アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

これは別にねたみとかそう言うのでは無いですよ＾＾

｢うちの子供は凄く良い子｣と思うのが悪いということではありません。

これを人前でどんな時でも言い切ってしまう人は要注意です。

その親御さんが言う｢良い子｣ってどういう子供のことを指すのでしょうか。

私たちが親となって、自分の子供が良い子であると感じるとき、
それは、その人の考え方によって大きな差があります。
｢私の言うことをきちんと聞くから良い子｣
｢私の手がかからないから良い子｣
｢私の思うような成績を残すから良い子｣
｢私の嫌がるような、わがままを言わないから良い子｣
｢私を困らせるようなことが内から良い子｣
などなど、色々あると思いますが、

その良い子の基準って、子供が良いというより、
自分にとって都合が良いと言うことはありませんか？

そして、子供が本当はどんなことを考えているかを考えたことがありますか？

私自身、親から見たら｢凄く良い子｣であったと思います。
・母親が喜ぶようなことを先回りして手伝う。
・ダメ！といわれたら、食い下がることなく、諦める。
・成績は親が満足するような結果を残す。
・兄弟の面倒をよく見る。
・わがままをあまり言わないので、手がかからない。
・肩たたきなど、マッサージをしてあげる。

母親は、私のことを｢手のかからなくて良い子だった｣と良くいいます。

私自身は、無意識で植え付けられた感情でそう言う行動をするわけですが、
基本的には、見捨てられないようにという恐怖と、母親の愛情を独占したい
という欲求から来る行動であったと思います。

仕事や作業は早く、なににおいても効率的な母親でしたが、常に
疲れた顔と、ちょっと思うように言っていないとイライラする表情、
そんな顔ばかり見せられていると、自分が原因なのかもしれないと
子供なりに思ったのだと思います。

どうしたら、お母さんは喜んでくれるか、お母さんが喜んでくれている表情が
見られれば、私の安心感につながったのだと思います。

しかし、私はそう言う意味で、本当の自分の気持ちを隠して、偽りの良い子を
演じて育ってしまったのだと思います。

ですから、母親が見ていないところでは、結構悪いことはしました。
もちろん、母親はそんなこと知りませんが＾＾

人間の心は、バネのようにどこかで力を押し込もうとすると、
どこかでその跳ね返りが必ず来ると思っていた方が良いです。

それが、すぐ来る人も居れば、数十年後に来る人も居るでしょう。

自分の子供が社会的に良い子であることを願うのは親の常でしょうが、
子供にとって必要なのは、良い子という評価ではなく、
自分に都合が悪いことをするような子供であったとしても、
自分の子供を信じてあげる気持ちであったり、良いことをしようが、悪いことをしようが、

私はあなたの味方ですよ、存在しているだけでありがたいんだよ！

という、気持ちが子供の心を育てるのだと思います。

言うは易し行うは難しですが、毒親は全くこういうことを考えていません。

アダルトチルドレンなら誰しもが毒親要素を持っていますが、
自分の子供をどうこう評価する前に、自分の心と向き合い、
自分を癒やしてあげることが最優先で必要になります。

なぜなら、毒親も結果的には、親から劣等感を植え込まれた被害者だからです。