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2020年11月17日

☆セクハラの定義☆




あたしがまだ日本で働いていた頃は、いろんな『ハラスメント』が派生した頃だった。
一番有名どころの『セクハラ』。
極端な例だけど、男性が女性に休日の予定を尋ねるだけでもセクハラになるらしく、
じゃあ地方の零細企業なんてセクハラ三昧だよ〜!なんて当時は笑っていたが、
世の中どんだけ自意識過剰な女性が多いんだ?!って不思議だった。
世間話っていうか、普通に『昨日の休み、何してた?』って何がダメ?って思ったら、
プライバシーにかかわることで、仕事に関係ない話だから…が定義だという。
もちろん何事にも程度ってものがあるけど、仕事以外の話は無しって環境では
いい人間関係が築けるわけないし、業務が円滑に進むと思わない。

あたしは28歳の時に転職しているが、その面談時に突然『失礼ですが恋人はいますか』と聞かれた。
本当にいなかったので、正直に『いません』と答えたら、面談担当していた社長は、
『不快な質問で申し訳なかったです。ただ、女性だから今後結婚の予定も当然あると思いますので…』
と謝罪した上でしっかり質問の意図を説明されたので、あたしは不快どころか素直に納得した。
その後無事採用されたので、この会社で日本を離れるまで働くことになった。



あたしが入社すると前任者はすでに退社していたので、引き継ぎは無し。
初日の業務説明の合間に、興味本位で前任者がどんな方だったのかを、上司に尋ねてみた。
上司は一瞬話をはぐらかし、社内を案内するから〜と事務所を離れた時に小声で教えてくれた。
聞くと新卒の若い子で、入社からわずか3か月足らずで辞めさせられたのだが、その原因は妊娠だった。
なるほどねー、と社長との面談時の質問のことを話したら、上司は苦笑いしながら
『社長、面談でセクハラ質問かよ…』とつぶやいたが、
非常識なのはその前任者ですから、とあたしが言うと、上司は安心していたようだった。

あたしの前任者は仕事を続けたかったようで、会社に対して不当解雇だと喰ってかかったらしく、
社長と専務、そしてあたしの上司はその対応で随分疲弊していたのを覚えている。
他社員にしてみれば、突然あたしの前任者は会社に来なくなり、あたしに入れ替わっている。
でも前任者との折り合いが付かないため、他社員にこの方の退社理由の説明もできない…
という状況が半年ほどあったらしい。
結局前任者が圧倒的不利ということで、折れる形で無事解決したらしいが、
新卒入社後未婚で妊娠、入社2か月目には悪阻でほぼ欠勤…その上、解雇通達したら不当だと主張。
どこまで非常識な人??とこんな滅茶苦茶な人がいることに、驚いた。



社長がどのタイミングだったかは忘れたが、社員全員の前であたしの前任者の件を説明した。
あたしを含め3人女性社員がいるので相当気を使っただろう。
結婚や妊娠という女性の大部分の方が経験する重要なことに対する解釈と、
言葉を間違えれば『セクハラ』だと訴えられかねない内容を、見事に説明された。
もちろんあたしたち女子社員も「前任者があり得ないからさ…」という意見で一致。

この件を『マタハラ』だっていう人が、存在するかもしれない。
いくら未婚とは言え妊娠したら解雇って、どんなブラック企業?!ってね。
でも、新卒採用の内定が出て、入社後数か月も経たないうちに悪阻が始まるってことは、
いち社会人としては軽率な態度としか言いようがない。
折角の妊娠という喜び事を、自分の無責任さで最悪な事態に変えてしまった。
入社後しばらく真面目に仕事を続ける中で結婚し、その先の妊娠であれば、
会社は心から祝福しますし、体調の変化などに遭わせた相談にも乗ると社長はおっしゃった。

日本はハラスメント大国で、何かにつけて自分の権利を主張する人が急増しているが、
一度自分の行動を冷静に見つめてみて、本当にハラスメントに相当するのか、
今一度考え直す必要があるのかな。





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