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2021年07月28日

☆貞操観念☆

あたしの知識に間違いがなければ、
『貞操』とは”結婚するまで異性と関係を持たないこと”ではない。
配偶者や交際相手以外の異性と関係を持たないことを指すはず。
−−国語辞典で調べたら、あたしの知識はおおよそ正確に近い。
でも、これはあくまでも日本語としての定義。

保守的な思想を持つ外国人義家族の皆様(旦那除く)は、
義妹が結婚まで清廉潔白だったことが何よりも自慢らしい。
姑曰く、自慢の娘である義妹は多くの男性から引く手あまただったのにも関わらず、
結婚まで深い関係になった男性はいなかったそうだ。
アンタと違って、ウチの娘は何人か彼氏がいたことはあるけど、
私の言いつけもしっかり守って、結婚まで貞操(処女)を守ったのよ!と、
いつも誇らしげに語っていた。
『あたしとは違って』といちいち付け足してくるあたり、憎たらしいのだが、
「ハイハイ〜娘さん立派ですね〜」と流しておいた。

何故こんな憎たらしい言い方をされるのかというと、
この古代思想を持つ姑は、この国の固定概念『日本=アダルトビデオ』に支配されているから。
日本の女はみんなアダルトビデオに出演して、小金を稼いでいるとでも思っているのだ。
旦那がこの古代人にあたしの話をした時に「水商売の女でも連れてくるのか?」と言ったらしく、
この一件からあたしはこの人を義理とはいえ『母親』とは思っていない。他人だ。

でも残念ながら、日本人女性は外国人からはAVのイメージを重ねられることは多く、
誰でも簡単に身体を差しだすと思われているのも事実。
あたしも留学期間中に、ホイホイ連れられて行く若い日本人女性を何人も見ているし、
自分たちもひとまとめにされてしまうのは不本意ではあるものの、仕方がないのだ。
ただ、それをわざわざ本人目の前に言うかは別問題なので、
あたしと義家族の関係がなぜ劣悪なのかは、こういう点でご理解いただけるであろう。

義妹の清廉潔白に対して、あたしはこんな天然記念物が存在するのかと驚いた。
義妹は馬鹿正直で嘘がつけない、逐一母親に報告連絡相談をする習性をもつので、
これは事実だろうから、男性側の聖人君主ぶりにも驚かされた。
たいていの男性なら、こんな女性は嫌厭するだろう…

ちなみに、この国でも授かり婚は多いし、日本でいるラブホ的なものも存在する。
そういう背景から、たぶん貞操観念は日本と大きく変わらないと考察している。

結論。
同居する古代人たちは、とにかく自分たちが優れていることをアピールして、
あたしを見下して楽しんでいるだけ。あほらしい。


2021年07月26日

☆柔軟性☆

大学時代の友人の話。
彼女は20代後半に10歳年上の旦那さんと結婚して、すぐに仕事を辞めた。
職場結婚だった彼女たちの仕事は、お互い時間が不規則で、さらに旦那さんは転勤族。
旦那さんは特殊なエンジニア職のため、十分すぎる所得があったこともあり、
彼女は仕事を辞めて家庭に入り、のんびりバイトをしながら生活を整えることにした。
30歳を目前にして妊娠して、大事を取ってバイトは退職。
専業主婦として家事と育児に専念することになった。

彼女が結婚してから出産、子育てに奮闘する間に、
あたしは仕事人間となってひたすら働き続け、やがて海外移住することになった。

まだコロナ禍以前の2019年末に、久しぶりに一時帰国して彼女に再会したとき、
彼女は『旦那さんの年齢を考えると、そろそろ再就職しないとヤバいかも』と言っていた。
その頃、あたしは移住先で幼い子どもを抱えながらも既に再就職をしたから、
彼女はあたしがどういう背景で再就職を果たしたかを探りに来ていた。
別に隠すことも無いから、あたしはすべて彼女に話したが、
それで彼女は再就職に希望を見出したようで、今後の理想ビジョンを語ってくれた。
それはこうだった。

彼女は事務職経験が無いけど、長い目で考えたら事務職は安定している。
肉体労働ではないから、年齢が上がっても負担は少ないし、休日は固定。
だから、一般事務のパートを探して、子どもが中学性になった頃にフルタイムに切り替えたい。
そのまま旦那の定年退職後も働き続けられたら−−

これを聞いて、あたしは何も言えなかった。
多くの再就職を女性が、同じことを考えているだろうから、
一見なんてことない内容だけど、事務経験のない友人には非常にハードルが高いビジョンなのだ。

あたしは大学卒業してからずっと、転職しながらも一徹して同じ仕事を貫いてきた。
それは海外移住後も同様で、だからこそスムーズな再就職に繋がった。
彼女ももし結婚前と同じ仕事であれば、恐らく再就職はスムーズだろう。
でも、オフィス勤務ではない大変な仕事だから、子育てと両立するのは困難だ。
だからこそ、一般の事務職を希望したのだろうけど、狭き門であることは容易に予測できた。

再会後しばらくして、案の定再就職先がなかなか見つけられないと相談が入った。
あたしは職種を狭めず探すことと、在宅ワークしながら事務経験を積むことを勧めた。
彼女はPCスキルに問題は無かったかもしれないけど、
まもなく40歳で実務経験が無いことが何より痛手だった。
でも、そこを嘆いていても何も始まらないから、とにかく探すしかない。

そうこうしているうちに、日本ではコロナ禍となり、ますます職探しが困難となった。
彼女から特に報告はないけど、見つからないという相談もない。
これは『何かしら仕事が見つかった』と捉えていいのかな?と思っていた。
彼女の性格上、また壁にぶち当たれば間違いなく相談があるはずだから、
こちらからは特に何も連絡しないで、しばらく待つことにしていた。

日本のコロナ禍がますます深刻になり、あたしは予定していた一時帰国を取りやめた。
その連絡をした時に、少し近況報告するような流れになって、
彼女が今無事にパートとは言え再就職に成功したことを聞いた。安心した。
事務職とはかけ離れた職種だけど、比較的安定した仕事ではあるだろう。
もし仕事内容が合わなければ、また気長に探せばいい。

思い描いていたビジョンとは少しかけ離れてしまっただろうけど、
多くの人が職を失う中、無事に仕事を見つけることが出来たことは、
彼女にとって大きな自信と経験になることは間違いない。
『この仕事じゃないと!』と意固地にならずに、
柔軟に職探しできたことは、素晴らしいと思う。
どうか、この先もキャリアアップを目指して、頑張ってほしい。

もちろん、あたしもこの地で地道に努力します!

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2021年07月22日

☆お金は大事だよ☆




独身時代、自分のことだけしか考えていなかったから、
貯蓄と言えば給料天引きされていく財形貯蓄のみ。
振り込まれるお金は、ほぼ使い切るような生活をしてきた。
言い訳かもしれないけど、ただ無駄に買い物して浪費したのではなく、
いわゆる自分に対する投資として、習い事や海外渡航に大半をつぎこんできた。
だから今となっては、この使い方に後悔はしていない。

結婚・出産を経た現在は、さすがにそんな無謀な金遣いはしていない。
子供のために、将来のために、できるだけ貯蓄しようと心掛けている。
現地採用なので日本で働いていたころほど収入はないものの、
元来ムダな買い物をしない性だったから、今では順調に貯蓄できている。
あとは、反面教師が身近にいることが、とても大きい。

その大きな存在は、旦那の妹、あたしにとっては義妹だ。
彼女はこの国の人の特徴を、全て詰め込んだような性格の持ち主。
とにかく気前が良く、外食すると率先してお金を払いたがるような人。
とにかく何かに付けて、他人へいろいろ贈り物したがる人。
あまりに羽振りがいいから、相当稼ぎがいいのかと思っていたのだが、
この国の平均所得程度、と本人から聞いたことがある。
他人にお金を使うだけでなく、当然自分に対してもしっかり使っている。
あまり慎重に物事を考えず、とにかくなんでもかんでもポンポン買う。
靴とかバッグは、彼女の実家であるあたしが今住んでいる家に、大量に放置。
数か月前までは洋服も大量に放置されていたが、それはいつの間にか処分されていた。

あたしが義妹が致命的だと思うのは、彼女は結婚出産後もこの浪費癖が改善されないこと。
数年前に義妹の貯蓄無一文ってことが発覚した事件があったのだけど、
その経験は一切活かされておらず、未だなお次から次へと買い物を続けている……
学習能力が無いのか、何か精神的な病気でも患っているのか。
まだ幼い子どもを抱えて、これからいろいろお金がかかるし、
自分や配偶者がいつまでも問題なく働き続けられる保証だってない。

お金は稼げばいい、といつも簡単に言う義妹だが、
それが容易いことではないことを、彼女は身をもって経験しているはずだ。
あたしがまだ再就職する前、義妹はあたしに過去の自分の話をしてくれたことがあった。
彼女はいわゆるデパートの美容部員的な仕事をずっと転々としていたが、
収入は非常に少なく、家にお金を入れたら、僅かな金額しか手元に残らなかったそうだ。
それでも学歴の問題から選べる仕事が限られるから、我慢して続けてきたという。
最近たまたま知人に声をかけられて、ある基礎化粧品メーカーの専属販売員に転職し、
漸く人並みの収入になったと言っていた。
社会に出て20年近く経過して、やっと人並みの収入って!?と心の中で驚いていたが、
それは学歴や職歴、経験や資格など彼女の条件が、そういう評価だったのだ。
義妹自身は学歴の問題が大きいと思っているが、
20年以上の職歴がある人物に対して、企業人事担当は学歴だけで判断はしないだろう。
そこに気付けていないことが、彼女の一番の問題なのかもしれない。

あたしがすんなりこの国で再就職できた背景は、間違いなく日本での職歴だ。
それなのに義妹は義両親に『大学卒業してると有利なんだね』と言っていたらしい。
そんなことを言い続けているこの人たちは、これから苦労するだろう。
義妹は金銭管理が出来なくて、稼げばいいと浪費を続ける。
足りなくなったら義両親に泣きついて無心、娘可愛さにお金を渡す。
今後このループが幾度となく繰り返されて、にっちもさっちもいかなくなったとしても、
あたしたちは援助できないし、絶対にしない。

義妹が変わらなければ、自分の親も子供も、自らの手で不幸にするのだ。
お金がすべてではないけど、生きていくためにお金は大事なんだから。












2021年07月20日

☆不毛な議論☆

最近たまたま読んだ随筆が、嫁姑問題に関する内容だった。
これは、明治時代の女流作家与謝野晶子氏が書き残したもので、
その内容は現代の嫁と姑の関係にも十分通じるものがある。

あたしは現在、自身が姑にとにかく苦しめられているからか、
いちいち納得できてしまうことに思わず笑いが込み上げてきた。
随筆の中に登場するお嫁さんはあたしとは程遠いよくできた方なようだが、
その一方で文章中の姑は生き写しか!?というほど、ウチの姑に酷似した描写だった。
あたしの旦那は外国人なので、もちろん義両親も外国人。
嫁姑問題は日本だけに留まらないことを、身を以て経験している最中なのだ……

旦那の母国である某国在住のあたしにとっては、ここでは外国人扱い。
当然『郷に入っては郷に従う』を厳守しなきゃいけないのだろうけど、
どうしても理解できない部分は、あたしにもあって、それを訴えようとする。
しかし、この義両親はどちらも他人の話が聞けない性質なのだ。
義両親のメンツのために正確に言い直すと、
彼等は『年功序列』の儒教思想があまりにも根強すぎて、
自分より若年者の言うことを聞く必要はない、という考え方なのだ。
この国に長く住んでいる自分たちはすべてに於いて正しい、
だからよそ者日本人のお前は黙ってわたしたちの言うことに従え、ということなのだ。
時代は変わるのに、自分たちの思想は己の若かりし頃から変化できていない。
そしてそれを正しい!と相手に強要して、ストレスを与え続ける。
これが、今あたしの置かれている状況である。

日本人のあたしだって、年功序列は決して軽視していない。
とは言え、人の話も聞かず自分より若年者だから、外国人だからなんて理由で、
自分たちの主張ばかりして、ねじ伏せようとするのは、我慢できない。
ある事件が発端で、あたしは姑とは完全に関係を断った。
同居なのに、互いに無視している状態。
旦那と子どもには申し訳ないけど、外国人差別表現を平気で子どもに教える人間を、
この先家族と思って寄り添うことは到底できない。

こんなに自分の都合しか考えずにモノが言える人間がいるのかと、
あたしはカルチャーショックを受けた。
子どもに対しても平気で後ろ向きな発言をしたり、
あたしや自分の息子(あたしの旦那)のこともボロクソに言ってくれる。
あたしとは所詮他人なので、やることなすこと気に入らないのは仕方がない。
当然娘である義妹や親戚友人、ご近所さんなどなど、あらゆる人に言いたい放題。
この人のすごいところは、あたしの味方をする旦那に対しても、
自分の息子なのにも関わらず、あたし同様にボロクソに言いまわっている。
自分の息子の悪口を他人に言いふらすのは、言い換えれば自分の子育ては失敗したということ。
愚かな姑はそのことにまったく気付かず、今日も息子の悪口大会を開催している。
ついでにあたしの悪口大会も平行して、ね。

この人を見ていて思うのは、自分の両親がこんな人種でなくてよかったということ。
少なくともウチの両親は、自分の考えを一方的に押し付けるような人種でもなかった。
あたしと兄弟に対して、家庭内での人権はしっかりと認められていた。
旦那は常々『あんなのが親なんて恥ずかしい』と言っている。
それをあの人は『親不孝!』と罵るのだけど、その態度が旦那にとっては『恥』なのだ。
何故我が子が親を恥じるのか、恐らく姑は一度も考えたことは無いだろう。
自分の間違いを認めず、顧みず、周りがすべて悪いと決めつける。
70年生きてきて、この人は一体どれだけ自分の愚行をさらけ出して来たのか。
いくら熱心に宗教を信じても、人としての基本が全くできていないのだから、
毎日線香持って祭壇に向かって必死に拝む姿を見るたびに、滑稽だとしか思えない。

現在ウチの嫁姑問題は、最悪劣悪であることは事実であるし、
これはあたしにも問題があるのもわかっている。
でも過去に3度、この理不尽さにあたしはしぶしぶ折れてきたのだ。
4度目にもう無理だとさじを投げた。
精神科の世話にまでなって、なんでこんな愚かな人間に振り回されなければいけないのか、
このアホに対して一気に腹立たしさの感情を振り切った瞬間、清々しさを感じた。
どうあがいても、不毛でしかないことも世の中にはある。
嫁姑問題は、まさしくそれの代表例だと言える。

上手く関係を築けているお嫁さんと姑さんは、どちらも人間として成熟しているのだ。









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