アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2020年03月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
ヨリちゃんさんの画像
ヨリちゃん
プロフィール

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2020年03月08日

安倍総理「茶番」会見を変える 署名活動に込めた新聞労連委員長の覚悟





 安倍総理 「茶番」会見を変える 

 署名活動に込めた新聞労連委員長の覚悟


          〜立岩陽一郎 「インファクト」編集長 3/8(日) 13:04〜

 新型コロナウイルス対策に付いての安倍総理の記者会見を切っ掛けに、事前に遣り取りが決められた総理大臣の会見の在り方を変える為の署名活動が始まって居る。呼び掛けたのは新聞労連の南彰委員長。署名はオンラインで集めるもので、当初の予定だった1万を超えた。南委員長は署名の狙いは「報道機関を変えること」と明言した。

      3-9-38.png

                 新聞労連の南彰委員長

 十分な時間を確保したオープンな「首相記者会見」を求めます

 「十分な時間を確保したオープンな「首相記者会見」を求めます!」とする署名活動がオンライン上で始まって居る。新型コロナウイルス対策に関する安倍総理の記者会見が事前に質問が提出され安倍総理が答弁書を読むだけだった事に加えて、江川紹子氏等が「未だ質問が有ります」と呼び掛けても打ち切られた事で、総理大臣の記者会見への批判が高まって居る。
 署名活動は、自由な質疑を行える首相会見を求めたもので、署名者は3月8日の昼過ぎ、当初の予定だった1万人を超えた。

 求めて居るのは、従来の慣行である官邸記者クラブ主催では無い形での記者会見。具体的には、日本記者クラブ主催にし参加者の枠を広げて自由に質問出来る場を作ると云うものだ。署名活動の主体は、MIC(マスコミ文化情報労組会議)だが、その発案者は全国の新聞の労働組合で作る新聞労連の南彰委員長だ。南氏は朝日新聞の政治部記者で、官邸記者クラブに所属して居た事もある。

 変わるべきは報道機関

 南氏は私の取材に、開口一番「マスメディアが改革して来なかったツケが出て居る」と話した。どう云う事か?

 「安倍総理は報道の自由に付いて否定的な姿勢が顕著です。そして、同時に、平成の30年余り掛けて進められた権力の一極集中が安倍政権で完成した。これによって、今迄慣行として行われて居たものの、余り目立って問題に為らな買ったものが、一挙に目に見える形で出て来ている」そして言った。
 「コノ署名は、官邸を動かすと云うより報道機関を動かすと云う取り組みです。その狙いは、報道機関を変える事にあります。署名の宛て先は官邸が最初に来て、次が報道機関に為って居ますが、本当は報道機関を先に持って来るべきだと思って居ます」 では、何故それは署名活動だったのか?
 「マスメディアへの不信感が有る中で、署名を集める事で『変え無いといけ無い』と云う意見を可視化させる必要が有ると考えたのです。それには署名活動しか無いと考えました」 そう考えたタイミングが有ったと云う。

 「2月29日に記者会見が行われ、その会見の事が国会でも審議された。そこで安倍総理自身が、会見にシナリオが有ると公言した。それを3月3日の朝日新聞が記事にしたが『これは、報道機関が釈明して居るだけでは済まない』と思った。マスメディアが変わる事が問われて居る時に、記者クラブ制度の中で、マスメディアには、政権に対して適切な会見を全会一致で求めると云う感覚が無い。コレは、何かしないといけ無いと思ったんです」 「可視化が必要なんです」と、南氏は強調した。

 安倍政権で変わった状況

 私はYahoo!ニュース個人で安倍総理大臣と記者との会食、そして安倍総理大臣の会見を問題にして来た。その中で指摘したのは、コレは安倍総理だから行われた事では無く、従来からの慣行だと云う点だった。ソレは南氏の冒頭の「マスメディアが改革して来なかったツケが出て居る」と云う言葉と符合する。
 しかし、朝日新聞で政治部記者として政治を見て来た南氏には、安倍政権で特にソレが際立った事情が有ると話した。 「官邸記者クラブに居た時から、総理大臣の会見が儀式に近いと云うのは感じて居た。それでも問題だと感じ無かったのは、会見とは別に取材の場が有ったからなんです」 どう云う事か?

 「歴代の総理大臣は官邸記者クラブとの間にルールを持って居て、例えば、テレビの単独インタビューは順番に行う。そして、ソノタイミングで新聞・通信各社は3社を1つのグループにして取材を受ける。そこで厳しい質問も含めて遣り取りをすると云う事をして居た。だから、NHKの中継で全国に流される記者会見は儀式の様に為っても、それは仕方無いと云う考えが有ったんです」 それが安倍政権に為って変わったと云う。
 「2012年に政権復帰して、先ず慣例を無視して産経とTBSの単独インタビューに応じたんです。只、最初はそれでも平等に応じると云う姿勢は見せて居ました。しかしその内、それが変わります。産経とNHKに対する取材対応が突出して行きます。そして民放の情報番組にも出る」

 安倍総理は明確に、自身に取って都合の良いメディアを選ぶと云う事を始めたと云う事だ。しかし「メディア側はそれを飲まざるを得無かった」と云う。何故か?
 「そもそも何で(官邸)記者クラブだけで(総理大臣への取材を)独占して居るのかと云うメディア不信を官邸側に上手く使われて居るんです。確かに、そう言われると弱い。そこで上手くコントロールされて居る訳です」 巧妙な安倍政権と云う事か?

 「そう思います。ですから、マスメディアが変わら無いと何も変わら無い。今、取材の過程そのものが可視化されて居る訳です。取材の過程が不信の目で見られたら、新聞もテレビも信頼は得られ無い。会見で聞くべき事を聞く。勿論、会見以外でも取材はするが、会見で確りと取材すると云う処に立た無いといけ無い。『表』は聞か無くて好いから懇談の様な『裏』で聞く、と云うのはもう通用しない」

 集まった署名は官邸と報道機関に送る予定だ。南氏は「既にマスメディアは共犯関係にある」と言い切った。 「儀式としての首相会見は何故成り立って居るかと云うと(官邸)記者クラブが支えるから儀式が貫徹して居る。ソコを国民が見ている。ココを脱しないといけ無い」

 新たな会見のイメージとは

         3-9-39.jpg

               フリーランスの江川紹子氏

 実は、この署名集めには、特に私の様な主要メディアに属して居ないジャーナリストから批判が有る。それは「そもそもコレは新聞・テレビが作り上げて来たものであり、その中でフリーのジャーナリストを排除して来たのは政府と云うよりも、新聞めテレビと行った主要メディアではないか」と云う不信感から来る。それに付いて南氏に問うた。

 「その不信感を私自身も突き付けられました。賛同者に為って呉れた方の中には、そうした不満を持ちつつも、今は動かす事だと賛同して呉れた方も居ます。それを私達は受け止める必要が有る」
 では、署名の中で求めている日本記者クラブでの記者会見はフリーのジャーナリストも参加出来る「オープンな会見」に為るのだろうか?
 「日本記者クラブで遣ると云う趣旨は、日本記者クラブは報道界全体で考える場として面々が集まって居る場としてと云う意味です。現状は会員に為って居る人しか入れ無いが、首相会見に付いては会見に出られる枠を広げて行く必要がある。フリーランスで頑張って居るジャーナリストも出て貰う必要があると考えます」

 改革のチャンス

 これ迄続いて来た慣行の弊害が、安倍政権で一気に噴き出したと言った南氏。一方で、安倍政権によって改革のチャンスがもたらされたと捉えて居る。 「歴代の自民党政権はそれ為りに民主主義を考えて居た。マスメディアはそうした政治家の良識に甘えて居た。それが第二次安倍政権に為って新しい時代に為った。マスメディアに取っては試練だが、それは良い試練だと思う。それを一つ一つ解決していか無いといけ無い」

そして最後に言った。 「今起きて居る事は安倍政権で終わる訳では無いんです。安倍政権は何時か終わる。しかし、安倍政権によって顕在化したマスメディアと権力との関係は消える事は無い。だから、今、変える必要がある」
 
 署名活動のサイトには、権力を憲法で縛る立憲主義を説いた本として知られる「檻のなかのライオン」の挿絵が使われて居る。権力をライオンに、憲法を檻に例えた事例が話題と為った一冊だ。南氏が頼んで使わせて貰ったと云う。 マスメディアは檻の役割を担えるのか?それとも、ライオンを野に放つ為に檻を壊す側に廻るのか? 署名は3月10日にも、官邸と官邸記者クラブに加盟する報道各社に送られる。


             3-9-37.jpg         

 立岩陽一郎 「インファクト」編集長 調査報道とファクトチェックを専門とする「インファクト」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。1991年一橋大学卒業。放送大学大学院修士課程修了。NHKでテヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクとして主に調査報道に従事。政府が随意契約を恣意的に使っている実態を暴き随意契約原則禁止のきっかけを作ったほか、大阪の印刷会社で化学物質を原因とした胆管癌被害が発生していることをスクープ。「パナマ文書」取材に中心的に関わった後にNHKを退職。著書に「ファクトチェック最前線」「トランプ報道のフェイクとファクト」「NPOメディアが切り開くジャーナリズム」「トランプ王国の素顔」など。

                       以上


 



 



        ★──────────────────────────────────────
          「グローリン・ワンクロス」販売促進プロモーション    
        ───────────────────────────────────────☆

     テレビCMでも大好評の「グローリン・ワンクロス」が アフィリエイトで新登場!
        皆様の中でも、1度はご覧いただいた方もいらっしゃるのでは!
       グローリン・ワンクロスは、たった1回のシャンプーでしっかり染まる!
        白髪ゼロの若々しい印象に!ぜひこの機会にお試しください!

       https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3B7M8D+4Q9ZSI+3NZO+2HBNW3





元テレ朝・竹内由恵アナ 「ギラギラ」して居た過去 手持ち無沙汰な新生活 再出発の裏側語る




 




 元テレ朝・竹内由恵アナ 「ギラギラ」して居た過去
 
 手持ち無沙汰な新生活 再出発の裏側語る


            〜〈AERA〉AERA dot. 3/8(日) 11:30配信〜


            3-8-20.jpg

 竹内由恵さん(34)2008年にテレビ朝日入社。「ミュージックステーション」「報道ステーション」等の人気番組を担当し、2019年退社。20年2月、アミューズに所属し再出発した(撮影 写真部・小黒冴夏)

 医学部入試の女性差別の発覚に#MeTooや#KuTooの動き。男女差別にノーと云う機運は高まったが、日本の男女格差指数は世界121位。国際女性デーを前に、女性がどうしたら自分らしく生きられるのか聞いた。 AERA 2020年3月9日号では、フリーとして活動する事を決めた元テレビ朝日アナウンサーの竹内由恵さんや、リクルートで執行役員を務める瀬名波文野さん等、自分らしく働く女性達を取材した。

 バラエティー番組でお茶の間を明るくして居たかと思えば、真剣な顔付きでニュースを読む。「アナウンサー」として求められる役割に徹した。スポーツの試合に足繁く通って勉強する内に、スポーツ関連の仕事も増えた。「ガツガツして居たんです」竹内由恵さん(34)は、2019年にテレビ朝日を退社する迄の11年間をそう振り返る。「最初の頃は担当番組も少なくて、仕事が欲しかった。頑張ら無きゃ、認められ無きゃと必死でした」
 同僚や友人から「仕事人間。ギラギラして居る」と言われた事も一度や二度では無い。だが、30代に入ったとき、フト「結婚」の2文字が頭を過った。

 「20代と30代では見えて居る世界がマルで違ったんです。仕事、結婚、子育てと上手くバランスを取って行くのはチャレンジングだと感じて居ます」

 最初に立ちハダカッタのが「住居」の壁だった。夫の居る静岡か勤務地の東京か・・・人生の岐路に悩んだ末、テレビ朝日の退社を選んだ。夫以外、知り合いが居ない土地へと移り住んだ。暮らしは楽しかったが、小さな違和感が芽生えた。
 「仕事が無い生活が初めてで、空いた時間をどう過ごせば好いのか判らなかった。一日中、手持ち無沙汰でした」
 平日も休日も同じ直線上に有る様な味気の無さ。働いて居た頃は、週末が来る度に解放感が在ったのに。そう悶々とする竹内さんを見た夫が、仕事の再開を提案した。今年2月、フリーとして再出発する事にした。

 「仕事を頑張りたいと云う理由で結婚や出産に消極的に為る人が周りにも多く居ます。過つての私もそうでした。結婚から子育て迄全部遣ってから職場復帰しようと思うと途方も無い歳月が掛かってしまうんです」
 だから、仕事もプライベートも同時に遣りたい事を遣ってみれば好いんじゃないかと思う様に為った。「こうじゃ無きゃ」と云う遣り方を変えて、柔軟に両立して行く道を探して行けば好いと感じる。

 女性の社会進出も少しズツ進んで居るとは思う。だが、フトした瞬間に未だ男性社会だと感じる時もある。例えば、出産後に産休を経て女性アナウンサーが退職すれば批判の声が上がる事もある。個人に色んな事情が有る事が理解されて居ないのかも知れ無い。
 「だからコソ、仕事をしながら子供を産み育てると云う選択肢をモッと多くの人が選べれば、皆が慣れて当たり前に為って行くのではと思うんです」女性が全てを背負い込ま無い社会に為ればと願う。

 昨年12月に世界経済フォーラムが発表した「ジェンダーギャップ指数」男女格差が大きい程順位が低く為るこのランキングで、日本は過去最低の121位に沈んだ。特に、政治分野や、経済分野の指導的地位に占める女性の割合が低い事が足を引っ張った形だ。
 2016年には女性活躍推進法が施行されたものの、未だ「管理職」と呼ばれる層に女性は少無い。女性がチャレンジし難い状況が残る事も有るが、女性自身が尻込みするケースも多い。だが、環境や仕事内容で価値観がガラリと変わる。



 





          3-8-21.jpg 瀬名波文野さん

 リクルートで執行役員を務める瀬名波文野さん(37)は、2月14日、同社の新任取締役候補に為った。正式決定は6月の株主総会を経た後だが、名前が公表されるや否や「30代、女性、大企業の取締役」そんなラベルがインターネット上を駆け巡った。
 エネルギッシュで仕事に真っ直ぐ・・・ソンな瀬名波さんだが、リクルートに入社当初は全く違う未来を描いて居た。「可愛い御婆ちゃんに成田かったんです。親には大学迄出して貰ったから、或る程度頑張ったと思える3年目位で寿退社したいと思って居ました」

 就職活動中も、隠さずそう話す度に面接担当者は皆キョトンとした。だが、リクルートだけは違った。どうしてそう思って居るのか、考え方に興味を持って呉れた。「リクルートは今は規模が大きく為ったけれど、始まりはベンチャー。性別は勿論、年齢やキャリアに囚われ無い土壌が在る。気付けば、仕事を通して社会に関わる事が面白く為って居ました」その風土を強く実感したのが、同社が買収したイギリスの会社への駐在に立候補した時。
 当時入社7年目の瀬名波さんは、マネジメント経験やファイナンスの知識と云った条件の殆どを満たして居ない。面接も「それなのに、何故応募したの?」の言葉から始まった。

「選ぶ側の人達は、年齢も性別も気にして居なかったと思って居ます」面接を通過し単身渡英。だが、此処で初めて壁にブチ当たる。
 「買収元の企業から遣って来た、20代のお姉ちゃんは誰からも歓迎されませんでした。遣りたい事は在るし正しい自信も在る。でも正論だけでは信頼して貰え無いんです」何度も否定されながら、諦めずに食らい着く。こうして少しずつ信頼を勝ち得て行った。
  「女性だから否定されたと感じた事は有りません。でも人生で初めて、年を取って見えたら好かったのにと思ったのはこの時でした」

 例え、身の丈以上で有っても、打席に立つ事でスキルが積み上がると経験から知って居る。失敗しても好い。どんなライフステージでも躊躇わず遣りたい事に飛び込める環境が必要だと考える。
 「キャリアでも子育てでも、迷った時はワクワクする方を選べば好いと思って居ます。何時か、性別や若さのラベルが珍しいと思われ無い社会に為ればと思って居ます」









          3-8-22.jpg 甲田恵子さん
 
 だが、女性が働き続けたい社会で活躍し続けたいと思う時、未だに子育てとの両立に悩む人は多い。子育てが足枷に為り一歩踏み出せ無い、そんな悩みを解消したいと、子育てシェアサービスを運営する「AsMama(アズママ)」を09年に立ち上げたのが、甲田恵子さん(45)だ。原動力は、自身の感じた子育てジレンマだった。

 保育園から娘が発熱したと連絡を受け慌てて迎えに行くと、意外と娘は元気に走り回って居た。コンな時位、ジックリ娘に向き合いたい筈なのに「コンなんなら呼び出さ無くたって好いのに」と云う理不尽な感情も過る。仕事を放り投げて来た自分はナンだったのかとイライラ。仕事も育児も完璧を求め、板挟みに為って居た。
 「一寸子供を見て欲しいと頼るのが苦手で、一人で抱え込んでしまいました」 甲田さんはソンな苦い経験から、顔見知りの親同士を繋いで、子供の送迎や託児を頼り合う仕組みを思い着いた。

 子育てシェアを利用する時は、依頼者が1時間当たり500円から700円のお礼を支払う。ワンコイン程度を挟む事で、依頼者はお願いし易く為り、支援者も思わぬお礼に気を使う事も無く為ると云う。
 依頼者は働く女性が多い。一寸頼れた事で育児がラクに為り、仕事でも一歩踏み出せたと云う人も居る。支援者側も、子供に兄弟が出来たみたいで好い経験に為ったと云う人が居る。助け合いの循環が出来たらと思う。

 「気持ちに余裕が生まれれば、遣りたい事に挑戦出来る様に為るんです。頼る事が申し訳無いでは無く、カッコイイと思える様にしたい」甲田さんは多くの女性達と接しながら思う。「子育てをする女性の多くが減点式で自分を評価して居ると感じます。子育てを共有出来る人が居れば、ホンの少しでも肩の荷を下ろす事が出来る。キャリアを積み上げて来た女性が立ち止まら無くて言い様な社会にしたいと思って居ます」


       編集部・福井しほ ※AERA 2020年3月9日号    以上



















新型コロナウイルス感染拡大で懸念される経済への影響  元経産官僚「国会が全く仕事をして居ない」




 新型コロナウイルス感染拡大で懸念される経済への影響  

 元経産官僚「国会が全く仕事をして居ない」


          AbemaTIMES 3/8(日) 16:10配信

 OECD・経済協力開発機構が「世界経済は金融危機以来最も深刻な脅威に直面して居る」と警告する等、新型コロナウイルスの感染拡大に懸念が強まって居る。G7の財務省・中央銀行総裁は緊急で電話会談を開催、世界経済への影響に対しては財政措置を含め「全ての適切な政策手段を用いる」との共同声明を出した。

 大和総研の試算によれば、今回の新型コロナによる経済活動自粛では、短期シナリオ(2月〜4月頃)で3.8兆円程度、長期化(1年間)すれば12.1兆円程度の減少が見込まれ、東日本大震災後の個人消費の落ち込み(2011年上半期)2.6兆円程度を上回る。
 既に中国人観光客等の激減により、インバウンドを頼りにして居た観光業界・百貨店業界等が痛手を被って居り、製造業界からも「中国からエアコンやトイレの部品が入って来ず、施工出来ないし代替しようが無い」(工務店) 「食材は有るから製造は出来るが、入れる箱や瓶が無い」(食品製造)と云った悲鳴が上がって居り、倒産する中小企業も出始めて居る。

 政府は大きな損失が発生した企業を対象に「セーフティネット保証」と呼ばれる制度を導入。各地の信用保証協会が中小企業の借入金を100%保証すると云うもので、全ての都道府県で実施する事を発表した。又、麻生財務大臣は6日夜、金融機関に対し、企業の資金繰り等への支援を要請した事を明らかにした。

             3-8-24.jpg 井上真伯氏

 6日のAbemaTV『AbemaPrime』に出演した井上真伯・神奈川県中小企業診断協会代表理事は

 「今の物造りは非常に国際的で、国内でも分業が相当進んで居る。副資材を纏めて発注しようとした処で中国から船が来無いと為ると非常に困る。当然、仕入れをして居たり外注して居たりして居るので、ソノお金は払って下さいと言われてしまうと、材料費が持ち出しに為ってしまう。
 破産や倒産がニュースに為るのは、未だ良い方だ。倒産の手続きをキチンとすればお金が掛かる。その資金すら無く、会社のお葬式が出せ無い現実、追い込まれて夜逃げも出来ないと云う現実もある。そうしたものはニュースに為ら無いし、実際は調査機関が出す数以上に有ると考えて頂く必要がある」

 
 と話す。又、自粛の動きに付いても

 「皆が皆自粛したいのかと云うとそうでは無いし、今がチャンスだと云う方も居る。世の中のムードに流されず、感染を拡大させ無いと云う心掛けを徹底した上で遣って頂く分には問題無いと思う。しかし、プライベートも公式も飲み会は当面禁止と云う通達をして居る企業も在り、外に食べに行ってしまうとルール違反に為ってしまうので、息苦しいが雰囲気に合わせざるを得無いと云う方も居る。
 こう云う時コソお金を使わ無ければ為ら無いと云う事もあるが、感染を拡大させては行けないので、非常にバランスが難しい」


           3-8-25.jpg 久住英二氏
 
 とした。ソコで問題と為るのが、自治体の情報公開だ。勤務先や店名を公表する事で不安が広がり、周辺の店まで臨時休業に為ったと云うケースも有ると云う。ナビタスクリニック理事長の久住英二氏は

 「最近、“クラスター”と云う言葉が好く使われて居るが、大して意味が無いし、何処で感染したのか分から無い人が沢山出て居る時に、見付かった人達の点と点を繋げて遊んで居ても仕方が無い。そうでは無く、本当に感染者の広がりを調べたいのであれば、言い出し難い環境を作ってはダメだ。
 公開された感染者が集中砲火を浴びる様であれば、“具合悪いけど絶対病院に行か無い”と云う事に繋がるし、中には我慢して居る内に重症化してしまう人も出て来るかも知れない。感染した人を見付けては血祭りに挙げるのは、感染を封じ込めると云う事とは対極の動きだ」


           3-8-23.jpg

 とした。元経産省キャリアの宇佐美典也氏は、

 「景気の低迷と自粛のバランスと云う事をどう考えるかと云う事だが、一緒に考えてしまうと手の打ち様が無く為るし、何処かで全体的な流れを覆すと云う働き掛けをしないと、世界経済も日本経済も危ないので、“今の段階では自粛は致し方ない”と考え、或る期間迄はこれで行くしか無い。
 只、その間に企業が潰れてしまっては困るから、お金を貸し出し易くする環境を作る。今回のセーフティネット保証と云う事はそう云う事だ。取り敢えず銀行さんはお金を貸して挙げて下さい、仮に潰れても国が間接的に100%保証するから、安心して貸せますよと云う状態を作る。
 只、何処かで期限を区切ると云う宣言を政府は絶対にし無ければ為ら無い。その為には、或る程度指標を示さ無ければ為ら無い。リーマンショックの時は中小企業金融円滑化法、通称モラトリアム法を政治主導で作った。そう云う法律が今回も必要なのに、国会が全く仕事をして居ない」

 
 と指摘。又、大阪市の松井一郎市長が「全ての商品、取引に軽減税率を適用し、実質的な消費税減税措置をすべき」と訴えて居る事に付いては、
 
 「消費税減税すれば消費が何と無く盛り上がるだろう・・・ミタイな話だと思う。飲食や流通等がキツク為るので、飲食店の軽減税率に付いての議論は有り得ると思う。あまた、高速道路無料化、航空運賃を安くする等して、流通と人の動きの国内観光を盛り上げると云った事は絶対に遣らなければいけ無いと思う」

 と話して居た。


         AbemaTV 『AbemaPrime』より     以上








        ★──────────────────────────────────────
         「グローリン・ワンクロス」販売促進プロモーション    
        ───────────────────────────────────────☆

     テレビCMでも大好評の「グローリン・ワンクロス」が アフィリエイトで新登場!
         皆様の中でも、1度はご覧いただいた方もいらっしゃるのでは!
       グローリン・ワンクロスは、たった1回のシャンプーでしっかり染まる!

         白髪ゼロの若々しい印象に!ぜひこの機会にお試しください!

        https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3B7M8D+4Q9ZSI+3NZO+2HBNW3






山口智充「僕は今、遣りたい事遣ってます」 何故縁も縁も無い名古屋で活躍して居るのか




 





  山口智充「僕は今、遣りたい事遣ってます」
 
  何故縁も縁も無い名古屋で活躍して居るのか


             〜Yahoo!ニュース 特集 3/8(日) 9:53配信〜


      3-8-5.jpg

                  撮影 古川義高

 『ワンナイR&R』(フジテレビ)等数々の人気番組に出演して居た「ぐっさん」こと山口智充。ものまねや歌と云う特技を生かして全国ネットのバラエティー番組を席巻して居た。
 そんな彼が現在、力を注ぎ大切にし続けて居るのが、名古屋のローカル番組『ぐっさん家 〜THE GOODSUN HOUSE〜』(東海テレビ)だ。大阪で生まれ育った山口は、縁も縁も無い名古屋と云う場所に何を見い出したのだろうか。番組に密着してその思いを聞いた。

      取材・文 ラリー遠田 撮影 古川義高 Yahoo!ニュース 特集編集部

 時には「ラーメン店に並ぶだけ」の番組に為る

 『ぐっさん家』は2003年に始まって以来、17年の歴史を誇る人気番組。 「ぐっさんの名古屋での生活を覗き見する」と云うコンセプトで、実在する名古屋市内のアパートに住んで居る設定だ。山口はソコを拠点にして、東海3県の様々な場所を散策する。
 土曜の18時半と云う放送時間ながら、2ケタ視聴率を頻繁に獲得。2013年には17.5%の視聴率を叩き出した事もある。今や名実共に東海地方の名物番組と為って居る。この番組が生まれたのは、山口と親しいスタッフが切っ掛けだった。

       3-8-6.jpg

 「元々僕が名古屋で別のレギュラー番組を遣らせて貰って居て、その番組のディレクターさんと作家さんと3人でプライベートでもズッと遊んで居たんです。その2人が『遊んで居る時のぐっさんの面白さを、何でテレビではそのまま出せて居ないんだろう?』って好く言って居たんです。それで『自分達がぐっさんの素の部分を出せる様な番組を作ろう』と考えてこの番組が始まりました」

 先ずは「ぐっさんが遣りたい事を遣らせ様」と云う事に為った。山口が以前「老舗の散髪屋さんに行きたい」と言って居たのを思い出して、散髪屋へ連れて行った。散髪の途中で山口がウトウトして眠ってしまう処も定点カメラで映して居た。髪を切った後は喫茶店に行ってクリームソーダを飲んだ。
 余分な音楽もナレーションも入れずに放送した処、思いの他高視聴率を獲得し、業界内からも大きな反響があった。山口と番組スタッフは確かな手応えを感じて、この路線を貫く事に為った。

        3-8-7.jpg

 「名古屋で大人気のラーメン屋さんに行って、唯々30分行列に並んで終わった事もありました。30分番組だったので、番組の最後で店に入って、カウンターに座った処でエンドロールが流れて居ました」

 タレントがラーメン店の行列に並んで、ラーメンを食べ出した処でロケが終わる。普通の番組では在り得ない事だが、これが『ぐっさん家』の新しさだった。
 今でも山口は、コノ番組のロケで何処に行くのかを事前に知らされて居ない。台本すら用意されて居ない。ゲストも秘密にされて居る。時には明石家さんまや大物ミュージシャン等豪華なゲストがフラッと訪ねて来る事もある。彼が会いたいと思って居る人を、スタッフが連れて来て居るのだ。

 「テレビだから好いだろう」は許さ無い

 この番組のロケで一般人と接する時、山口は「迷惑を掛け無い」と云う事に徹底的に拘り、スタッフにもそれを伝えて居る。

        3-8-8.jpg

  「例えばお店に行った時に、箸の置き方一つにも気を付けて居るんです。撮影スタッフが勝手に位置を変えたりして居ないかなって。道端に停めてある自転車を勝手に動かすのも良く無いと思うんです。僕等は撮影の為にお邪魔して居る身だから、キチンと筋を通さ無いといけ無いと思うんです」

 一般人に人一倍気を使うのは、山口が余り芸能人らしく無い芸能人だからかも知れない。25歳迄サラリーマンとして働き、ソコから芸人の道に進んだ彼は、他のタレントよりも視聴者に近い目線で芸能界を眺めて居る。

 「ソコ迄ドップリ自分が芸能人だと思って居ないんですよね。プライベートではスタッフとも遊ぶし、一般人の友達も多いですから」

 等身大の人間として生きて居るからコソ、普通に生活して居る人の当たり前の日常を大事にする。山口は「テレビだから好いだろう」と云う業界人の傲慢さを決して許さ無いし「芸能人だからコウしないといけ無い」と云った感覚に縛られる事も無い。山口本人が『ぐっさん家』と云う番組を心から楽しんで居るのが伝わって来る。
 『ぐっさん家』は全国で放送されて居る番組では無い為、視聴可能な地域以外では「最近ぐっさんをテレビで見なく為った」と思う人も多いかも知れない。そう思われる事に付いて尋ねた処、山口は笑顔で答えた。

         3-8-9.jpg

 「それに対しての抵抗は無いです。探して貰えれば、僕の活動はチャンと判りますから。音楽の世界でも、ヒットチャートに入って居ない人が活動して居ないかと云うとそんな事は無い処か、日本武道館でライブを遣って居たりするじゃないですか。僕の場合も、今はローカル番組で遣りたい事を遣って居ると云うだけです」

 将来の夢は、一日中ズッと僕が出て居る番組を遣る事

 山口と云えば、クセの強いミュージシャンの歌い方や動物の鳴き声など数々のマニアックなものまねを武器として居るが、順調な仕事の裏には、自分のネタが一方的にドンドン消費されてしまうと云う焦りもあった。
 
 「台本に『1分間、ぐっさんモノマネ』って書いてあって。1000個モノマネが有っても、例えば1日3つずつ披露して居れば1年で尽きますよね。そして僕が居た1分間には又別の人が入って来る。そう遣って、気付いたら飽きられてしまう」

 ズッと遣り続ける為には、自然な自分を見せるしか無い。『ぐっさん家』はそんな山口が見付けた安息の地だった。昨年、50歳に為った事で改めて心境の変化もあった。

 「今迄積み重ねて来た事が色々有る中で、セルフプロデュースしたものを如何に純度の高い状態で出せるかって考えて居るんです。勿体付ける訳じゃ無いんですけど、そう云う環境が無いんだったら無理に出したくは無い。自分の一番好い処を世の中の人に見て欲しいんです。綱渡りしながら頑張ってテレビに出続ける必要は無いんです」

 時代の流れもそれを後押しして居る。20年以上前に、山口は将来の夢を聞かれて「一日中ズッと僕が出て居る番組を遣りたい」と答えた事があった。今やYouTube等の動画サービスによって、誰でもその様な事が手軽に出来る時代に為った。
 当時から彼の話を聞いて居たスタッフには「ヤッとぐっさんの言って居た時代が来ましたね」と言われた。今や芸能人がYouTuberとして活動するのも珍しい事では無く為った。

 「作り手も出演者も、自分達が思い切り出来る場所を探して、シフトチェンジして行って居るんですよね。選択肢が多く為った分、遣りたい事が出来る時代に為って来たんです」

 『ぐっさん家』はYouTuberの先駆けの様な番組だったと彼は言う。皆の人気者の「ぐっさん」は少年の様に目を輝かせて、今も新しい遊び場を探して居るのだ。


                   以上









 【管理人のひとこと】

 テレビに出る事を仕事として居るタレントは、さぞかし大変だろうナアと思う。役者とか歌手とか、他に確りとした居場所を持ってる人が偶に画面に顔を出すのとは違い、年中、ゲストとかMCとかで画面に出る事で生計を建てて居るタレントは、それコソ日々が消耗品の心境だろうと察する。
 そんな中でコレは特別だと感心するのが「まつこ」さんの活躍だ。昨今、彼・彼女程、頻繁にTV画面に出る人は無いだろう。そして、普通ならソロソロ飽きても好いのだが、何故かドンな番組でも彼女特有の存在感で全てを仕切るから、無くては為ら無い・絶対必要な立場に自然に収まってしまう・・・人を飽きさせ無い色々不可思議な魅力を温存して居るからだろう。TVに入る前に育てられ作られた豊富な人生経験と、文章家としての機微の細かな感受性も垣間見えるからだろう。
 今では、老害と疎まれる「さんま」さんは、私の妻のNGタレントの一人だが既に飽きられて見るに忍び無い。彼女に言わせると「何時も同じで新しさも無く下品で見てられ無い」とのお達しで妻が居ると見せて貰えない。

          3-8-26.jpg

 余り馴染みは無いのだが・・・グッさんが、ものまねの人とは知ら無かった。確か、NHK大河ドラマ「オオ新選組」?で幹部隊士を好演した人であろう。確か人間味溢れる役で存在感も光って居た。その後、時たまCMで顔を見る程度だったから余り印象は無い。しかし、彼の演技は好かった・・・もう一度見たいと思わせる役者だった。役者として充分魅力有る存在に為ると期待して居たのだが・・・それには、先ずは拘束時間の永い映画に出られたら如何か・・・グッさんには新たな船出を期待したい。




 




        ★──────────────────────────────────────
          「グローリン・ワンクロス」販売促進プロモーション               
        ───────────────────────────────────────☆  

   テレビCMでも大好評の「グローリン・ワンクロス」が アフィリエイトで新登場!      
     皆様の中でも、1度はご覧いただいた方もいらっしゃるのでは!
   グローリン・ワンクロスは、たった1回のシャンプーでしっかり染まる!
      白髪ゼロの若々しい印象に!ぜひこの機会にお試しください!
 
      https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3B7M8D+4Q9ZSI+3NZO+2HBNW3







 



遂にアメリカの巨大バブル崩壊が見えて来た




 





 遂にアメリカの巨大バブル崩壊が見えて来た

          〜東洋経済オンライン 小幡績 3/7(土) 6:10配信〜

             
             3-8-3.jpg

 遂に長かった「アメリカのバブル」が完全に崩れ出したのか・・・

 今回から、山崎元氏やかんべえ(吉崎達彦)氏と共に、新たに持ち回り連載を担当する事に為った小幡績です。これから頑張って行きたいと思います。
 サテ、世界は新型肺炎に振り回されて居るが、金融市場も勿論例外では無い。アメリカの株式市場は史上最高値を更新し続け「今年は何処まで行くか」と一般的には期待されて居た処だった。それにも関わらず、新型肺炎による世の中の混乱以上に株式市場は混乱して居る。今日は、何故、世界的に株価が乱高下して居るのか、その謎を解き明かしたい。

 「6つの鍵」から出て来る「答え」とは何か? 

 第1の鍵は、世界的な乱高下では無いと云う事である。中国の上海市場は2月頭、最初に暴落が起きたが現在は反発局面が続いて居り、多少の乱高下は有るものの回復トレンドを辿って居る。新型肺炎の震源地で有り、生産が最も落ち込んで居るのは中国であり、前代未聞の中国の生産指数が約70%下落したにも関わらず、暴落したのはアメリカ株等だ・・・これは何故か。
 私のゼミの卒業生が言うには「中国では外出出来ず、皆暇すぎてデイトレばっかり遣って居るので中国株は上がって居る」と云う事だが、彼女が大のデイトレ好きなだけに、これは割り引いて聞く必要がある。

 第2に、実際、新型肺炎発生が世界的な話題と為り、上海株が暴落し、日本がダイヤモンド・プリンセス号で慌てフタメク中、2月12日にアメリカのダウ平均は史上最高値を更新したのだ。中国の生産がストップし、世界的な生産ネットワークが大きなダメージを受けるのは間違い無いのに、株価は上昇したのである。これは何故か。
 第3に、新型肺炎がアメリカに上陸したとは言え、アジア或は欧州大陸の一部(イタリア・イラン)に比べれば、未だ無視出来る程度であり、又、生産や消費への新型肺炎の影響は現時点では劇的に小さい上に、今後も拡大するとは思え無い。
 流石に今の日本でも、民主党の大統領候補者選の集会は悉く禁止又は自粛と為るだろう。アメリカは全く状況が違い、新型肺炎の生活への影響は未だ無視出来る程に小さい。

 第4の鍵は、3月5日木曜日には新型肺炎に関する大きなニュースが出無かったにも関わらず株価が暴落した点だ。
 第5の鍵は、5日の暴落前である3月4日水曜日の話だ。株価が暴騰した理由に挙げられて居る事の一つは、ジョー・バイデン氏がスーパーチューズデーで予想以上に勝利し、民主党の大統領候補として復活した事により、バーニー・サンダース大統領の可能性が低く為ったと云う事だった。
 確かに、サンダース大統領なら株価にはマイナスだ。だが、バイデンの方がドナルド・トランプ大統領に勝てる可能性があるからと云う理由でバイデンが勝ったのだから、民主党勝利の可能性が出て来る。その為、トランプ大統領再選よりは株価にはマイナスで有る筈で、それ程明確な株価上昇の理由では無い筈だ。
 第6に、FEDが予想外のタイミングで、3月3日火曜日に緊急利下げを行ったのに対して、株価が暴落で反応した事だ。これは何故か。

 これ等6つの点を合わせて考えると、答えはハッキリ見えて来る。

 今はアメリカの長期バブルの崩壊局面にある

 答えは、新型肺炎による株価暴落が起きて居るのでは無く、アメリカ株式の長期に渡ったバブルが崩壊して居る・・・詰まり、今は「より長期のバブル崩壊局面」に在り、大局的な転換点に有るからであると云う事だ。

 先ず第1の鍵、或は謎に対する答えから行こう。上海市場で暴落と為ら無いのは、上海市場のバブルは既に2015年に崩壊して居り、現在がバブル処かバブル崩壊後の底に近い状況であるからだ。だから、崩壊するべきバブルが無く、新型肺炎で一時的に急落したものの、それは正に買い場であり、底値が更に一時的なパニックで安く為ったのだから買いが入ったのだ。

 第2の謎は、アメリカはバブルのピークに在ったら、行き成り崩壊しては全ての投資家が大きなダメージを受けるので、売り場を作る為に必死でネガティブなニュースを意識的に或は無意識的に無視し、或はポジティブなモノと捉えて、臭いものに蓋、或は売りポジションを作る為の準備をして居た・・・こう考えれば、これ迄の歴史的なバブル崩壊局面と類似性がハッキリする。
 2008年のリーマンショックの時も、2007年夏にパリバショックと云うものが起きて、世界的に債券市場は凍り付いて居たにも関わらず、2007年の秋にNYダウ平均は当時の史上最高値を更新したのである。

 第3の謎「アメリカでは実質的な影響は少ないのに、新型肺炎で下がるのか」に対する答えは、今後、アメリカで新型肺炎が無限に広がると云う恐れを抱いて居るからでは無く、全く逆で、新型肺炎と今回の暴落及び乱高下が無関係であると考えれば簡単だ。アメリカ株式市場のバブル崩壊なのである。
 第4の点、5日の暴落に付いてだが、バブル崩壊局面では、投資家のセンチメントは最悪の状態に為る。代表的なのは恐怖指数・VIX指数である。乱高下を表すこの指標がコウ呼ばれて居る事に象徴される様に、恐怖の時は乱高下するのである。投資家はバブル崩壊の恐怖に直面して居るのである。

 第5の点、4日の暴騰もこれと同じで、恐怖に陥ると藁にも縋りたく為る。従って、ポジティブかどうか分から無いニュースでも、取り敢えず、明らかにネガティブで無ければ、しかも、前日に大暴落して居れば、反転の切っ掛けのニュースとして、自分の願望を押し付けて解釈する事に為るのである。

  「最大の謎」「利下げなのに暴落」の理由

 最後の第6の点、「利下げなのに暴落」は、第5の点からすると暴騰しそうであるが、此処は債券市場が絡んで居るので、そうは行かない。債券市場と株式市場は根本的に異なるロジックで動いて居る。
 理由は2つある。債券市場の投資家・運用者は理論重視・・・理屈で動く人々であり、株式市場は、直感・ムードで動く狩猟民族の人々である。元々債券投資は保有をし続けて利回りを得る、インカムゲインを狙う投資であり、株式は値上がりによるキャピタルゲインを狙う投資である事が背景にある。

 しかし、同時に、債券投資でキャピタルゲインを狙う人々も居る。彼等は現物を持たず先物で勝負するから、現在の保有ポジションは重要で無く、自由に動けるので、彼等が相場に影響を与えるから、これ迄の投資スタンスから自由にポジションを取れる。従って、債券買いの理由が生まれれば一瞬でポジションを変え、動く事が出来るのである。
 一方、株式投資家は、先物勝負の人々も居るが、現物の投資家達も売買を可成りするので、影響が残って居り動き難いと云う面がある。コレが第2の理由で、債券投資家が、その瞬間のロジックに正しく(素直に)反応するのである。ココでは、FEDが緊急利下げをしたと云う事は、次の会合で利下げすると思われて居たのを前倒ししたのだから、金利は一気に大きな下降トレンドに入る。

 次の会合での更なる利下げも在り得るから、債券は値上がりを続ける筈だ。従って「何が有っても買いだ」と云う事に為り、債券買いが殺到し金利が急低下した。債券投資家と株式投資家を先程は二分して議論したが、更に両方に投資する投資家も当然居る。
 しかも、彼等は大きな規模で資金をシフトさせるから、彼等が一気に株式から債券にポジションをチェンジした訳だ。何故なら、債券でキャピタルゲインを狙えるからである。だから株を売った。それ故、株式は下がったのである。

 市場はより大きな下落局面 実体経済も長期下降へ

 サテ、今後はどう為るのか。私が2019年末の記事「2020年、意外な処からバブル崩壊は始まる」に書いた様に、株式市場は大きな下落局面・バブル崩壊局面に有る。私は、切っ掛けはソフトバンクグループやユニコーンバブルの崩壊によると思って居たが、それ以外の全く予想外の株式市場とは無関係の処からバブル崩壊の切っ掛けが来た。
 と云う事は、これを切っ掛けに「ソフトバンクバブル」「ユニコーンバブル」の崩壊の可能性もより一層強まった訳で、このバブル崩壊局面は更に大きな崩壊局面と為り更に長期に渡って続く。新型肺炎の話題が下火に為ったとしても、それにより株式市場が一時的に大きな反転をみせたとしても、此処はより大きな下落局面で有るから、それを踏まえた上で投資戦略を考えるべきである。

 一方、実体経済に付いては「今は新型肺炎による生産の先送り・需要の先送りが起きて居る。だから、新型肺炎騒ぎが収束すれば、その先送りされた需要が一気に出て来る。そう為れば景気は急回復する」と云う議論がある。だがそれも間違いだ。
 コレは改めて議論したいが、これ迄無駄に消費して居たものが消えたので、人々はその無駄に気付き、或は無駄遣いの熱が醒めてしまって居る。改めて需要が生じる・消費し直すと云う事は無い。実体経済も大きなバブルに為って居たと云うのが私の見方で、それが正しければ実体経済も長期の下降局面に入る筈だ。


         小幡 績 慶應義塾大学大学院准教授    以上



 





 【管理人のひとこと】

 この先生は前回、私が「御用学者」では無いかと訝った人だ。確かにアメリカの株価の下落が異常に激しいのは判る。先生は、それは「アメリカバルブの破綻の前兆だ」と予測する。毎日1000ドル前後の下落を繰り返して居る異常な状態は他に説明しようも無いのかも知れ無い。
 そして、アメリカの破綻が日本に影響するものは、想像も着か無い程の「大恐慌」の恐れである。既に日本の経済力はジリ貧でこれ以上落ち無い迄の崖プチに立たされて居るのに「緩やかな回復基調」と政府は頓珍漢な物言いで何も為そうとしない体たらく。思い付きだけの何等思考しない政策は、スローガンをトッカエヒッカエするだけの作文にも為って居ない。
 安倍政権が何かの観測気球を上げ様とこの先生を使ったとしたら「アメリカバルブが破綻したのだから、日本の経済が落ち込んでも仕方無い。打つ手は何も無いのだ・・・」との諦めのメッセージなのだろうか。




 
















×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。