2015年10月27日
「自閉症スペクトラム」という診断名の善し悪し。療育は周りの評価で無く、自分のために。
発達障害、ADHD、アスペルガー症候群などなど、症状の呼び方は
さまざまあり、線引きが難しいことも確かです。
現在は「自閉症スペクトラム」という定義にまとめられています。
病院に行って診断名を受ける際は「自閉症スペクトラム」と診断されても
定義の中身が広すぎてなかなか伝わりにくかったりするというデメリットもあります。
自分の子どもが「自閉症スペクトラム」やそれに近い場合は、
家族としては非常に大変な思いをするでしょう。(もちろん本人もですが…)
一言で自閉症スペクトラムといってもいろいろありすぎて、
家族が理解する以上に、世間の認知度も低いため、理解が得られにくい。
もし子どもが、学校の一般学級において友達に対して問題行動を起こしたとしても
「うちの子、自閉症スペクトラムなのですみません」
とそんなことを言っても、まず通じない場合が多い。
「そうなんですか、自閉症スペクトラムなんですね」という理解は得られにくい。
しかも定義は広く、お医者さんですら細かく分かっていないという場合も
よくあることから、別のレッテルを貼られてしまうと言うことも多いと思います。
目に見えない病気や障害というのは、症状そのものが生活に支障を来す場合が
ほとんどでしょうが、それにくわえて、認知や理解が得られにくいという点が
本人や家族を苦しめる大きな要因になっているのです。
最近でこそ、「うつ病」という認知度は高まっていて、社会的問題になっていますが、
当然この病気も、その理由が目に見えるわけでは無いので勘違いされたり、理解が得られ
なくなり、最終的に、希死念慮(自分が死にたいと思うこと)を払拭できず、自殺
してしまう人も後を絶ちません。
認知度が上がるといっても、細かく言えば、「うつ病」にだってたくさんの種類があります。
ただ、当事者で無い人たちからすると、そこまで細かく理解しよう何て言う人は研究者でない
限りなかなかいきません。
何が言いたいかと言えば、どんなに認知度が高まろうが、わからない
人や、理解できないという人は世間にいるということです。
ACで被害者意識が強いタイプですと、
「どうして自分の子どものことを世間はわかってくれないの!」
と思ってしまうときがあるかもしれませんが、全ての人に受け入れられよう何て言うことは、
まず不可能な理想だと言うことも、認知しないといけないのだと思います。
そして、「病気」は、完治するという可能性を秘めていますが、
「障害」というものは、病気ではありませんので、治らないのです。
治らないから、何もしなくて良いと言うことではありません。
結果的にどういうサポートでひとりひとりと向き合うのかという
ことがちょっとずつ異なるので、そこを出来る範囲でやるしかありません。
オールオアナッシングの思考だと、余計に「自閉症スペクトラム」の子ども
を育てるのに苦労すると思いますが、親が自分自身を追い詰めながら療育していく
なんてことはやめたいですね。決してどんなに優秀な人でもひとりですべてフォローなど
できないでしょうから。
大人のアスペルガー 自閉症スペクトラム障害 ビジネスシーン別 会話メソッド
さまざまあり、線引きが難しいことも確かです。
現在は「自閉症スペクトラム」という定義にまとめられています。
病院に行って診断名を受ける際は「自閉症スペクトラム」と診断されても
定義の中身が広すぎてなかなか伝わりにくかったりするというデメリットもあります。
自分の子どもが「自閉症スペクトラム」やそれに近い場合は、
家族としては非常に大変な思いをするでしょう。(もちろん本人もですが…)
一言で自閉症スペクトラムといってもいろいろありすぎて、
家族が理解する以上に、世間の認知度も低いため、理解が得られにくい。
もし子どもが、学校の一般学級において友達に対して問題行動を起こしたとしても
「うちの子、自閉症スペクトラムなのですみません」
とそんなことを言っても、まず通じない場合が多い。
「そうなんですか、自閉症スペクトラムなんですね」という理解は得られにくい。
しかも定義は広く、お医者さんですら細かく分かっていないという場合も
よくあることから、別のレッテルを貼られてしまうと言うことも多いと思います。
目に見えない病気や障害というのは、症状そのものが生活に支障を来す場合が
ほとんどでしょうが、それにくわえて、認知や理解が得られにくいという点が
本人や家族を苦しめる大きな要因になっているのです。
最近でこそ、「うつ病」という認知度は高まっていて、社会的問題になっていますが、
当然この病気も、その理由が目に見えるわけでは無いので勘違いされたり、理解が得られ
なくなり、最終的に、希死念慮(自分が死にたいと思うこと)を払拭できず、自殺
してしまう人も後を絶ちません。
認知度が上がるといっても、細かく言えば、「うつ病」にだってたくさんの種類があります。
ただ、当事者で無い人たちからすると、そこまで細かく理解しよう何て言う人は研究者でない
限りなかなかいきません。
何が言いたいかと言えば、どんなに認知度が高まろうが、わからない
人や、理解できないという人は世間にいるということです。
ACで被害者意識が強いタイプですと、
「どうして自分の子どものことを世間はわかってくれないの!」
と思ってしまうときがあるかもしれませんが、全ての人に受け入れられよう何て言うことは、
まず不可能な理想だと言うことも、認知しないといけないのだと思います。
そして、「病気」は、完治するという可能性を秘めていますが、
「障害」というものは、病気ではありませんので、治らないのです。
治らないから、何もしなくて良いと言うことではありません。
結果的にどういうサポートでひとりひとりと向き合うのかという
ことがちょっとずつ異なるので、そこを出来る範囲でやるしかありません。
オールオアナッシングの思考だと、余計に「自閉症スペクトラム」の子ども
を育てるのに苦労すると思いますが、親が自分自身を追い詰めながら療育していく
なんてことはやめたいですね。決してどんなに優秀な人でもひとりですべてフォローなど
できないでしょうから。
大人のアスペルガー 自閉症スペクトラム障害 ビジネスシーン別 会話メソッド
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/4339823
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック