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魔界で数千年もの間暗黒闘気生命体として自身を忌まわしき者と自負して一人で生き抜いていましたが、ある時その存在をバーンに見初められ「世に使えるために生まれてきた」と初めて存在価値を認められた事から忠誠を誓うようになります。ハドラーの部下として魔影軍団長として目立たず物静かに行動しています。

カール王国攻略では戦果乏しく、バルジ島総攻撃の際にもフレイザードに鎧を与えるのみで表立った行動はしていません。しかし、軍団長が減り勇者一行がバーンに近づいてくるにしたがって徐々に本来の役目「大魔王バーンを守る」姿が強く見えてきます。最後の壁として君臨し、バーン最大の秘密を握っている唯一の存在がこのミストバーンです。


数千年を魔界で生き抜いた最大の理由として「相手の体を乗っ取る能力」があげられます。実は本体自体の力は弱く寄生する相手の強さに依存している存在です。また乗っ取った肉体にダメージを受けてもミストバーンには影響がありません。その為負傷していようが大きなダメージを受けようがお構いなしというかなり便利な能力。

アバンの元を離れたヒュンケルを助けて暗黒闘気の使い方等を教え込み、まさに師匠といえる存在になっています。しかしこれはヒュンケルを暗黒闘気の使い手にしておくことで、万が一現在の肉体に何かがあった時に変わりに乗っとる為です。あくまでミストバーンの目的は「バーンを守る事」で徹底されています。

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序盤は暗躍のイメージが強いのですが、戦闘能力は申し分ありません。霧を発生し視界を奪ったり、爪が伸びたり、物語後半からは掌から衝撃波を出したかと思えば闘魔傀儡掌・滅砕陣・最終掌という暗黒闘気を駆使したりと中・近距離にもかなりの強さを見せつけてきます。

しかしあくまでも「他人の力」。ミストバーンは自分が成長できないモンスターと自負しています。そのせいか敵・味方に関係なく「成長していく者」に対しては敬意を払い接しています。ミストバーンは最後まで自身を貶め、他者を羨ましがる悲しき強敵です。

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CIAエージェントで建築物爆破？のスペシャリストであるリコ・ロドリゲス。故郷メディチ共和国を解放した際、リコは科学者だった父がエスピノーサと軍事組織ブラックハンドに利用された事を知ります。父の秘密を追ってリコは南米の大国ソリスへ向かいます。

その頃のソリスはエスピノーサとブラックハンドによって統治されています。ほぼ全域が支配下にされておりまさに独裁国家。ソリスの国民たちは少なからず弾圧を受けています。リコは父の秘密を暴けるのか、そして独裁国家ソリスは解放されるのか、それはリコ（プレイヤー）の活躍にかかっています。


爽快感が売りのジャストコーズ。やはり「ロケットランチャー」入手＝破壊となります（気分的にね）。基本的に車・バイク・船は撃ちます。そして基地っぽい所の赤いのとか黄色いのとかは撃ちます。その結果大爆発が起きて徐々にソリスが解放されていく・・・まさにクーデター！！

更に橋や建物もとりあえず撃っていきます。壊れる・壊れないはありますが、風景が変化するほど爆破できますのでお楽しみです♪細かい戦い方も可能ではありますが、折角の爆破ゲームなのでロケラン・ミサイル・爆薬をフンダンに使用することがソリス解放への近道になります（個人の感想）。

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アメリカンな会話と作戦で、「本当にこの作戦でいくの！？」と思いながらにやけます。本人たちは考えた結果一番良い方法と言ってますが、「お前たちがひきつけろ、俺が本部の真ん中に行って全部壊す」とか「竜巻の真ん中に飛び込めば吹き飛ばされない」とか大雑把。大好物です！

フックを使った移動・攻撃は幅が広く、ゲーム全体の自由度を大きく引き上げています。空を飛び地面を這い、敵を飛ばし戦車も壁にぶつけれる。武器による爆破よりも「フックをどう使うか」で進行速度が大きく違います。爽快感があり、出鱈目な設定でワチャワチャしているゲームでした。大好物です（2回目）！

打倒勇者のため超魔生物へと進化したハドラーですが、現在では既に自軍も壊滅状態になり、孤軍でダイ達と相対することになります。超魔生物と化して初めて大魔王バーンと謁見した際に、身体も心も進化したハドラーを見てオリハルコン製の5つのチェスの駒を授けます。バーンに勧められるままに、ハドラーはフレイザードを生み出した禁呪法を使い「オリハルコンの戦士」を造り出します。

禁呪法により生まれる生物は術者の精神に強く影響を受けます。現在の一回り大きくなったハドラーの精神に影響を受けた5体は、前回のフレイザードとは大きく異なります。騎士道精神を持ち自身に溢れ、何よりも今までに魔王軍になかった「チームワーク」を駆使して勇者パーティにとって、まさに最大の脅威としてダイ達の前に立ちふさがります。



オリハルコンの強度を持ち魔法が一切効かないという恐ろしさ。更に核が破壊されない限り頭を撃ち抜かれても倒れずハドラーの魔力がある限り修復・再生可能というチート性能。そこに「チェスの駒」という設定が入ってしまい手が付けられないレベルの軍団となっています。

「ヒム」はポーン（兵士）より生まれた近接格闘戦士。熱い性格を持っており、突撃タイプ。

「シグマ」はナイト（騎士）から生まれた槍使い。馬の顔をしており、ヒムとは逆に冷静沈着。

「フェンブレン」はビショップ（僧侶）から生まれた全身刃な戦士。僧侶なのに残虐性を感じる性格。

「ブロック」はルック（城兵）から生まれた巨漢で怪力。寡黙でパワー一辺倒ではあるが仲間想い。

「アルビナス」はクィーン（女王）から生まれた紅一点。ハドラーに心からの忠誠を誓う女性。

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アバンの使徒に対抗する為に生み出されたハドラー親衛騎団。後の事は考えず、打倒ダイ一行悲願の為だけに全ての力を注いできます。しかし、そこに謀略はなく純粋に1対1でチームワークでコンビネーションでと、ダイ達が今までにしてきた「強敵に対抗する為の戦い方」をハドラーがしてきます。これは挑戦者が変わった事を表しており、油断も隙もなく万全な体制である事を示唆しています。

ハドラー最後の戦いになりますが、ここからはハドラーの想いや、ダイ達との戦いで何を掴んだのか等、非常に人間臭さが見えてきます。憎むべき敵ではありますが、最終面ではダイ達にとって人生の先輩として背中を見せます。この漫画（アニメ）がいつまでも記憶に残る理由が見えてきます。この作者は中々粋なやつのようだぞ。ハドラーの死に場所を最高のシーンで締めくくってくれるとは・・・な・・・！

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1868年、作家志望のジョーは家族の元を離れてニューヨークで家庭教師をしています。出来上がった作品を持ち込むも編集長からは「今時ウケないからもっと万人向けの物を」と大きな変更を求められ、友人からも酷評を受けてしまいます。そこに妹ベスの病気悪化の知らせが届き、今の環境から逃げるように帰郷します。

同じころ末っ子エイミーは伯母であるマーチの付き添いでパリに在住。幼馴染のローリーに道端で会いパーティーに誘い、久しぶりの再会をとても楽しみにしています。しかしローリーの態度は悪くエイミーとも険悪ムード。密かに好意を抱くエイミーは落ち込みます。

長女のメグはローリーの家庭教師ジョンと結婚しており、裕福ではありませんが温かい生活を送っています。今は実家で母と共にベスの看病を行っています。ジョーの帰郷、エイミーの恋の行方、ベスの病状を過去の記憶を振り返りながらそれぞれの想いと未来が描かれていきます。


本作は作者ルイーザ・メイ・オルコットを元にしている自叙伝的な作品ということもあって、本当に日常的な作品。ジョーがオルコットに当たりますが、１８６０年代の生活をとてもリアルに描いています。特に作品背景に見えるのは「女性の自立の難しさ」。

当時は女性は当然の如く結婚して家を守る・家事をするものと考えられています。自立を目指すジョーとメアリーは幾度も心を折られています。しかしどんな困難があっても四人姉妹の絆は変わらず支え合います。この四人の女性の強さと温かさが長年に渡って愛される作品となった理由でしょう。

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とても入りやすく完成していました。原作「若草物語」を読んでなくても楽しめる、むしろ読みたいけど小説が苦手という方には凄くお勧めです。若草物語を題材にした作品は複数ありますが、どれも要点を端折りすぎており「原作を読んだ人は楽しめる」と感じる物が多いのですが、今作は未読の方にもお勧めしたい名作！

家族愛と恋愛、女性の自立と才能、夢と現実といった2021年と100年以上過ぎた現在でも共感できる「日常」が表現されていました。生活の中で見つける幸せの形は皆が異なっています。この四人姉妹のそれぞれの幸せの形と答えは本編を観てからのお楽しみです。

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