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2017年07月20日

大腸CT検査アカデミー PubMedで「ct colonography」を検索しよう!

PubMedから、今日のつぶやき − 33 −

さて、PubMedで「ct colonography」を検索すると、
2017.5.29.現在で2214本の論文がヒットします。

意外と少ないでしょうか。

5000本もないんですね。
PubeMedに登録されているジャーナル限定なので、
和文誌など母国語のみのジャーナルなどは掲載されていないものも多くあります。

ただ、主要ジャーナルはほぼ網羅されていますので、PubMedに目を通せば、
世界の最新情報はおおよそつかめるといっても良いでしょう。

まあ、その他にも
Google Scholar

Web of Science

Full Text Finder

などがありますが、自分はほぼPubMedを活用しています。

検索の際の注意点

CT colonographyの用語が一般化したのは少し後になります。
Viningらが大腸CT検査の考案したのが1994年ですが、
初期はvirtual endoscopyで紹介されることが多かったですね。

PubMedで「virtual colonoscopy」を検索すると、ヒット件数は2386件になります

検索用語は注意が必要なんですよ。

今日は井戸端会議程度の情報提供ですみません。


以下、ラインコミュニティ「CTC Academy」のやり取りです〜

「T橋さんコメント」
ナガイチ先生
本日(2007年5月29日)はご体調優れない中、
研修会の講師大変お疲れ様でした。

大腸CTの論文数は、最近の盛り上がりを考えると数万くらいあるのかなー
と適当になんとなく思ってたので、少なくて驚きでした。
2,200の内200に関与している(んですよね?)
Pickhardtがいかに凄いかよく分かります。

「ナガイチコメント」
流石ですね。
いいところにお気づきです!
世界の論文の一割弱をピッカードが関わってるわけです!


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大腸CT検査のポイント集
毎日のつぶやきを経て増えていきますね。

<適応>
・閉塞性大腸がんに対して大腸CT検査は有用だが、手技に工夫が必要。
・完全閉塞症例には「PET/CT colonography」。
・内視鏡の検査待ちの日数を減らす役割もあり。

<前処置>
・内視鏡後にガストログラフィン30mLを服用したら約4時間後に大腸CT検査をしよう。

<読影>
・読影の飛ばしすぎは読影精度を下げるので要注意。
・トレーニングを積めば、都市部の病院でなくとも高い精度の検査が可能。

<診断>
・C-RADSにおけるC1の5-10年の検査間隔は妥当
・大腸CT検査の中間期癌の頻度は非常に低い(0.1%、2/1429)

<偶発症>
・閉塞性大腸がんでは穿孔のリスクが高くなるので注意しましょう。




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プロフィール
大腸の専門家 ナガイチさんの画像
大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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