アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2024年10月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
八幡浜Divingさんの画像
八幡浜Diving
ダイビングを初めて40余年になります。ダイビングに関することは何でも紹介します。人生において役に立つことも紹介したいと思います。
プロフィール

2024年10月05日

心の安全・安心

 科学技術の進歩によって私たちの暮らしは、大きな変化を迎えている。
例えば、インターネットの普及によって、大量の情報をインターネットニュースやサイトから知る事ができる様になったり、ショッピングサイトを使う事で家から出る事なく買い物をする事ができる様になったり、ソーシャルネットワークサービスを使う事で遠方の友人や海外の友人と気軽に交流ができる様になった。
便利になった現代社会は、安全・安心に暮らせる社会なのであろうか。
この疑問について検討する前に、安全と安心の違いを考えて見よう。
安全とは、客観的な指標であり、危険でない状態を指す。
例えば、戦争がない状態とか犯罪がない状態とか自然災害の被害がない状態の様に、誰が見ても危険がない状態が、安全である。
一方で、安心とは、主観的な指標であり、個人にとって心配や不安がない状態を指す。
次に、この安全と安心の二つの指標から、現代の生活を考えて見よう。
先ず、安全の指標として犯罪の認知件数を取り上げる。
犯罪とは、法律によって罰せられる行為である。
日本の犯罪認知件数を見て見ると、2002年以降20年近く犯罪認知件数は、急速に減少している。
現在の私たちは安全に暮らせる様になっている。
では、安心から見て見るとこの10年間で日本では安心して暮らす事ができないと回答する人は、増加傾向にあり、約60% を超えている。
詰まり、日本で暮らす事に対する不安を感じる人が多くなってきている。
では何故、犯罪が少ない安全な社会になったにも関わらず、社会に対する安心が高まっていないのであろうか。
その理由として、安心の評価には、個人の経験や特徴などの心理的な要素が多く影響する点が考えられる。
詰まり、何をもって安全と感じるのかは、個人によって大きく異なる可能性がある。
 野内 類・人間環境大学総合心理学部教授
                                      愛媛新聞 四季録から
安全とは客観的な指標らしい。
誰が見ても危険がない状態らしい。
日本唯一であるロシアの大学の日本校、ロシア極東連邦総合大函館校(北海道函館市)があるらしい。

選挙制度改革し活性化を

 日本の国会には世襲議員が多い。
政界の新陳代謝を妨げ地元の既得権益層と繋がる事で、社会の停滞や政治不信を招いているとして、兎角「古い政治」の象徴と見做される。
元首相を父に持つ田中真紀子氏が「世襲」について語った。
世襲の良さはあるでしょう。
無名だと自分で後援組織を作り、知名度を上げて、政治資金も集めなければなりません。
でも、私はこうした事に力を入れずに済んだので、やりたい政策の勉強や議員立法に集中して取り組む事ができました。
永田町には多くの知り合いがいました。
「それなら厚生委員会だね。俺に任せてよ。だけど『龍ちゃん』って言うなよ。『橋本先生(元首相の橋本龍太郎さん)』って呼んでくれよ」って言っていました。
幼い頃から政治が身近な環境で育っていたのは大きなメリットでしょう。
海外の政府要人も訪れていたので、誰に合っても驚いたり物怖じしたりする事はありませんでした。
私が中学生になると、父は重要な来客がある時には私にお茶を出させて、後で「どんな印象の人物だったか」と聞くのが常でした。
夕ご飯の食卓で「今日はこう言う法案を通した」「大蔵大臣がこう言う予算の付け方をした」と言った話ばかりして、何時も「真紀子は如何思う」と、私の意見を聞いてきました。
又、学校を休んででも北海道の製鉄所など地方の視察へ頻繁に連れて行ってくれました。
今思い返すと、実物教育や現場教育をしてくれていた訳です。
大臣や首相の時には海外での会議へも必ず連れて行ってくれました。
勿論世襲にはデメリットもあります。
親から「地盤、看板、鞄」の所謂「三バン」を引き継ぐので、子に政治家としての資質や志がなくても立候補すると当選できてしまいます。
こう言う人たちは今の自民党には大勢います。
自民党で派閥に入ると、その縛りを脱する事はできない上に、余程の実力がない限り独自の政策立案や立法もできないのが実態でした。
地元との癒着が断ち切れないのも問題です。
後援組織、特に地元の県議会議員や市町村議に組織作りのお手伝いを依頼する事が多く、その関係は世襲議員にも引き継がれます。
そう言う地元ボスたちは対価を求めてきます。
何時選挙があっても対応できる組織作りの為に、「地盤培養行為」が求められる訳です。
「金を出さないなら、お前らを落としてやる」と地元の県議から言われた事もあります。
改革すべき点は沢山ありますが、先ずは選挙制度を改革して、世襲が強さを発揮し易いとされる、現行の小選挙区(比例代表並立)制を以前の中選挙区制に戻し、政策論議を活性化させる必要があります。
二つ目は、世襲議員は親と同一選挙区からは立候補せず、出るなら選挙を1回空ける事。
三つ目として、候補者同士の「立会討論会」を各地で頻繁に行うべきです。
そうすれば、候補者の質が有権者には手に取る様に分かります。
歴史や経済、一般常識などの基礎学力を測るペーパーテストも必要かも知れません。
親の政治資金を非課税で継承できる今の制度も見直すべきですね。
 元外相  田中 真紀子氏
                                愛媛新聞 彷徨う民主主義から
@選挙制度を改革:小選挙区制を中選挙区制に戻す
A世襲議員は親と同一選挙区からは立候補しない事。
B「立会討論会」を頻繁に行う事。
基礎学力ペーパーテストを実施する。
政治資金を課税制度にする。
政権交代して改革する事を望む。