例えば、インターネットの普及によって、大量の情報をインターネットニュースやサイトから知る事ができる様になったり、ショッピングサイトを使う事で家から出る事なく買い物をする事ができる様になったり、ソーシャルネットワークサービスを使う事で遠方の友人や海外の友人と気軽に交流ができる様になった。
便利になった現代社会は、安全・安心に暮らせる社会なのであろうか。
この疑問について検討する前に、安全と安心の違いを考えて見よう。
安全とは、客観的な指標であり、危険でない状態を指す。
例えば、戦争がない状態とか犯罪がない状態とか自然災害の被害がない状態の様に、誰が見ても危険がない状態が、安全である。
一方で、安心とは、主観的な指標であり、個人にとって心配や不安がない状態を指す。
次に、この安全と安心の二つの指標から、現代の生活を考えて見よう。
先ず、安全の指標として犯罪の認知件数を取り上げる。
犯罪とは、法律によって罰せられる行為である。
日本の犯罪認知件数を見て見ると、2002年以降20年近く犯罪認知件数は、急速に減少している。
現在の私たちは安全に暮らせる様になっている。
では、安心から見て見るとこの10年間で日本では安心して暮らす事ができないと回答する人は、増加傾向にあり、約60% を超えている。
詰まり、日本で暮らす事に対する不安を感じる人が多くなってきている。
では何故、犯罪が少ない安全な社会になったにも関わらず、社会に対する安心が高まっていないのであろうか。
その理由として、安心の評価には、個人の経験や特徴などの心理的な要素が多く影響する点が考えられる。
詰まり、何をもって安全と感じるのかは、個人によって大きく異なる可能性がある。
野内 類・人間環境大学総合心理学部教授
愛媛新聞 四季録から
安全とは客観的な指標らしい。
誰が見ても危険がない状態らしい。
日本唯一であるロシアの大学の日本校、ロシア極東連邦総合大函館校(北海道函館市)があるらしい。
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