというところが
強くクローズアップされてしまいますが、もう少し掘り下げてみると
違う面もみえてきます。

障害とわかったからと言っても、
「あなたは、注意力が足りないのだから…」
「落ち着きが無いのだから…」


と、必要以上に注意を促すことは逆効果になる場合があります。
もちろん私たち親からすれば、事実なことなのでしょうが、
これらの言葉は、自己肯定感や自尊心を少しずつそぎ落としてしまい、
本人が自覚するという以上に、出来ないというレッテルを貼り付けてしまう
という効果もある
からです。

注意力が足りないというのは、脳の障害のせいではありますが、
他に意識が奪われてしまっているとも取ることが出来ます。

非常に視覚的、聴覚的に敏感な感性を持っていると言うことです。
「注意力がない、注意力がない」といわれれば誰もがあまりうれしいもの
では無い
でしょう。ましてや毎日接する信頼している親に連呼されるのは
本当に忍びないことだと思います。


視覚的、聴覚的に敏感だからこそ、次から次へと違うものに
関心を示してしまう。好奇心旺盛な性格という見方も出来るでしょう。

好奇心旺盛だからこそ、親では理解不能なことをやろうとしたり、
ワクワクした気持ちを表現するために、体が動かしたくなったり、
とにかく注意力が無いといわれればそれまでですが、敏感で好奇心旺盛
な人間なのです。

ですから、大人になってもある人から見れば「少年の様なこころをもった人」
という良い風にとらわれる場合もあります。

私たちはどうしても、一般的な常識や良識を持った人間へと育てようとか、
そうなって欲しいという欲求を持っています。

ACの回復でもお話ししたように、理想という名の高い妄想を描きながら
療育をすると、親子共々苦しい思いをすることになるでしょう。

届かないゴールに向けていくら努力をしても「届かない」ということは
かわりがありません。

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「(理想という名の妄想に)届かない」ことが悪いものという認識を払拭して、
まずは、自分の子どもの特性をよく認知することが大切です。

はっきり言って、診断名称が同じであっても、細かいニュアンスは
子どもの数だけ存在するわけで、全てマニュアル通りというわけに
なりようがないのです。

私は、注意力が足りないから、そこは親が補ってあげるべきだと
思っていた時期がありますが、家の子供に関して言えば、それは
間違いでした。

いわゆる過干渉気味になってしまい、子どもの自分で自分のことをする!
という機会をたくさん奪ってしまう結果になるからです。

障害があろうが無かろうが、親が子どもにしてあげられるのは
自立力と生活力を学ばせてあげることでは無いかと思ってます。

注意力が無いとレッテルを貼って何でもしてあげるのが
愛情だと勘違いしていた時期は、手を出してばかりでしたが、
いろんなことに敏感で好奇心旺盛な子どもなんだという認知が
自分の中に生まれてからは、成功しようが失敗しようが少し
見守るということの大切さを学ばさせられた気がします。

女の子の育て方〜「愛され力」+「自立力」=「幸福力」。0〜15歳児の親が必ずしておくべきこと。〜



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