2015年10月01日
アダルトチルドレンと気づいたのに不幸感がぬぐえない理由。幸せの基準が高い?
恋人がいるのに、結婚してパートナーがいるのに、
子どももいるのに、どうしてかこうしてか心の底から幸せを
感じることが出来ない。
そんな風に思う人ってどれぐらいいるのでしょうか。
日本の場合は結構多いような気がします。
その理由としては、アダルトチルドレン体質の人間が多いから。
約8割近くの人がアダルトチルドレンではないかといわれるぐらい、
日本の教育文化に浸透している条件付きの愛。押しつけがましい愛
とでも言いましょうか。
「育ててやったのだから、しっかり親に恩を返しなさい」的な。
親からのこういった強制的で歪んだ条件付きの愛情に
大人になってからも縛られてしまっている人は思った以上に多いです。
そんな呪縛の元、パートナーや子どもが出来ても「愛情」という
言葉は知っているけど、本質が分かっていない人たちが結婚して
子孫を残すと言うことを繰り返していきます。
その結果、自分も親と同じような条件付きの愛情を我が子へ
してしまうという流れはちょっとやそっとでは歯止めがききません。
アダルトチルドレンは、何かしらインナーチャイルドを抱えている
わけですが、なんとなく生きづらいと感じていた人は自分がアダルトチルドレン
と気づくと、もの凄く安堵するのです。
「自分が悪かったわけではないんだ」ということがわかり、
今まで自責の念に駆られていた荷物が背中化から降りたようにも錯覚します。
しかし、しばらく時間が経過するとだんだん日常に心を侵食されて
また以前と同じような生きづらさを感じてたりもしてしまいます。
その理由としては、まずアダルトチルドレンと気づいたことは、
本来、回復のためのスタート地点なのですが、たいていのひとは、
気づいて安堵して、それでゴールになってしまっていることが多いのです。
気づいてから、ゆっくり絡まった紐を解くように自分と向き合う必要が
出てくるのですが、「時間」「心」「お金」に余裕がない場合は、そんなことは
後まわしになり、最終的には自分が上手くいかないのはこんな風にした
親や環境など周りのせいへと責任転嫁してフラストレーションを解消しようとします。
これこそが不幸感から抜け出せない一つの理由ではないでしょうか。
親や環境は、アダルトチルドレンになる要素を意識的にしろ無意識にしろ
植え付けたという事実は間違いありません。だから、根っこは親が未熟だったという
ことです。
ただ、いやだった過去を思い出し嫌悪感を抱いたり、憎悪心に震えたり、
今現在でおきていない過去のことを自分の頭で自動思考も含め思い出し、なんども
なんども自分を嫌な気持ち、不安な気持ち、怒りの気持ちにさせているのは、
自分自身の脳なのです。
種を植えた人が一番悪いのですが、親は自分の親にやられているんです。
ですから、被害者でもあり、加害者でもあるという不思議な立場になります。
植え付けられてからの思考の癖を育てたのは自分自身なんです。
つまり、いま不幸感があるのは自分が不幸だなぁって思うから。
何かと比較しているから。妄想という名の高いハードルの理想を基準としているから。
極端ですが、今、アフリカのど真ん中に一人で置き去りにされたとしたら
今の生活は、もの凄く幸せな物だと感じることが出来るでしょう。
普段から、「幸せの基準が高すぎる」と言うことなのです。
この思考状態で生活をしていると、すぐに不幸の主人公のような感覚をもちやすくなり、
幸せなことですら幸せに感じられないという危機的状況に陥っているわけです。
まずは、自分のインナーチャイルドをゆっくりなんであったのかを、
過去の自分と対話して受け止めることが先です。1つではないかもしれません。
一生掛けて探すつもりで取り組むのが良いと思います。
そこを解決して進まないと、どこかで偏屈な自分が自己防衛のために
自分の考えが正しくて周りが間違っているんだ!という思考しか働かず、
自分の思考の癖を緩めてあげるきっかけができないのです。
100の幸せを一度に得ようとせず、1ずつでも自分が幸せだと思えることを
自分の心と身体で実感して進しかないんですね。
1でも重ねていけば100にも200にもなるわけです。
そのためには、〇〇したら幸せになるというような発想は自粛して、
〇〇したらではなく、まず幸せに欠かせない条件を行動で表すことが
先なのかもしれませんね。具体的には、表情と発言です。
幸せな人は笑顔が素敵です。発言も前向き。
それが本心で思っているかどうかは別の話です。
まずそう言う癖を行動していかないことには幸せは寄ってきません。
ブスッとしたくらい顔で、もうダメだーとかいっているひとが自分の
周りにいたら、申し訳ないですがあまり近づきたくないでしょう。
嘘から出た誠でもいいから、自分の悪い行動や癖などを見直して無理なく
できることを義務感でなく、自分が楽しむためにやる。
これが大切なのかもしれません。
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