英オックスフォード大教授の刈谷剛彦は「放置された不平等の慣性(イナーシャ)」で、日本の大学は米国並みに学費が高いのに、米国の様な公的支援や奨学金がない「高負担・低支援型」であり、国際的には「最も不人気な」形だと紹介。
これが当然視されるのは、政権交代がほぼなく、教育政策が正面から論じられてこなかった「付け」だと説いた。
日本では自民党が国立大の拡大を抑えた結果、授業料が高い私立大に学生が集中し、私費負担が高止まりする。
ほぼ単独政権故に他の選択肢はなく、高負担・低支援を当然視する「慣性」が生まれた。
刈谷氏はこの状況では、国立大が授業料を多少値上げしても「大きな政治的抵抗もなく受け入れられる」と見る。
「最も不人気な」大学教育を今こそ再考する必要がある。
東京大教授の本田由紀も「限界を迎える日本の大学費用負担構造」で、私費負担の高さを指摘。
国立大の授業料値上げは問題をより悪化させる為容認できず、寧ろ全ての大学に対して公的支出を増やすべきだと論じた。
共に学費の増額で乗り切ろうとしている。
だがこれは、特に地方在住者やその中でも女子にとって進路選択の妨げとなり、教育機会の格差を広げる恐れがあると言う。
教育は社会全体を潤すと丁寧に説明すれば、公的負担の増大は支持される様になるとの研究成果もあると紹介。
日本は今「文字通りの岐路に立っている」と強調した。
教員給与の歪みにメスを入れる論考も。
給特法は公立学校の教員を労働基準法の適用から外す為、教員はどれだけ残業をしても定額の教職調整額が支払われるばかりと言う。
長時間労働に歯止めは掛からず、精神疾患による休職者が過去最多とされるなど、問題は深刻と指摘する。
給特法は教職調整額を引き上げる形で在り方が議論されている。
然しこの方策は現状を追認するばかりで根本的な解決にはならないと批判。
子供たちを育てる教育が、未来を作る土台である事は言うまでもない。
露わになった問題や矛盾を静観してはいられない。
愛媛新聞 焦点/争点から
政権交代があった方が良いらしい。
長年の自民党の弊害が出てるらしい。
自民党特に安倍政権が掻き混ぜたせいで益々酷くなってる様だ。
政権交代して根本的な解決をしなければならないと思う。
2024年10月10日
カタカナ語の節度
日常的に我々は随分カタカナ語(外来語)を使っています。
カタカナ語は決して「悪者」でなく、会話や文章にめりはりを与えてくれる調味料とも言えますが、使い過ぎると知らぬ間に元の日本語を忘れ、小万家にニュアンスが違う幾つもの言葉から最適な物を選び出す力も落ちてしまいます。
為沙 道中・翻訳会社経営
愛媛新聞 四季録から
アンバランス:不釣り合い、異常平衡、帳尻が合わない。 レガシー、リブート、
アイデンティティー:同一性、 アクティビティー:活動の状態、活動性、
アグレッシビティー:攻撃の状態、攻撃性、 アイデア、チートデー、ハラスメント、オーデンティック。
経験的に漢語より大和言葉の方がしっくりくる事が多いらしい。
カタカナ語は決して「悪者」でなく、会話や文章にめりはりを与えてくれる調味料とも言えますが、使い過ぎると知らぬ間に元の日本語を忘れ、小万家にニュアンスが違う幾つもの言葉から最適な物を選び出す力も落ちてしまいます。
為沙 道中・翻訳会社経営
愛媛新聞 四季録から
アンバランス:不釣り合い、異常平衡、帳尻が合わない。 レガシー、リブート、
アイデンティティー:同一性、 アクティビティー:活動の状態、活動性、
アグレッシビティー:攻撃の状態、攻撃性、 アイデア、チートデー、ハラスメント、オーデンティック。
経験的に漢語より大和言葉の方がしっくりくる事が多いらしい。
特許や意匠 創造を保護
人間の知的な創造活動で生み出された物を、他の人が勝手に使わない様に一定期間保護する権利を「知的財産権」と言います。
著作権だけでなく、商標権や特許権などを含む広い概念になります。
イメージし易い様に、皆さんが持っているスマートフォンを例に具体的に見ていきましょう。
スマホのロゴマークやブランド名は他社の商品やサービスと区別する為のもので、「商標権」で保護されています。
又、高速通信技術やフレームの加工技術、指紋や顔での認証システムなど、スマホに纏わる発明を保護しているのが「特許権」です。
では、使い勝手の良い洗練されたデザインは如何でしょうか?
此方は、製品や建築物、画像などの独創的で美感を有する意匠(デザイン)を保護する「意匠権」で守られています。
著作権は著作物が創作された時点で自動的に発生する一方、商標権や特許権が認められるには特許庁での審査を受けて登録される事が必要だったり、著作権が作者の死後70年まで有効なのに、特許権の保護期間は出願から20年だったりと、違いはありますが、これらは全て知的財産権の仲間なのです。
そして、この事は人間の「知的な創造活動」が如何に旺盛で可能性に満たされたものであり、それが我々の生活を発展させ続けてきた、と言う事を示してもいるのです。
湯口 太郎 CODA 事業担当部長
愛媛新聞 中高生の為のデジタルエチケットから
著作権、商標権、特許権、意匠権、色々あるらしい。
著作権だけでなく、商標権や特許権などを含む広い概念になります。
イメージし易い様に、皆さんが持っているスマートフォンを例に具体的に見ていきましょう。
スマホのロゴマークやブランド名は他社の商品やサービスと区別する為のもので、「商標権」で保護されています。
又、高速通信技術やフレームの加工技術、指紋や顔での認証システムなど、スマホに纏わる発明を保護しているのが「特許権」です。
では、使い勝手の良い洗練されたデザインは如何でしょうか?
此方は、製品や建築物、画像などの独創的で美感を有する意匠(デザイン)を保護する「意匠権」で守られています。
著作権は著作物が創作された時点で自動的に発生する一方、商標権や特許権が認められるには特許庁での審査を受けて登録される事が必要だったり、著作権が作者の死後70年まで有効なのに、特許権の保護期間は出願から20年だったりと、違いはありますが、これらは全て知的財産権の仲間なのです。
そして、この事は人間の「知的な創造活動」が如何に旺盛で可能性に満たされたものであり、それが我々の生活を発展させ続けてきた、と言う事を示してもいるのです。
湯口 太郎 CODA 事業担当部長
愛媛新聞 中高生の為のデジタルエチケットから
著作権、商標権、特許権、意匠権、色々あるらしい。