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2015年08月16日

ポイントをつかめない、応用問題が解けない、手がつかない


ポイントをつかめない、応用問題が解けない、手がつかない


 子どもの勉強を見ていて”おや”って思うことに一つに応用問題が解けないことがあります。できる問題はいきなり式を書き始めて解いたか、と思いきや、ちょっと変わると、全く手が動かない。なにも書いていない。でも聞いてみると、考えている、とのこと。考えているのなら、キーワードを書き出したり、問題文から絵や図くらい書いてもよさそうにみえるが、全くなにも書いていない。結局、考えている様ですが、どこから手をつけていいかわからない、とのこと。
 結局、今までやったことがある問題の類題そのものはできるのですが、いままでやったことがある問題のいくつかが合わさった問題になると手がつかない。習ったことのある問題が解ける子の成績は中より上であるが、その様な子と最上位の子との差がそこにあります。その様な子は真面目に勉強していて、知識は十分にあります。真面目に勉強していますので、計算力もあります。なんとか最上位の仲間に入る様に指導できれば、と思い、いろいろと教え方を考えています。
 今はデータの整理の仕方を中心に教えています。ポイントを掴む方法です。
  @ キーワード、数値、に印をつけ、絵、図など書いて、概要・ポイントをつかみます。
  A それに合せて、必要であれば表を作成します。
  B 仮定はなにか・仮定からわかるもの・求めるものなにか・なにがわかれば求まるかの明確化

 特に、3つの数量があり、その3つにある関係があるものがよく出題されます。
 基本問題では、2つの数量がわかっていて、他の一つを求める問題。
 標準問題では、2つの数量がわかっていて、他の一つの数量からまた別の数量を導く問題。
 応用問題では、標準問題のステップ数が増えたり、数量の言い換えがあったりして、ちょっとした発想により導く問題。


 子どもをみていると、基本問題だけは解けるのですが、標準問題、応用問題となると解けなくなります。その原因の一つとしては、子どもはまず基本問題を解くために、数量の意味を理解する前に計算式を先に覚えます。それでわかった気になってしまっています。問題の意味を考えて解いているのではなくて、解法にのっている式に代入しているだけです。ちょっと問題文の表現が変わると適当に数字を計算式に当てはめて意味不明な答えを出してきます。計算式に当てはめる前に、例えば足したり引いたりしなければならない数があることがわかりません。入試直前はある程度仕方ないとしても、できるだけ意味を理解して問題を解いてもらいたい、と思う今日この頃です。



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