アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

アスペ嫁と心も体も一心同体になりたい！

なんて思っていた時期があります。

夫婦なんですから、こんな理想を描くのは当然！とさえ
自分の固定観念にありましたから、根強い物でした。

逆を言えば、私自身は、心も体も一心同体と思えるような
人生を他人と送ってこれなかったと言うことですし、
そこが自分が満たされないポイントでもあると言うことです。

これは、あくまで私の理想ですからね。アスペ嫁の理想は、
同じとは限りません。そこが理解できませんでした。
アスペ嫁も当然そう言う夫婦を思い描いてくれているだろうと、
勝手に自分の世界観を押しつけていたことになりますね。

そんな、アスペ嫁の表現はやはり特殊な物ばかり。

どっかに行ったり、なにかを行動したり、やったり
したとき、2回以上経験があると、
「よく（頻繁に）行った」
「よく（頻繁に）やった」
という表現をします。

「良く昔、〇〇へ行ったわ〜」
何て話をしていたから、アスペ嫁主導で〇〇へ旅行へ行ったのですが、
初めて来たのでは？と思えるぐらいの知識不足でてんやわんやしたこと
がかなりあります。

嫁「あれ、よくわからなくなっちゃった」

私「良く昔きてたのでしょ？」

嫁「あれー、昔と変わっちゃったのかなぁ」

私「パンフ見ると全く昔と変わっていないみたいだけど。」

嫁「あれー、昔、友達が企画したからな〜」

私「それでも、覚えているでしょう普通。何回行ったのさ」

嫁「2回だよ。」

私「2回で、よく行ったとかいうなよ！」

嫁「えー、たくさん行ってるじゃん」

私「・・・。」

旅行とかの場合は、アスペ嫁は地図が苦手と言うことも重なります。

アスペ嫁の感覚では、今までの私の統計で言うと、2回以上行ったり
やったりしたことは、「よく」という言葉をつける傾向にありました。

私の考えている「よく」と大幅な価値観の違いがあったのです。

私は、それなりの回数をこなさないと、そう言う表現はしないので、
非常に生活上ではズレを感じるポイントでもあります。

生活の中で言えば、自分が100回電気を消し忘れしてもおとがめなしですが、
子供や、私がたまーに連続して2回そういうことをすると、

「よく消し忘れるよね。」
「いつも消し忘れるよね。」

という表現をして相手を怒らせます。

もちろん論理的に言えば、間違ったことは行ってはいないのだと思いますが、
日常の会話ではかみ合わなくなってしまうのです。

いまでは、アスペ嫁の「よく」の信頼度はかなり低下しているので、
そう言う表現をしたときは、何回？と聞くように努めています＾＾

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