2011年02月13日
オー・マイ・ゴータマ・シッダルタ
昨日に引き続き、CD棚の整理をしています。
こういうことは、連休の初日などにやるのが一番で、これが最終日などになると、とたんに意欲がうせて、やれ、あのDVDを観ておきたいとか、あのCDを聴かなくちゃとか、あの文庫本を読まないと、などなど、気ばかりあせって結局たいして進まなかったりします。
わかってはいるのですが…。
1. You Gotta Believe/Joe Anderson(Jordan, Smith)74:Buddah BDA436
2. Mr.Me Mrs.You/The Eboneys(Yung, Barnum)75:Buddah LP
3. I'll Cry/Judy White(Goldberg)68:Buddah BDA79
4. Yes My Goodness Yes/Al Perkins(Womack, Butler, Holiday)77:Buddah BDA575
5. Baby Baby Please/Timothy Wilson(Poindexter, Poindexter, Lewis)67:Buddah BDA19
6. She'll Throw Stones At You/Auther Aexander(Cartee, Soule, Dana)76:Buddah BDA522
7. Bullding A World For Two/Judy White(Simpson)68:Buddah BDA62
8. I Had A Dream/The Futures(Akines, Bellman, Drayton, Turner)75:Buddah LP
9. It's Too Late/Tony Lamar(Williams)67:Buddah BDA10
10. So Much To Give/Curtis Blandon(Blandon, Jones)68:Buddah BDA94
11. String Bean/Jimmy Lewis(Lewis)71:Buddah BDA255
12. Running Out/Judy White(Pinz, Leka)67:Buddah BDA16
13. Everybody Needs Somebody To Love/Arthur alexander(Cartee, Soule)78:Buddah BDA492
14. Mr.Dream Mcrchant/New Birth(Weiss, Ross)75:Buddah BDA470
15. Girls Can't Do What The Guys Do/Judy White(Reid, Clarke)68:Buddah BDA62
16. If I Could Make Magic/Henry Lumpkin(Bateman, Mosley, Hollon)67:Buddah BDA22
17. Standing At The Crossroads/Eddie & Ernie(Campbell, Johnson, James)71:Buddah BDA250
18. Satisfaction Guaranteed/Judy White(Hinton, Greene)68:Buddah BDA79
19. Sharing/Vitamin E(Smith)77:Buddah BDA574
20. I Don't Want Nobody But My Baby/Tony Owens(Bolden)75:Buddah BDA470
未整理のコンピレーションのいくつかをチョイスし、プラケース解体、ビニールパッケージへの移し替えという作業をやっています。
今回は、そんな作業の中、思わず手を止めて、プレーヤーのトレイに載せてしまった1枚です。
購入した当初のことはまるで覚えていません。
収納箇所からいっても、あまり重視していなかったCDであるのは間違いありません。
しかし、実はいくつかの点で、注目すべきコンピであることに気が付きました。
うーむ、当時はどういう観点でこれを買ったのでしょうか?
単なるタイトル買いの可能性もあります。
Deep Soulというタイトルは、私を惹きつけるキラー・ワードのひとつだからです。
収録アーティストは、あまり知らない人たちが多いです。
また、ディープ・ソウルといっても、日本のソウル・ファンがダイレクトに連想するサザン・ソウルや、ニューヨーク・ディープ・ソウルといったものばかりではなく、フィリー・ソウルなども含む内容になっています。
私は、フィリーとかにうといのですが、スイート・ソウルと同意語でしょうか?
やはり、ニュージャージー・ソウル(?)とかも含めての言葉なんでしょうね。
実は、最近このあたりの音が気になりだしています。
それには理由があって、最近の私のマイ・ブームである、60s-70sチカーノ・ソウル(R&B)が、ドリーミーなドゥワップから、シカゴ・ソウル、そしてスイート・ソウルあたりまでの強い影響下にあると気付いたからです。
もちろん、それだけではなくて、JBのファンキー・ソウルとか、いわゆるレア・グルーヴとかからの影響も強いようです。
ただ、そのへんは苦手なため、現在にんじんやグリーンピースが食べられない子どものような心境だったりします。
ファンキーの前のJBは好きなんですが…。
さて、本作収録曲です。
フィリーのエボニーズ、ディープ系のジミー・ルイス、エディ&アーニー、モダン系(?)のトニー・オーウェンスは、それぞれ単独アルバムを入手している人たちで、なかではエボニーズが印象に残っているアーティストです。
エディ&アーニーは、ディープ・ファンとしては、当然好きというべきでしょうが、案外衝撃が薄かった人たちで、近いうちにしっかり聴き返そう、と宿題にしておきます。
そして、わざと後回しにしていましたが、アーサー・アレクサンダーが2曲収録されています。
もしかしたら、この人の存在が、当時、このアルバムを買った理由かも知れません。
アーサーと言う人は、ワーナーのあと、ブッダに吹き込んでいたんですね。
それとも、ワーナーとかの音源がブッダに買われただけでしょうか?
ただ、ライナーを睨んでいると(睨んでも意味はわかりませんが)、どうもアラバマ録音のようなニュアンスが感じられます。
ブッダというのは、ニューヨークの会社ですよね。
ワーナーでは、多分ナッシュビル( またはメンフィス) 録音ではないかと思います。
アーサーの曲を書いている、作者のSouleさんこと、George Souleという人は、南部(アラバマ?)のプロデューサーではないでしょうか。
ただ、曲はアーサーのオリジナルそっくりの雰囲気の曲に仕上がっていて、狙って制作したのか、あるいはどういじろうが、アーサーはこうなるのか、興味深いところです。
ところで、ライナーには、アーサーのブッダでのシングルは2枚だというような記述があるように思うのですが、読み間違いでしょうか。
それともこのアルバムに、2枚のシングルを収録したといってるのでしょうか。
もし前者だとすると、収録曲のどちらかのフリップ・サイドが、あの名曲、Everyday I Have To Cry Someだということになります。
かつて、レイザー&タイから93年にリリースされた、The Urtimate Arthur Alexanderには、60年代の代表曲に混じって、1曲のみブッダ録音のEveryday I Have To Cry Someが入っていて、ライナーには自身のリメイクであると記されていたと思います。
どなたかEveryday I Have To Cry Someのオリジナル・バージョンを収録した編集盤をご存知ないですか。
やはり、Golden Age Of Rock n Rollシリーズとか、あのての45sのコンピレーションを地道に探すしかないのかな。
ちなみに、Everybody Needs Somebody To Loveは、作者をみればわかるように、有名なソロモン・バークの曲とは同名異曲です。
こちらは、若干レゲエっぽいリズムのミディアム・チューンです。
さて、単独アルバムを持っていない人では、スモーキー・ロビンスンみたいな、ティモシー・ウイルソンと、フィリー系ではフューチャーズが、なかなか聴かせます。
また、スイート系のヘンリー・ランプキンも、やはりスモーキー・チルドレンと言う感じでよいです。
しかし、ディープ系でいうと、5曲も収録されているジュディ・ホワイト嬢が、何といっても聴きものです。
曲によっては、雰囲気満点の南部風の伴奏で、I'll Cryなどは、ギターのイントロの段階で期待が高まってきて、しびれます。
それもそのはずで、なぜかこの人のみ、録音データが記載されている曲があるのですが、I'll CryとSatisfaction Guaranteedの2曲は、クインヴィ・スダジオ録音なのです。
そして、Satisfaction Guaranteedは、エディ・ヒントンとM・グリーンの作品なのでした。
こちらは、サイケなギターのオブリと、教会風のハモンド・オルガンのアンサンブルが胸に迫ります。
うーむ、興奮してきました。
ちなみに、この曲のヒントン盤は、Playin' Around: The Songwriting Sessions, Vol. 2に収録されています。
ギターは、どちらもエディかも知れません。
エディ盤では、随所にプリーチ風の語りがとつとつと入る展開が素晴らしく、ソロモン・バークか、ウイルソン・ピケット、またはジョー・テックスでもいいですが、そのあたりのプリーチャーに吹き込んでほしかった曲です。
ジュディ盤は、プリーチの部分が軽くメロにのっていて、どちらが好きかは好みでしょう。
先ほどから、アルバムを通して繰り返し聴いているのですが、サザンだけでなく、スイートもいいなあと、心を揺らしてくれる1枚なのでした。
そして、こちらも久々に聴いたヒントンのPlayin' Aroundが、胸に沁みまくって眠れそうにありません。
ここに入っている、Help Me To Make It(Power Of A Woman's Love)という曲が、サム・クックを連想させる歌い回しで堪りません。
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エディ・ヒントンが好き
本家ヘタウマ
こういうことは、連休の初日などにやるのが一番で、これが最終日などになると、とたんに意欲がうせて、やれ、あのDVDを観ておきたいとか、あのCDを聴かなくちゃとか、あの文庫本を読まないと、などなど、気ばかりあせって結局たいして進まなかったりします。
わかってはいるのですが…。
Buddah Deep Soul
Yes My Goodness Yes!
Yes My Goodness Yes!
1. You Gotta Believe/Joe Anderson(Jordan, Smith)74:Buddah BDA436
2. Mr.Me Mrs.You/The Eboneys(Yung, Barnum)75:Buddah LP
3. I'll Cry/Judy White(Goldberg)68:Buddah BDA79
4. Yes My Goodness Yes/Al Perkins(Womack, Butler, Holiday)77:Buddah BDA575
5. Baby Baby Please/Timothy Wilson(Poindexter, Poindexter, Lewis)67:Buddah BDA19
6. She'll Throw Stones At You/Auther Aexander(Cartee, Soule, Dana)76:Buddah BDA522
7. Bullding A World For Two/Judy White(Simpson)68:Buddah BDA62
8. I Had A Dream/The Futures(Akines, Bellman, Drayton, Turner)75:Buddah LP
9. It's Too Late/Tony Lamar(Williams)67:Buddah BDA10
10. So Much To Give/Curtis Blandon(Blandon, Jones)68:Buddah BDA94
11. String Bean/Jimmy Lewis(Lewis)71:Buddah BDA255
12. Running Out/Judy White(Pinz, Leka)67:Buddah BDA16
13. Everybody Needs Somebody To Love/Arthur alexander(Cartee, Soule)78:Buddah BDA492
14. Mr.Dream Mcrchant/New Birth(Weiss, Ross)75:Buddah BDA470
15. Girls Can't Do What The Guys Do/Judy White(Reid, Clarke)68:Buddah BDA62
16. If I Could Make Magic/Henry Lumpkin(Bateman, Mosley, Hollon)67:Buddah BDA22
17. Standing At The Crossroads/Eddie & Ernie(Campbell, Johnson, James)71:Buddah BDA250
18. Satisfaction Guaranteed/Judy White(Hinton, Greene)68:Buddah BDA79
19. Sharing/Vitamin E(Smith)77:Buddah BDA574
20. I Don't Want Nobody But My Baby/Tony Owens(Bolden)75:Buddah BDA470
未整理のコンピレーションのいくつかをチョイスし、プラケース解体、ビニールパッケージへの移し替えという作業をやっています。
今回は、そんな作業の中、思わず手を止めて、プレーヤーのトレイに載せてしまった1枚です。
購入した当初のことはまるで覚えていません。
収納箇所からいっても、あまり重視していなかったCDであるのは間違いありません。
しかし、実はいくつかの点で、注目すべきコンピであることに気が付きました。
うーむ、当時はどういう観点でこれを買ったのでしょうか?
単なるタイトル買いの可能性もあります。
Deep Soulというタイトルは、私を惹きつけるキラー・ワードのひとつだからです。
収録アーティストは、あまり知らない人たちが多いです。
また、ディープ・ソウルといっても、日本のソウル・ファンがダイレクトに連想するサザン・ソウルや、ニューヨーク・ディープ・ソウルといったものばかりではなく、フィリー・ソウルなども含む内容になっています。
私は、フィリーとかにうといのですが、スイート・ソウルと同意語でしょうか?
やはり、ニュージャージー・ソウル(?)とかも含めての言葉なんでしょうね。
実は、最近このあたりの音が気になりだしています。
それには理由があって、最近の私のマイ・ブームである、60s-70sチカーノ・ソウル(R&B)が、ドリーミーなドゥワップから、シカゴ・ソウル、そしてスイート・ソウルあたりまでの強い影響下にあると気付いたからです。
もちろん、それだけではなくて、JBのファンキー・ソウルとか、いわゆるレア・グルーヴとかからの影響も強いようです。
ただ、そのへんは苦手なため、現在にんじんやグリーンピースが食べられない子どものような心境だったりします。
ファンキーの前のJBは好きなんですが…。
さて、本作収録曲です。
フィリーのエボニーズ、ディープ系のジミー・ルイス、エディ&アーニー、モダン系(?)のトニー・オーウェンスは、それぞれ単独アルバムを入手している人たちで、なかではエボニーズが印象に残っているアーティストです。
エディ&アーニーは、ディープ・ファンとしては、当然好きというべきでしょうが、案外衝撃が薄かった人たちで、近いうちにしっかり聴き返そう、と宿題にしておきます。
そして、わざと後回しにしていましたが、アーサー・アレクサンダーが2曲収録されています。
もしかしたら、この人の存在が、当時、このアルバムを買った理由かも知れません。
アーサーと言う人は、ワーナーのあと、ブッダに吹き込んでいたんですね。
それとも、ワーナーとかの音源がブッダに買われただけでしょうか?
ただ、ライナーを睨んでいると(睨んでも意味はわかりませんが)、どうもアラバマ録音のようなニュアンスが感じられます。
ブッダというのは、ニューヨークの会社ですよね。
ワーナーでは、多分ナッシュビル( またはメンフィス) 録音ではないかと思います。
アーサーの曲を書いている、作者のSouleさんこと、George Souleという人は、南部(アラバマ?)のプロデューサーではないでしょうか。
ただ、曲はアーサーのオリジナルそっくりの雰囲気の曲に仕上がっていて、狙って制作したのか、あるいはどういじろうが、アーサーはこうなるのか、興味深いところです。
ところで、ライナーには、アーサーのブッダでのシングルは2枚だというような記述があるように思うのですが、読み間違いでしょうか。
それともこのアルバムに、2枚のシングルを収録したといってるのでしょうか。
もし前者だとすると、収録曲のどちらかのフリップ・サイドが、あの名曲、Everyday I Have To Cry Someだということになります。
かつて、レイザー&タイから93年にリリースされた、The Urtimate Arthur Alexanderには、60年代の代表曲に混じって、1曲のみブッダ録音のEveryday I Have To Cry Someが入っていて、ライナーには自身のリメイクであると記されていたと思います。
どなたかEveryday I Have To Cry Someのオリジナル・バージョンを収録した編集盤をご存知ないですか。
やはり、Golden Age Of Rock n Rollシリーズとか、あのての45sのコンピレーションを地道に探すしかないのかな。
ちなみに、Everybody Needs Somebody To Loveは、作者をみればわかるように、有名なソロモン・バークの曲とは同名異曲です。
こちらは、若干レゲエっぽいリズムのミディアム・チューンです。
さて、単独アルバムを持っていない人では、スモーキー・ロビンスンみたいな、ティモシー・ウイルソンと、フィリー系ではフューチャーズが、なかなか聴かせます。
また、スイート系のヘンリー・ランプキンも、やはりスモーキー・チルドレンと言う感じでよいです。
しかし、ディープ系でいうと、5曲も収録されているジュディ・ホワイト嬢が、何といっても聴きものです。
曲によっては、雰囲気満点の南部風の伴奏で、I'll Cryなどは、ギターのイントロの段階で期待が高まってきて、しびれます。
それもそのはずで、なぜかこの人のみ、録音データが記載されている曲があるのですが、I'll CryとSatisfaction Guaranteedの2曲は、クインヴィ・スダジオ録音なのです。
そして、Satisfaction Guaranteedは、エディ・ヒントンとM・グリーンの作品なのでした。
こちらは、サイケなギターのオブリと、教会風のハモンド・オルガンのアンサンブルが胸に迫ります。
うーむ、興奮してきました。
ちなみに、この曲のヒントン盤は、Playin' Around: The Songwriting Sessions, Vol. 2に収録されています。
ギターは、どちらもエディかも知れません。
エディ盤では、随所にプリーチ風の語りがとつとつと入る展開が素晴らしく、ソロモン・バークか、ウイルソン・ピケット、またはジョー・テックスでもいいですが、そのあたりのプリーチャーに吹き込んでほしかった曲です。
ジュディ盤は、プリーチの部分が軽くメロにのっていて、どちらが好きかは好みでしょう。
先ほどから、アルバムを通して繰り返し聴いているのですが、サザンだけでなく、スイートもいいなあと、心を揺らしてくれる1枚なのでした。
そして、こちらも久々に聴いたヒントンのPlayin' Aroundが、胸に沁みまくって眠れそうにありません。
ここに入っている、Help Me To Make It(Power Of A Woman's Love)という曲が、サム・クックを連想させる歌い回しで堪りません。
Judy WhiteのSatisfaction Guaranteedです。
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