2014年07月10日
景気回復の嘘
久々のUPです。
相変わらず政治家が醜態を晒しています。
セクハラ野次問題に関しては言語道断ですが、テレビ番組などで
「民間企業でこのようなセクハラ発言は辞職もの」というコメントを良く聞きます。
コメンテーターなど識者が知った風な顔をして、そう言うのですが。。。
ブラック企業ではセクハラも日常茶飯事です。
ブラック企業の経営者、現場の管理職の人間性として共通するのは
地位の低い人にセクハラやパワハラなどで精神的な圧迫を与えることにより、自分の自尊心を満たす
というものです。
余程自分に自信がないのでしょう。
他人を否定することでしか自分を正当化できないのです。
最近では、景気回復の表れとして雇用の回復がニュースになっています。
飲食業を始めとするサービス業はもちろん、製造業も急激な生産増に対応する為の人材が足りず、
新卒や中途の採用人数を増やしています。
しかし。
この、単なる雇用増のニュースに惑わされてはいけません。
人手が必要なとされている職種は、低賃金で厳しい労働を強いられるような業種が殆どです。
早い話、「誰でもできる仕事」に従事する人手が足りないのです。
若い人が、本当に自分がやりたいことが出来る仕事に就けるという確率は上がってはいません。
政府を始め、行政では非正規を増やし、非正規を長期で扱いやすいようにする政策が着々と進行しています。
その実態と照らし合わせると、「雇用は回復している」というニュースとは反比例していることは明らかです。
騙されてはいけません。
一部では、ブラック企業の問題などで、非正規雇用に対する企業の対応も問われ、
様々な企業が非正規の正社員転換を謳っています。
ただし、そこに賃金体系の優遇や、社内での昇進、昇格が既正社員と同等に期待できるという権利は殆ど付与されていません。
世間からの批判をかわすために正社員に格上げはしますが、
保険などの付与が必要となった分の経費は、一体何処で稼ぐのか?
非正規から正社員になった人材に対し「正社員になったんだから」という理由で「もっと働け」、「自分で売り上げを上げろ」、「正社員と同じ費用対効果を出せ」という風潮が多くの現場で起こるのは間違いありません。
正社員を増やす=費用が必要となる=その分のアイディア、対策を会社側が責任を持つ
このようなキレイ事は殆ど成り立たないでしょう。
家庭の都合やなどで、非正規のままの方が働き易い人だっているのです。
そのような人も正社員化することで、短い労働時間に対する評価はどうするのか?
経費に見合わない社員であっても平等に扱うか???
働く人の立場は様々です。
しかし、評価は会社側がします。
そこに平等性が感じられるような優良企業は、既に社会的にも良い評判を得ています。
単に正社員化したからといって、ブラックな一面を持つ企業体質が変わるわけではありません。
若い人には、単に採用枠が増えたからと安易に考えないで欲しいものです。
社会に出るからには、理不尽なことに耐える我慢強さや、一見つまらない仕事でもチャレンジする姿勢が必要です。
しかし、その姿勢を逆手に取って、
若者の潜在的な能力を、単なる労働力以上には扱わない企業が蔓延しています。
その象徴が派遣制度です。
いわゆる「新卒派遣」の数は決して減ってはいません。
私の予想では、今後も新卒派遣は増加するでしょう。
就職活動前の学生に、2ちゃんねるや、就職サイトの掲示板が人気だそうです。
掲示板などでの企業の実態の評判を確認することは、決して悪いことではありません。
その行動だけを批判する人は、若者に社会の実態を知られてはマズいという気があるからでしょう。
自分の勤め先の悪い点を認めたくないのでしょう。
インターネットの情報を何でもかんでも鵜呑みにするのは良くありませんが、
ネット上の情報には裏の事実がたくさん書かれているというのも事実です。
ブラックな業界、企業を避け、クレバーに立ちまわる能力を若い人には身につけても欲しいものです。
※知識を付けるには古本で充分(笑)。
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相変わらず政治家が醜態を晒しています。
セクハラ野次問題に関しては言語道断ですが、テレビ番組などで
「民間企業でこのようなセクハラ発言は辞職もの」というコメントを良く聞きます。
コメンテーターなど識者が知った風な顔をして、そう言うのですが。。。
ブラック企業ではセクハラも日常茶飯事です。
ブラック企業の経営者、現場の管理職の人間性として共通するのは
地位の低い人にセクハラやパワハラなどで精神的な圧迫を与えることにより、自分の自尊心を満たす
というものです。
余程自分に自信がないのでしょう。
他人を否定することでしか自分を正当化できないのです。
最近では、景気回復の表れとして雇用の回復がニュースになっています。
飲食業を始めとするサービス業はもちろん、製造業も急激な生産増に対応する為の人材が足りず、
新卒や中途の採用人数を増やしています。
しかし。
この、単なる雇用増のニュースに惑わされてはいけません。
人手が必要なとされている職種は、低賃金で厳しい労働を強いられるような業種が殆どです。
早い話、「誰でもできる仕事」に従事する人手が足りないのです。
若い人が、本当に自分がやりたいことが出来る仕事に就けるという確率は上がってはいません。
政府を始め、行政では非正規を増やし、非正規を長期で扱いやすいようにする政策が着々と進行しています。
その実態と照らし合わせると、「雇用は回復している」というニュースとは反比例していることは明らかです。
騙されてはいけません。
一部では、ブラック企業の問題などで、非正規雇用に対する企業の対応も問われ、
様々な企業が非正規の正社員転換を謳っています。
ただし、そこに賃金体系の優遇や、社内での昇進、昇格が既正社員と同等に期待できるという権利は殆ど付与されていません。
世間からの批判をかわすために正社員に格上げはしますが、
保険などの付与が必要となった分の経費は、一体何処で稼ぐのか?
非正規から正社員になった人材に対し「正社員になったんだから」という理由で「もっと働け」、「自分で売り上げを上げろ」、「正社員と同じ費用対効果を出せ」という風潮が多くの現場で起こるのは間違いありません。
正社員を増やす=費用が必要となる=その分のアイディア、対策を会社側が責任を持つ
このようなキレイ事は殆ど成り立たないでしょう。
家庭の都合やなどで、非正規のままの方が働き易い人だっているのです。
そのような人も正社員化することで、短い労働時間に対する評価はどうするのか?
経費に見合わない社員であっても平等に扱うか???
働く人の立場は様々です。
しかし、評価は会社側がします。
そこに平等性が感じられるような優良企業は、既に社会的にも良い評判を得ています。
単に正社員化したからといって、ブラックな一面を持つ企業体質が変わるわけではありません。
若い人には、単に採用枠が増えたからと安易に考えないで欲しいものです。
社会に出るからには、理不尽なことに耐える我慢強さや、一見つまらない仕事でもチャレンジする姿勢が必要です。
しかし、その姿勢を逆手に取って、
若者の潜在的な能力を、単なる労働力以上には扱わない企業が蔓延しています。
その象徴が派遣制度です。
いわゆる「新卒派遣」の数は決して減ってはいません。
私の予想では、今後も新卒派遣は増加するでしょう。
就職活動前の学生に、2ちゃんねるや、就職サイトの掲示板が人気だそうです。
掲示板などでの企業の実態の評判を確認することは、決して悪いことではありません。
その行動だけを批判する人は、若者に社会の実態を知られてはマズいという気があるからでしょう。
自分の勤め先の悪い点を認めたくないのでしょう。
インターネットの情報を何でもかんでも鵜呑みにするのは良くありませんが、
ネット上の情報には裏の事実がたくさん書かれているというのも事実です。
ブラックな業界、企業を避け、クレバーに立ちまわる能力を若い人には身につけても欲しいものです。
※知識を付けるには古本で充分(笑)。
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