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2015年07月03日

数学嫌いの中学3年の女の子が愛した本

博士の愛した数式    小川洋子 著 新潮文庫

 中学3年生の数学苦手女の子を教えていて、 ”ルート”が好きになってきた。この本をよんで好きになったよ” 本をもってきたから、先生も読んで、感想を聞かせて、” と言ってきた。その子はアニメが好きで、アニメの話をしてくる。問題を解いている途中でも構わず、話しかけてくる。しかし、その子からアニメの話しを聞いていても、その面白さは私には伝わってこない。アニメ話の特徴として、”かっこいい”とか”すごい”と感嘆詞多発で、言っている本人は感激したということは伝わってくるが、なんで感激したか、全く伝わってきません。その状態で感嘆詞を連発されても私には雑音です。そんな子が気にいった本といってもあまり期待はできない、と思った。
 面倒な本を受け取ってしまった、と思いつつ、読んでみた。しかし予想と反して、意外と面白い。一気に読み切りました。話は、事故によって、記憶障害になった数学の博士 と 家政婦紹介組合から派遣された家政婦の奇妙な場面設定で、心にしみる話です。小説では感情の動きや宿命ぽいものを天気やいろいろな出来事で表現しているが、この小説では、数学を使っても表現している。無機質な冷たい感じに受け取られがちな数学をその魅力そのものを表現するとともに、その美しさを主張している。しかもその数学を使って、人間味溢れる表現をしている。博士と家政婦の関係は”友愛数”なるもので表現し、数学博士の好きな野球選手江夏豊の背番号を完全数なるもので表現している。博士は家政婦の息子にルート(√)という愛称を付ける。そこでルートはどんな数字でも嫌がらず自分の中にかくまってやる、実に寛大な記号といっている。
 中学3年生の女の子を教えていて、ルートの計算は ”おうちに入った子で外に出せる子は出してから” と表現する子がいました。それ以来、この子を出すときは2人集めて、1人として家の外に出ます。と訳のわからない説明をしてみたりします。とても分かり易い説明とは思えませんが、ルートに親しみを持ってもらえる様にと思っています。数学の苦手な子のパターンの一つとして、無味乾燥な表現に近寄ろうとしない、というパターンがあります。その様な子には数学に美しさと気持ちを与えた小説を読むことで、数学に親しみをもち温かみを感じ、数学を勉強する様になるかも知れません。因みに、その娘はまだまだ数学のテストの点はよくありませんが、数学の問題に取り組む気持ちにはなった様にみえました。少なくともその日は、数学の問題を解いている時に、アニメ話も恋話もしませんでした。

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