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2021年08月11日

☆大人の階段のぼる その@☆

田舎のため、保育園から中学卒業までの10年以上の期間、
半数以上の同級生は同じ顔触れで成長した。
これはある意味地獄で、万が一「嫌われもの」のレッテルを貼られてしまったら、
その瞬間から誰も相手にしてくれなくなり、中学卒業まで耐えるしかないのだ。
あたしはその環境に押しつぶされそうになりながら、何とか中学を卒業した。

小学校高学年に差しかかると、どうしても性格的に合う合わないが顕著になり、
友人関係が固定化され、自然とグループが出来上がってくる。
あたしは女子グループに所属せず、男女混合のグループに所属していたのだが、
結果一部のマセた女子たちからは常に冷ややかな視線を受け続けていた。
自分が一緒に居て楽しいから、自然と彼らとつるむことが増えただけで、
恋愛感情があったわけではないのだが、彼女たちからは嫉妬の対象となった。
それは、グループ内にモテ男子が所属していたからだった。

一方、おマセ女子とは正反対の、おとなし女子たちからも、良くは思われていなかった。
理由は同じで、モテ男子の存在。
ただ、彼女たちはマセ女子とは違い直接何か攻撃することはなく、
コソコソと裏で何か言っていた程度だった。
異性と仲良くして、何が問題なんだろう−−と不思議で仕方がなかった。

中学に進級してメンバーは変わらず、加えて隣の小学校と合同になる。
環境が少し変わったことで、それまであたしたちに攻撃的だった女子たちが、
「同じ小学校出身」ということだけで、親し気に接するようになってきた。
とにかく一人になることが怖いから、
まずは誰でもいいから手頃なところで徒党を組んでおこうということだ。
あたしは元マセ女子グループの子にロックオンされた。
それは、あたしが比較的陽キャ寄り立ち位置だったからだ。
彼女たちがズルいのは、自分の保身のため揃っておとなし女子には接触はしなかった。

ただ、おとなし女子も考えることは同じで、一人になることが怖いから、
おとなし女子が狙いに来るのも、中途半端な立ち位置のあたしだった。
マセ女子に嫌われてるだろうから……と思って声掛けしてきたのだろうが、
ちょうどそのタイミングで当時のマセ女子があたしに親し気に話しかけてきたので、
勢いに負けたおとなし女子は、やはりおとなしく身を引くしかなかったのだ。
あたしの性格からしても、恐らくおとなしい彼女とは合わないのは明確だった。
その子はタイミングを逃してしまったのか、クラスで独りぼっちになってしまった。
あたしは別に彼女を意図的に避けたわけではなく、結果的に彼女から離れたのだが、
なぜか彼女の脳内ではあたしが彼女を拒絶したことに切り替わっていた。

しばらくすると担任に呼び出され、あたしに身に覚えのない話を延々としてくる。
その子を無視した記憶も、いじめた記憶も、あたしには一切無いのだ。
正直に前述の話をすると、先生は中立的な立場を守ろうと一応は納得はしてくれたが、
当時のあたしはまだまだ子供だったから、濡れ衣着せられて怒り心頭だった。
呼び出しを食らったあたしを、マセ友達が待っていてくれたので、
何があったのか少し話をしたら、彼女の方が怒り狂ってしまった。
マセ友達の導火線に火をつけたあたしは、彼女の恐ろしさを翌日知ることになる。

彼女は小学生時代にあたしが体験した冷ややか視線攻撃を、おとなし女子に向け始めた。
いわゆる陰キャ寄りのおとなし女子では、あの攻撃は相当キツイだろう……
おとなし女子も自分のしたことはよーーくわかっているようだったので、
常に気まずそうに、ますます自分からあたしたちと距離を取るようになった。

そのAへ続く→→






☆常識摩擦 番外編☆

仕事の関係で、多くの外国人とお付き合いしてきた。
この場合の”お付き合い”というのは、男女の関係を意味するのではなく、
仕事であったり友人として関わりを持つということデス。

あたし自身も、これまでに出張や旅行などで近隣諸国に渡航した経験があるけど、
その中でも群を抜いてネタが多いのは、中国。
中国への渡航回数は20回近くあるはずなので、そこそこ慣れているとはいえ、
毎回何かしら問題やトラブルが発生するから面白い。
帰国して家族や友人に話をすると「絶対に行きたくない」と言うのだが、
あたしとしてはいろいろ話すネタができるから、中毒的状態になっていたのかもしれない。

旅行作家のさくら剛氏書著『中国なんて二度と行くかボケ!』という本を出版されているが、
この本を読んだとき、思いっきり共感して、何度も読み返している。

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感想(0件)



あたしはこの作家さんのファンで、他の旅行記もチェック済みなのだが、
どれも独特の目線で文章がつづられていて、活字が苦手な人でも読みやすいと思う。
まるでブログを読んでいるような感覚だな〜と思っていたら、
旅行記をご自身のブログにUPしていたことがきっかけで書籍化されたという経緯を、
さくら剛氏が運営するPodcast『さくら通信』で語っているのを聞いて知った。
この『さくら通信』内では、さくら剛氏が自身の中国旅行を語っている回があるのだが、
その内容もあたしには共感できる内容で、ヘビロテ再生しているほど大好き。

著著かPodcastか忘れてしまったが、乗り物に乗り込む時の様子を語っているのだけど、
あたしも中国で見たあの光景は、未だ忘れることが出来ないトラウマになっている。
上海での地下鉄、新幹線に乗る直前の待合スペース−−
地下鉄では、列車がホームに停車した瞬間、待っていた人が一斉に扉の前に群がり、
扉が開いた瞬間に押し合い圧し合いしながら、乗り込んでいく。
日本で生まれ育ったあたしには見たことが無い、異様な光景だった。
その時は中国人の友人も一緒だったのだが、茫然としているあたしに友人は一言。
「これが中国なんだよ、強くないと生きていけないよ。」

別の機会に乗った新幹線は少し違った。
乗客はホームではなく、待合スペースみたいなところで待機させられる。
列車到着の5分前くらいになると、駅スタッフが待合スペースの門を開けてくれるのだが、
そこでも地下鉄と同じで、小さい門を押し合い圧し合いしながら抜けていく。
罵り合いながらゲート前に群がる人々の様子に、カルチャーショックを受けた。
あたしたちは指定席を予約済みだったので、その地獄絵図を遠巻きに見ながら、
同行した職場の先輩と友人と3人、ゲートを大きく設定すりゃいいのに、とか、
あれは一体何の争いなんだろ、とか、呆れながら距離を保つしかなかった。
日本では考えられないのだが、あのように争い合うのが中国の常識で、日常なのだ。

ただ、この競い合いの中にも愛は存在することを、ご存知だろうか。
あたしが中国人の友人家族と出かける際には、現地の地下鉄やバスをよく利用していたが、
友人の旦那さんはこの座席争奪戦に自らノミネートし、家族分の座席を確保してくれる。
友人曰く、旦那さんは毎回このように友人たちのために座席を確保するそうで、
座席が全員分確保できないときは、自分は立って、友人と子供を座らせるそうだ。
中国の方の名誉のために、これだけは強調して補足しておきたい。
彼等は、血縁や友人に対しては本当に良くしてくれるのだ。
中国では血縁を特別大切にすることは、多くの日本人にも知られている。
実は友人知人に対しても同様で、一度打ち解けると大切に接してくれるのだ。

これらのエピソードは経験のごく一部で、
現地滞在中にはイライラすることも、感動することも、多く経験している。
文化の違いを感じるのも、海外渡航の醍醐味だと思い、
コロナが収束したら、あたしは中国にも是非渡航したいと考えている。
嫌中報道に踊らされている方々は、バッシングする前に、
自分の足で中国を歩き、報道の信憑性を確認するべき。
行ってもいない国を批判するのは、良くない。

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