2016年08月22日
肉離れってどういう状況?なりやすいのはどんな人?
久しぶりに運動をした時、肉離れがおきて激痛がはしってその場にうずくまってしまう……そのような経験をしたことはないでしょうか?しかし、一体肉離れとはどのような状況なのでしょう。
今回はこの肉離れの原因となりやすい人の特徴、対策について医師に解説していただきました。
肉離れは筋肉が断裂した状態!
肉離れは、スポーツなどで急に走ったり跳んだりといった動作を行うことによって、筋肉に負荷がかかり起こります。力をかけると痛みがでてしまうため、それまで通りに歩くことができなくなってしまいます。筋肉が伸ばされながらも縮む方向に力がかかると、筋肉がこの筋力の負荷に負けてしまい、筋肉の細胞や筋膜が断裂してしまいます。
多くは、下腿二頭筋というふくらはぎの内側の上の方の筋肉が部分的に断裂してしまったり、太ももの前の部分の大腿四頭筋や後ろの方の大腿四頭筋などが断裂してしまい、この状態が肉離れといわれます。
この断裂した筋肉は、なおっていく過程で繊維化されて硬くなります。それによってまた肉離れを繰り返すこともあります。
身体がかたい人、日頃運動しない人は要注意!
肉離れは以下のような人に起こりやすいといわれています。
・身体がかたい人
・筋肉はあるけれども普段運動をしていない人
・ストレッチが不十分な人
これらの条件からもわかるように、肉離れを起こすかどうかは、柔軟性がポイントとなってきます。
筋肉や腱の柔軟性は20歳を超えると徐々に低下していくといわれています。そのため、子どもの頃は起こりにくく、成人で起こりやすいのです。よく、運動会などで急に走った保護者が肉離れになることもあります。これは、この柔軟性に関係しているといえます。
治療&予防法は?
治療としては、起こってからすぐは炎症をおさめるため患部を冷やして、かるく圧迫したり、患部を高くして安静にします。その後しっぷをしたり、塗り薬や場合によっては内服薬を使いながら安静を保ち、治癒をうながします。整形外科に受診し、処置を受けましょう。
予防として、急激に筋肉に負荷をかけないことが大切です。スポーツをする時は、準備運動やウォーミングアップ、ストレッチをしっかりと行うことで、肉離れを防ぐ事ができます。
また、寒い冬などは特に筋肉が固くなっているので起こりやすくなります。ストレッチをして柔軟性を保つことが大切です。
健康のためにスポーツをしたのに肉離れをしてしまっては元も子もありません。くれぐれも準備運動をかかさないようにしてくださいね。
タグ:健康
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