2022年05月26日
クリスマス映画でいいのかな?? 「ゼイカム 到来」
恋人と実家に帰ったら・・・
イギリス郊外ミルグラム家に長男ニックが恋人アンジを連れて帰ってきました。母のベスはアンジがインド系の女性である事に戸惑いを見せます。父のトニーはそもそも何の連絡もなく急に帰ってきたニックに渋い顔をします。そして気難しい祖父に妊婦で姉のあるケイトとその夫スコット。家族全員がアンジに偏見を持っており、その態度を見てニックは明日の朝一番に家を出ようと提案するのでした。
明朝早くに家を出ようとする2人ですが、玄関の扉を開けると黒いケーブルのような物に覆われていました。全ての窓外が同じように家全体が覆われています。騒ぎに気付いた家族も目覚め異常事態に困惑します。そしてテレビ画面に映し出された「屋内にとどまり、次の指示をまつように」の文字を見て家長であるトニーが、政府による緊急事態宣言と判断しテレビに従う決断します。そして謎の指示・怪異現象・心理的ストレスが襲ってくるのでした。
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極限状態の心理に納得
画面に指示が出た時の反応が生々しい。うろたえながらも受け入れてしまうのは人間心理。恐怖で思考が停止すると強い支持・意見に従ってしまいます。その結果について考える事を止めてしまうのは当然の心理です。なので看護師であるアンジの医療的な意見は聞かず、家長というアテにならない役職を信じてしまいました。
大体こういう家長って独裁・暴走しますよね。本作も例外ではありません(笑)。中々に見事な傍若無人っぷりと、勝手な使命に燃えて暴走してくれます。こういう人は「指示待ち」型で、従っていれば責任にならないと考えている、という表現が非常にリアルでした。極限状態に陥ると人は、判断・思考能力が無くなるというシーンが恐怖を煽ってきました。
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一体何だったのか?(ちょいネタバレ)
ちょっと意味がわかりにくい作品・・・。なんというか恐怖に負けた人間の心理状態が怖い作品で、外敵(黒いコードのような宇宙人?)が怖いわけではありませんでした。最後まで人類に対して指示を出した理由は明らかにならないので、結局何だったのか・・・という疑問を残す作品でした。
胸糞系でストレス系という本作品。その評価だけで締めくくるのも申し訳ないので・・・。ラストで明らかになるのですが、地球全てがこの状態になっています。そんな大規模な出来事を「一家だけ」で表現しており、ラストを見て「他にもこんな家族があったんだろうな」「屋外の人はどうなったんだ」と想像させる部分については、見る側に任せる作品としては良い出来でした、と褒めれた私は良い鑑賞家。
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