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2018年08月15日
宇佐美選手 ホクトのCM
五十四歩
今日は型試合で大人気の五十四歩についてご紹介します。
五十四歩
松村宗棍から伝授された型で、手刀受け、背刀受け、連続貫手、羽交い締めへの攻防、双手受けから双手突きなどの形(技)が含まれています。対「棒の手」の技も随所に見られますね。
日本空手協会 五十四歩小
日本空手協会 五十四歩大
沖縄空手 五十四歩(ウーセーシー)
http://shao.sakura.ne.jp/data/kata06.mp4
ウーセーシーの中に、「大」と「小」の両方の動きが入っているのが興味深いです。鳥嘴拳は「大」にしか入っていないことを考えると、「小」は後から出来た安全バージョンということなんですかね?
大会の決勝戦でよく見ますね。小生もこの型が好きで練習したいのですが、先生には「基本が出来るまでやめておきなさい♪」と窘められました(๑>•̀๑)テヘペロ
オレ流 鍛錬具
空手をやっている人でも、体格は色々。
しかし、中でも剛柔流系と上地流の人達の体格って、ムキムキしてる人が多くありませんか?
一時期、肉体改造をしたくて色々と調べる中で、剛柔流系で行われてきた「鍛錬具」を用いたトレーニングを知りました。ガチのやつを欲しかったけど、妻の顔色を気にしつつ、見た感じソフトなやつを自分なりに工夫して使っています。
オレ流 鍛錬具
腹筋ローラー・・・そのまんま♪
改造ダンベル・・・チーシー(槌石)の代わり
ケトルベル・・・サーシ(石錠)の代わり
ゴムボール・・・カーミ(握甕)は流石に買えないので、握力養成用に
これはもはやバーベルやん!・・・タン
買ったら多分ヨメにシバかれる♪・・・金剛圏
本当は呼吸法を含めてキチンと指導を受けたいのですが、ひとまず独学で鍛えてます٩(ˊᗜˋ*)و
鍛錬具を使った剛柔流身体鍛錬
慈恩(ジオン)
糸東流と倒地法(倒木法)
最近あまり組手の稽古に熱心になれないかつおです。
以前、大会の組手試合に向けて、「いかに起こりの少ない入り方をするか」「いかに一瞬で間合いに入るか」を調べたり工夫したりしましたが、結局これだ!というものに未だに到達出来ずにいます。
調べる中で出てきた、糸東流開祖の摩文仁賢和先生の理論、今後また参考にさせてもらうかもしれないので、備忘録的にシェアさせて頂きます。
https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/vanguard-factory/entry-11248246764.html
余談 あまりに迷走しすぎて、「縮地」を身につけようなどという妄想まで膨らんだのは苦い思い出…(´Д`)
観空大(クーサンクー)
みなさん、こんにちは。
選定型の第3弾は、観空大!
観空大(クーサンクー)
松村宗棍の弟子の一人、屋良親雲上(やらペーチン/通称「北谷屋良」/1816-?)から伝授された型で、特に「空手に先手なし」の理念を最初の形(技)で表現します。足刀横蹴りが随所にあります。闇夜に紛れて忍び足で相手を攻める場面を想定しているそうです。
第1挙動の両手で円を描く動きは、太陽や月を背にした相手を手の間から見ることにより眩しさを防ぐ意味があるとのこと。古伝空手では、やや前かがみの姿勢で行われます。クーサンクーを得意型とした船越義珍先生の写真もそうなっていますね。
沖縄のある流派においてはで総仕上げの型で、五段以上を取得した者に伝授されるそうです。
日本空手協会 観空大
栗原先生 観空小
宇佐美選手 チャタンヤラクーサンクー
沖縄空手 クーサンクー
http://shao.sakura.ne.jp/data/kata08.mp4
余談 チャタンヤラクーサンクー、面白い名前ですが、北谷(チャタン)の屋良(ヤラ)先生の公相君(クーサンクー)という意味です。沖縄では「どこそこの誰それがやる○○の型が凄い!」ということで、弟子を互いに紹介し合う風習があり、それを美徳としていたようです。「誰それの○○」のように型の名前がついているのは、その名残と考えられますね。
新里勝彦先生のお弟子さんの漫画
皆さんは人生のバイブルってありますか?小生は断然『修羅の門』と『北斗の拳』です。メンターはと問われれば、迷わず陸奥九十九先生と答えます(笑)
今日は、有名な漫画家が書いたものではないのですが、空手を稽古している人からしたら垂涎ものの漫画を紹介します。喜舎場塾のホームページにアップされているもので、新里勝彦先生のお弟子さんが書かれたものだそうです。そこかしこでミステリアスに書かれる沖縄空手に伝わる武道的身体操作の一端が、とてもスッキリ整理されています。
新里勝彦先生のお弟子さんの漫画
http://kishabajuku.okinawa/images/pdf/karate-tankyu.pdf
いつか沖縄に空手修行に行きたいなぁ…(´Д`)
抜塞大(パッサイ)
みなさん、こんにちは。うちの道場では、初段受験の際に得意型として練習している人が一番多いです。抜塞大です。
抜塞大(パッサイ)
親泊興寛(おやどまりこうかん/1827-1905)から伝授された型。相手を誘い、掌底で顔面を攻撃、闇夜に忍び足で相手を探り、位置を確認する形(技)、足刀による関節への攻撃などの形(技)が含まれている。
日本空手協会 抜塞大
松濤館 抜塞小
沖縄空手 パッサイ
http://shao.sakura.ne.jp/data/kata05.mp4
泊のパッサイ
松村のパッサイ
ちなみに、大と小がつくのは、元々の型に敬意を表して「私の考えたものは小さく至らないものです」という謙譲の意味合いで「小」と付けているようです。抜塞小は、棒の手が入っているのがよく分かりますね。
内受けによる締め?
燕飛(ワンシュウ)
こんにちは。平安型、鉄騎ときたら、4つの型です。
試合などでも、予選で指定されることがあるので、しっかりと身につけておきたい型です。今日は燕飛(ワンシュウ)を取り上げてみます。
真栄田親雲上(まえだペーチン/「親雲上」は琉球王朝の称号のひとつ)から伝授された型。1683年に渡琉した冊封使・汪楫(ワンシュー)が遺したものが原型と言われる。独特の手刀受けの形(技)、内受け、肩車の投げ技が含まれている。
分解シリーズも個人的には好きなのですが、本シリーズは「源流、沖縄空手との比較的」という視点で紹介してみたいと思います。
日本空手協会
沖縄空手
http://shao.sakura.ne.jp/data/kata04.mp4
最後の部分、松濤館流では跳躍してからの手刀受けですが、原型は「投げ」なんですね。何がどうなったらここまで変形するのでしょうか???フナコシ先生のDVDの分解は、この2つの中間くらいでしたね。
うーん、ミステリアスです(*´ㅈ`*)