2018年08月15日
観空大(クーサンクー)
![BEE693F2-472C-42E9-96E3-C80857D07153.jpeg](/ccokatsu/file/image/BEE693F2-472C-42E9-96E3-C80857D07153-thumbnail2.jpeg)
みなさん、こんにちは。
選定型の第3弾は、観空大!
観空大(クーサンクー)
松村宗棍の弟子の一人、屋良親雲上(やらペーチン/通称「北谷屋良」/1816-?)から伝授された型で、特に「空手に先手なし」の理念を最初の形(技)で表現します。足刀横蹴りが随所にあります。闇夜に紛れて忍び足で相手を攻める場面を想定しているそうです。
第1挙動の両手で円を描く動きは、太陽や月を背にした相手を手の間から見ることにより眩しさを防ぐ意味があるとのこと。古伝空手では、やや前かがみの姿勢で行われます。クーサンクーを得意型とした船越義珍先生の写真もそうなっていますね。
沖縄のある流派においてはで総仕上げの型で、五段以上を取得した者に伝授されるそうです。
日本空手協会 観空大
栗原先生 観空小
宇佐美選手 チャタンヤラクーサンクー
沖縄空手 クーサンクー
http://shao.sakura.ne.jp/data/kata08.mp4
余談 チャタンヤラクーサンクー、面白い名前ですが、北谷(チャタン)の屋良(ヤラ)先生の公相君(クーサンクー)という意味です。沖縄では「どこそこの誰それがやる○○の型が凄い!」ということで、弟子を互いに紹介し合う風習があり、それを美徳としていたようです。「誰それの○○」のように型の名前がついているのは、その名残と考えられますね。
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=2ZNI1U+6TW1MA+3ZDY+5ZEMP)
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