2015年07月23日
中学生の個性別超勉強法
中学生の個性別超勉強法 (中山 治 著)
中学生を教えていて、なかなか成績に繋がらない子もいる。子どもを教えていて感じていることは、塾を上手く活用している子もいれば、この子はこの塾には通わない方がいいと思う子などいろいろいるということです。、ざっくり3人に1人はよく勉強して塾を上手く活用している、3人に1人はそこそこ活用していますが、3人に1人は別の塾に行った方がいいと感じています。子供によっては教えていて後ろめたさを感じながら教えています。その様な子のほとんどはできない原因はわかります。勉強しようとしない、とか勉強してもわからろうとしない、とか考えることそのものをしようとしない、とか、・・・・わからないからますます勉強しなくなっていく。そこで親としては勉強しなさい、と怒ってみたり、行く高校なくなるよ、と脅してみたりする。塾に対してはこの子は勉強しないからやらせてください、宿題を出してください、と言ってくる。当の子ども本人はしら〜っとした感じで淡々と問題に取り組んでいる。よくみると、同じ間違いをしても気にすることもなく、ただただ問題に答えている。指摘するとわかった様な反応はしてくれるが、顔つきをみるとどうもわかっていない様にみえるので類似問題をやらせてみる。案の定、同じ様にできない。
犬は短い期間に狼から人間が扱い易い様に変えられて、しかもいろいろなタイプの犬を生み出してきました。人間もいろいろなタイプ、個性が生まれるべくして生まれているはずです。授業の短い授業時間でわかる子とわからない子がいてもおかしくありません。もっともそこそこわかる子に合せて授業は組み立てられているので、わかる子は授業時間を全て有効につかって勉強できますが、わからない子は授業時間のほとんどが無駄な時間になって、ますますわかる子とわからない子の差が大きくなります。しかし、中学での内容では、難しいといっても限度があり、授業だけではわからない子でも、わかる子の2倍の時間をかければできる様になります。但し、実際は積上げ型の教科では今までの取り返しが必要なのでさらに時間が必要です。
じゃ、勉強法として、読んだ本では、正統派勉強法と裏技勉強法を紹介している。例えば数学では、正統派勉強法としては「数学は発想だ。粘り強い思考だ。だから、数学の勉強法は考えて考えて考え抜くこと」。それに対して、裏技勉強法としては「解法のパターンをどんどん暗記してできる問題からスピーディに解いていく」。どちらの方法も良い点、悪い点がある。正統派勉強法については、興味・関心があり、能力もある生徒にとってはもっとも有効であるが、大半の子どもにとっては、絵に書いた餅である。裏技勉強法は短期的にそこそこの点数アップは期待できますが、数学そのものの考える能力は付きません。考える難問はできる様にはなりません。受験で終わりではありません。将来的には役立ちません。
人間の能力はいろいろな面がありますので、単にテストの点数ではわかりません。しかし、現実に受験があるので、テストの点数もある程度こだわらなければなりません。そこから逃れることはできません。発想をかえて逆にそれを利用して、効率的にかつ本質的に、自分自身を高めていくことを考えてみましょう。
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