2015年04月30日
割合って?
割合ってなんなのよ? 嫌い?
割合って、割合むずかしいようだ。大人になった今でこそ当然の様に使っていますが、子どもに教えてみて、教えることは難しいことだったんだな、と実感しました。
子どもに、割って合わせるんだよ、といってみた。子どもはキョトンとした顔になる。
パーセントって、100で割って、いくつかってことだよ。日本語でいうと100分率っていうだろ。100で割っていくつかという意味だよ。 (ふーん)
1000円の10%は ? (子ども: う〜ん、わからない)
100円の10%は ? (子ども: 10円 )
200円の20%は ? (子ども: 20円 )
300円の30%は ? (子ども: 30円 )
じゃ、1000円の10%は? (子ども: 100円 )
そうだよ! できるじゃない? わかったね!
じゃ、5000円の10%は ? ( ?????)
結局、わかっちゃいなかった。なんとなく、規則性から予測して、数字をいっただけで、パーセントの意味は伝わっていなかった。そんな状態で、食塩水の濃度(%)は (食塩)/(水溶液) × 100 と学校では教えられる。子どもはパーセントがわからない状態で、けなげにも式を覚えてしようとする。真面目な子は覚えて、一時的に答えは出せる様にはなります。しかし、パーセントの意味がわからない状態で、式だけ丸暗記しても、定期テストが終わってしまえば、忘れてしまします。
塾講師として、”これはいかん”。”子どもの未来を考えてなんとかしなければいかん”。”なんとか意味を教えないと”、と思い、いろいろと試しました。パーセントとは全体を100にして、注目しているものがいくつになるかを表しているんだよ。とか学年に女子は50人います、といっても女子の方が多いのか少ないのか、わからない。そこで学年で200人いれば、全体を100として女子は25%で少ないんだよ、といった方がわかりやすい場合があるよ、とか。実際に子どもを教えていて、なんとかわかろう、としている子はなんとかわかってくれる様です。しかし、もともとわかろうとしなかったからわからなくなった子はこんなことではなんともなりません。 結局、子どもによっては、テストの点が取れないよ!、どこの高校に行くの!と不本意ながら、半分脅かしながら、できるできるとおだてながら、教えることになります。
私としては、まずはパーセントの意味そのものを説明し、子ども顔をみながら、そのまま深く続けてみたり、小手先のテクニックを説明して、問題をやらせてみたり、・・・。 結局は、子どもそれぞれの道があるので、それぞれの子に合せて、元気に成長してくれれば、と思います。
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