犬その２のゲーム小屋ブログ

小説家になろうで更新停止した好きだった作品が最近完結してるのを知って。
読み終わったらなんかフリーゲーム作ってたらしく、そっちも完結したらしくって。
プレイしてクリアしたから記事を書く。

で、好きだった小説ってのが、「オンラインの予定だったけど技術の問題でオフラインになった、オンラインって名前についてるオフラインVRゲーム」を、バグや製作者の悪意や不具合に、バグ利用や先人クソゲーマーの熱意と知識や技術で立ち向かう、この世界がゲームだと俺だけが知っている。
バグ利用系なろう小説としては先発組だと思うけど、バグ利用系の中でもストーリーの作りが丁寧で、伏線の張り方と回収が非常に上手く、後進が追いつけない作品。

で、その作者が作ったゲームがNAROUファンタジー。
戦術SRPGだけど、ストーリーとか雑談とかありとあらゆるところに伏線が張られまくってる。
なんで、自分の情報整理も兼ねて、自分が気付いた伏線をまとめていくことに。
隠し以外の全ED見ちゃって、今から見返せない部分もあるし、気付いてない伏線も間違った解釈も多いんだろうけど。

伏線解説だから、当然ネタバレ満載。
1度に書ききれないから、何度かに分けて編集しよう。

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勇者関連

物体に時空を超えさせるのは大きすぎるコストがかかるけど、比較的コストが小さい記憶や知識等の魂を魔力に変換し、こっちの世界に持ってくるのが召喚魔法(2部2章「魂の力」)。
そして記憶を武器に封じ、その魔力を振るって戦うのが勇者(2部3章「記憶について」)。

この強制力は非常に強く誰も抗えず、本人だけでなく勇者に関連する人や物全てに影響が及ぶ。
OPで何かを止めようとしてたミディやリュスカがなんで止めようとしてたのかを忘れてたのは、レンが自分を再召喚したことで、レンに関する記憶が失われたから。

ゲーム中のレンが元世界の記憶を持ってたのは、召喚した世界の問題か。
地球に居るレンではなくゲーム内世界のレンを召喚したから、地球の記憶はそのままにゲーム内世界の記憶だけが失われた模様。



送還方法もあって、送還の儀式を行なうか、召喚者である巫女が命を落とすと、召喚発動時の空間・座標に勇者の魂を飛ばして戻す(2部2章中間ストーリー)
送還の儀式は正真正銘魂を元の場所に戻すための方法で、運命を変えるために死に戻りさせるための方法ではない。

送還でおこる巻戻りによる無限ループで時間を作り、記憶を魔力化して蓄える性質を持つ勇者武器(2部2章「魂の剣」)に充分な記憶＝魔力を蓄えて、全ての魔物の根源と言われている邪神(2部2章「勇者のゴール」)を倒す。
っていうのが、レンが自分を再召喚するに到った理由と計画。

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ミーコ
勇者のためだけに育てられた巫女。
巫女は13歳で勇者召喚する。
けどミーコは14歳(2部2章「自己紹介」)。

レンを召喚する際、性格等戦闘に関係ない条件を39個つけて召喚し(2部3章「理想の勇者(ミーコ)」)、レン専用と言える召喚陣を作る。
これを利用してレンが自分を召喚し直した。
条件に戦闘面が関係ないのも、ループに都合が良かったか。

レンが自分で自分を召喚し直したから、物事全てを勇者に関連付けてたミーコはここ1年の記憶がなくなってて、ミディを始め他の騎士団メンバーの記憶もない。
レンを召喚した際の記憶が無いのも、レン再召喚で記憶が剣に持ってかれたから。

最初にレンを召喚したのはミーコだけど、ゲーム中のレンの召喚者はレン自身。
だからミーコは巫女ではなくなってて、ミーコが死んでもレンは元の世界に戻らない。
ミーコ死亡エンドでミーコが死んでたのが後で発覚するのはこのせい。

主人公が死んだあとに、代々巫女に伝わる人間特攻血吸い丸の欠片で出来たナイフ(1部3章「ミーコの戦闘力」)で自分の首を切るけど、実は意味ない。
ミーコの戦闘力では笑ってごまかしてたけど、歴代巫女が主人公が死にそうになったら元の世界に送り返すために自刃するのは代々伝えられてきたこと。

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インベントリ

「時空を超える」のがループ物としての肝。
勇者を召喚するごとに中身がリセットされる。

インベントリに契約儀式の手引き書の写しが入ってた(1部2章「☆インベントリ」)のは、レンが自分を再召喚し直すのにミーコだけが協力してて、その方法を伝えたからか。

生物と勇者武器以外は何でも入れられる(2部2章「勇者の力」)けど、ファリスの城のベッド下で入手した謎の剣を入れられなかったのは、謎の剣が再召喚前レンの勇者武器だったから。

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魂の剣

勇者の武器には特殊能力が1つ付与され、ゆうしゃさまそーど(ミーコ命名)は浄化の力がある(2部2章「勇者ということ」)。
付与する能力は、巫女の思考や願望で決まる。

ゲーム開始時に主人公が持ってる魂の剣はゆうしゃさまそーどでは無く、再召喚で新しく出来たイシュファリス。
イシュファリスの特殊能力は無限成長。
レンは元から時間をかけて無限に成長する勇者は楽しそうって考えのゲーム脳を持ってた(2部3章「理想の勇者(レン)」)。

名前の由来は偉大なるファリス様ブレイド(3部2章「剣の名は」)から。
次の機会があったらそれにする(同章「剣の名は」)と言質を取られた通り、レン再召喚に際し名前が決定。
イシュは「偉大な」とか「恐るべき」と言う意味の古代語(2部2章「勇者のゴール」)。

ちなみにゆうしゃさまそーどはファリスの城にある隊長の部屋のベッド下にある謎の剣。
魂の剣とファリスの杖はリンクをすることで、強くなると同時に相手の武器の場所がわかるようになる(3部終章「リンク」)。
レン再召喚にミーコ以外は否定的だったから、場所がバレないよう、時間稼ぎに置いていかれたんだろう。

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神殿と召喚陣

契約ができないのは召喚陣に細工がされたのでは？
その黒幕は召喚陣西の隠し通路から来た骨が関係してる？
とか言われてるけど特に関係ない。

召喚には世界規模の想いと魔力が使われる(2部)から、召喚に使われた濃い魔力に惹かれて(1部3章「召喚の」)隠し通路側からやってきただけ。
契約ができないことの黒幕は再召喚したレン自身であり、巫女はミーコじゃなくレンだし、勇者武器の名前も間違ってたから契約出来なかった。

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先代勇者のメモとメタ発言。

今代勇者はレンだけど、先代勇者は再召喚する前のレン。
巫女に着替え中襲撃された(1部3章「勇者の透視力」)のも、宴会芸を強制されて開花魔法を作った(2部3章)のも前回のレン。

魔物の大群を前に心を殺すために心の中のスペースキーを押したのも、心の中のCtrlキーを押して世界を早回ししてたのも、書いた覚えのない婚姻届を突きつけられた(全部1部3章「勇者の透視力」)のも全部前のレン。

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魔法関連
魔法にはマナ・魔法適性・想いの強さ(願望)・魔法への信頼(確信)が必要(2部2章「魔法とは」)
記憶のレンは召喚含む全ての魔法に適正があり、ゲーム中のレンは召喚以外全てに適正がある(2部2章「勇者の魔法」)のは、人生で1度しか使用できない召喚魔法で、自分を再召喚したから。

勇者って存在自体世界単位の魔力を内包してるし、レンは全適性があり、世界を救うための想いがあり、巫女と召喚対象が一緒なことを除けば何度も使われてて信頼性がある召喚魔法だから、再召喚が成功。

開花魔法も、追いつめられた末に手品として成功してくれと願い、植物に魔力で異常生育するから膨大な魔力なら瞬時に成長するはず、という理論立った確信があるから生まれた魔法。
一発で馬の脚を鈍らせるくらいの規模で成功させて、初めてとは思えないと言われた(2部2章「勇者の魔法2」)のも、実際初めてではなかったから。

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