フィクションなノンフィクション

朝の通勤時間、フォロワーさんのリツイートが気になってツイッターを見てみた。
その記事は、携帯の契約に関する『詐欺まがい』なツイートだった。
内容は、田舎に住む親が年配者用の、操作が簡単なスマホに機種変更したのだが、
その際に親御さんはとんでもない金額を支払わされた！というもの。
ウチもいつかコレ同じことになるかも！？と思って、思わずリツイートしてしまった(笑)

確かにスマホは本体価格は決して安価ではない。
とは言え、ツイートの金額を見てさすがに『えっ？？』と思わず声がでそうになった。
スマホ本体にSDカードを付属して、その他諸々の費用をプラスしたら、
リンゴちゃんスマホ並みの価格を請求された…そう。
何よりSDカードの価格があり得なくって、家電量販店で購入したら半額くらいなんじゃ…
と思うような価格設定だった。(ツイート主はGB数が多いから…とフォローしていたものの)

折角買い替えた本体も何かとトラブルが多く、更にショップ店員の対応も良くないようで、
親御さんよりツイート主さんの方がショップへ憤慨している様子だ。
これなら確かにショップ側は『詐欺商売』と責められかねないなぁ…と思った。
こういう事例って、たぶん日本中に溢れていて、気づかずにいる人も多いはず。
気付かない人は、知らないからそのまま平和に過ぎていくから、
ますますショップにとっては良いカモになってしまう、そしてまた繰り返される…

もちろんショップ店員みんなが悪いわけではないし、消費者にも多少責任はある。
たぶん難しい言葉を延々と語られて、よく理解できないままサインしてしまったのだろうが、
それなら消費者サイドも『よくわからないから、もう一度誰かと来ますね』とか断れるはず。
ウチは両親に対しては、この手の話はあたしが帰国できる時まで待ってもらうか、
待てないときは兄弟が帰省したときに処理するように！と強く勧めている。
兄弟もこの手の話には疎いが、手続き中にあたしに必ず確認連絡してくるので、安心できる。

あたしの移住先は日本以上にITが整備されており、スマホは絶対に手放せないモノ。
年配者だろうとポイント管理や支払いを、スマホで完結できる人は多い。
それは若者が自分の家族や目上の人に寄り添って、丁寧に教えているからという背景もあるが、
ケイタイショップの店員さんも、日本以上に親切なのは間違いない。

わかるように説明する店員と、わかるまでしつこく質問する消費者。
ケイタイショップで年配者の客が『わからーん！』と怒っているところを見たことあるが、
店員も負けずにムキになりながら必死に説明していたな(笑)
客も客なので、この店員の態度や対応が良いとは言い難いけど、
意地でも絶対にコイツに理解させてやる！って熱意は伝わったよ。
日本では絶対見られない光景だけど、あれはあれで親切なんだと思ってしまった。

とんでもないスピードで変わっていく世の中。
変化についていけるように、いつでも気張っていなきゃいけないけど、
このプレッシャーは却って痴呆防止になるかもしれない。