入試で本来の力を発揮する為に、不安や緊張を和らげるこつを専門家に聞いた。
受験生のメンタルケアを専門とする本郷赤門前クリニック(東京都文京区)の吉田たかよし院長は、三つの「込まない」を呼び掛けている。
先ずは長時間「座り込まない」。
長時間座っていると不安が増し易くなる事、運動はメンタルケアの不調を防ぐ事が分かっている為、「勉強の合間に3~5分程度の運動をしましょう」と勧める。
屈伸、二重跳び、ジャンプの繰り返しなど、強度が高めの物が良いと言う。
朝と就寝3時間ほど前にも、約15~20分運動する。
朝はできれば外に出て、室内なら窓辺で日光を浴びながら。
強度が高めで、楽しめる運動を選ぶ。
運動や日光は、睡眠に良い影響を与えると言う効果もある。
次に、試験は大丈夫だろうかなどと漠然と「考え込まない」。
但し、考えてはいけないと思うと余計に考えてしまう為、他の事を考える様切り替える。
何が不安なのか紙に書き出し、「試験当日に忘れ物をするかも知れない」と言う不安なら、必要な物を予め鞄に入れておく。
「ケアレスミスをしたら如何しよう」なら、自分が如何言うミスを犯し易いか洗い出し、対策を講じる。
最後は、不安を「抱え込まない」。
家族などに愚痴を零すだけで、ストレスが緩和される。
受験直前期は学校に通わず、友人に会わず、自宅で机に向かう生活になる場合が多い為、これらの「込む」を招き易いと知っておこう。
こうした対策は、中学受験、高校受験、大学受験で共通して使える。
試験当日、問題が解けず焦ってしまう受験生は多い。
そんな時は、手をグーの形にして力一杯握り締めた後、開く事を繰り返す「グーパー体操」が良い。
筋肉を使うと、ストレスが和らぐ為だ。
愛媛新聞 学ぶから
座り込まない、考え込まない、抱え込まない、大事らしい。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image