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2020年11月12日

映画 「ドラムライン」

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あらすじ

マーチングドラマーとしての才能溢れる高校生(主人公)デヴォン。無事高校を卒業した事、父が諦めた音楽大学の道に進む報告を仕事中の父に伝えます。デヴォンをスカウトするのはA&T大学生マーチングバンド部のリー監督。バンドの正式メンバーに入る前の特訓を受けさせます。

デヴォンは新入生であるにも関わらず最上級のランクに合格します。自分の技術にも満足しており、リー監督やショーン先輩に対して反抗的で横柄な態度。ルームメイトの降格により、急遽任される事になったソロパートでも観客を沸かせるものの、練習とは違う結果になりリー監督は激怒。その後、ショーン先輩が作った譜面を叩くよう命じますが拒否。デヴォンは楽譜を読むことができない事がバレてしまいます。楽譜が読めるようになるまで最低ランクに降格されてしまいます。

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才能が故の苦難

デヴォンはドラムを始めた頃から才能を発揮していたようです。そのため、地味な練習や誰かからの注意等を受ける事がなかった様子。天才肌にありがちなノリが軽くプライドが高い、そんな典型的なキャラクターで始まります。そんな彼が最低ランクで初心者レベルの講義を受ける屈辱は想像するに絶えれない程でしょう。

音楽専門大学に入学し、マーチングバンドとしてソロの才能はありますが、周囲との協調性や基本である譜面が読めない等の問題が浮き彫りになってしまいます。監督・先輩といった目上の者からの注意は、彼のプライドを大きく傷つける事になります。人間関係のもつれ、葛藤等いろいろな展開を見せる物語の結末は・・・?

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ありきたりなストーリー 見どころは?

成長物語としては単調で、よくあるものです。今回取り上げた理由は「ドラムバトルがかっこいいぜ!」です。バトルの内容は「どちらかがリズムを間違える」「負けを認める」という曖昧さではありますが、けんか腰ながらも高い技術の応酬は耳と目を奪われます。小刻みでアップテンポなドラム技術は迫力を感じました。

音が耳に残り、今まで見たことなかった「ドラムバトル」は「ヒップホップ」に近いものを感じました。音楽のバトルは差がわかりにくいのですが、なんだか胸が躍ってしまいます。主人公以外のチームもそれぞれに特徴設定がされており、大会で披露されるマーチングは楽しめます。音楽好き、マーチングバンドの経験者、成長者が好きな方にお勧めです。



posted by 不破 雷丼 at 16:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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