2015年06月08日
中学2年理科B(人間って? 消化・吸収・呼吸・排出)
中学2年理科B(人間って? 消化・吸収・呼吸・排出)
人間ってよくできています。その機能を学びます。よくまあこんなもんが出来上がったものだ、と感心します。どうしたらこんなうまく進化できたか不思議がいっぱいです。頭がいいといわれる人間がどうやっても人間を作ることはできません。つくることができないものが自然に出来ています。出来ていることだけはわかります。人間って不思議です。不思議な人間を探求しましょう。
(消化)
消化 ・・・ 食物中の成分を分解して、からだの中に吸収しやすい形に変化させる過程。
消化器官 ・・・ 食物を消化し、必要な養分をからだにとり入れるはたらきをする部分。
消化菅 ・・・ 口から始まり、食道、胃、小腸、大腸を経て肛門で終わる1本の長い菅。
消化液 ・・・ 食物を消化するはたらきをもつ液。
消化酵素 ・・・ 消化液にふくまれ、養分を分解し、吸収しやすい形に変える物質。
理科用語を覚えましょう。用語に使われている漢字の語感を意識すると覚えやすいです。
実験: 唾液のはたらきを調べる。
@ 試験管A : デンプン溶液 + だ液
試験管B : デンプン溶液 + 水 を用意する。
A 試験管を40℃の湯に入れる。
消化酵素は体温に近い温度でよく働くため。
B ヨウ素液を入れて、デンプンの有無を調べる。
C ベネジクト液を加えて加熱し、糖の有無を調べる。
現象を調べるための実験例として、理解しましょう。単なる例なので単にそのまま丸暗記しても仕方ありません。なぜそうするかを考えることそのものが大切です。なぜその手順になるかを理解するかが大切です。
(吸収)
小腸のつくり: 小腸の内側のかべには絨毛という突起がたくさんある。
表面積を大きくして養分を吸収しやすくなっている。
消化された養分の吸収:
@ ブドウ糖とアミノ酸: 柔毛の中の毛細血管に入り、肝臓へ
A 脂肪酸とモノグリセリド: 柔毛の中で再び脂肪となってリンパ菅に入り、全身へ
(呼吸)
@ 肺のつくり ・・ 肺は肋骨や横隔膜で囲まれた胸腔という空間の中にある。
A 肺ほう ・・ 気管支の先端にある小さな袋
B ヘモグロビン ・・ 物質で酸素の多いところでは酸素と結びつき、酸素の少ないところでは酸素を離す。
C 呼吸運動 ・・ 肺には筋肉がないため、自らふくらんだり縮んだりすることができない。
横隔膜が上がったり、下がったりして呼吸する。
細胞による呼吸: 細胞の中で養分は酸素をつかって、水と二酸化炭素に分解され、エネルギーが取り出される。
この様な細胞の活動を細胞による呼吸(細胞呼吸)という。
(排出)
排出 ・・ 不要物を体外に出すはたらき。
腎臓のはたらき ・・ 血液中の尿素や余分な水分、塩分をこし取り、尿をつくる。
尿は輸尿管を通ってぼうこうにためられてから体外に排出する。
肝臓のはたらき ・・ 養分を別の物質につくりかえたり、蓄えたりする。
尿は輸尿管を通ってぼうこうにためられてから体外に排出する。
脂肪の消化を助ける胆汁をつくり、胆のうに送る。
タンパク質を分解したときにできる有害なアンモニアを無害な尿素に変える
人間は本当によくできている。食べ物を消化して吸収し、吸収した養分を呼吸によって取り込んだ酸素を使って燃やし、エネルギーを得る。使えないものや燃えかすは体外に排出する。ムダもなく、よくできている。どうやったらこんなものができるのか、不思議です。人間の基本的な器官の役割はわかっても、どうやってこんなものができたか、はわかりません。不思議がいっぱいです。チルチルミチルの青い鳥ではないですが、探していた最も不思議な世界は人間そのものです。
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