アフィリエイト広告を利用しています

2017年04月29日

「皆殺しハンター」フェルディナンドディレオ、ヘンリーシルバ、ウディストロード

1972年のイタリアギャング映画「皆殺しハンター」はマフイアの内ゲバを描いたB級作品である。

ニューヨークから二人の殺し屋が、イタリアのミラノにやってくる。裏切者のマリオを抹殺する

ためである。背の高い黒人の殺し屋をウデイストロードが演じ、女好きでベトナム帰りの白人の

殺し屋をヘンリーシルバが演じている。

皆殺しハンター [DVD]

新品価格
¥7,800から
(2017/4/29 16:34時点)




マリオはどうやら組織の麻薬を途中でくすねたらしい。怒り心頭のニューヨークのボスは

二人に命じてマリオを探しまわる。マリオは売春で生計をたてるケチな男でそんな大胆なことが

できる男ではなかった。マリオ(マリオアドルフ)は身に覚えがない疑いを受け戸惑うが

容赦なく刺客たちの魔手は迫ってくる。アメリカの殺し屋とは別にミラノのマフィアからの襲撃を

受けたマリオだったがなんとか返り討ちにして難を逃れるが、ミラノのボスから妻子に手を

かけると脅されたマリオは必死で妻子を逃そうとした。しかしミラノマフイアの車でひかれて

妻子は惨殺される。

復讐の鬼となったマリオはマフイアの手下を追い回し殺害する。

しかしアメリカの殺し屋たちはまじかに迫ってきていたのだ・・・

最初見ているとウデイストロードとヘンリーシルバが主役と思っていたが、主人公はマリオアドルフ

だった。

マリオはイタリア人らしい風貌で陽気で明るいキャラクターだが、妻子を殺されてからの


反撃はすさまじい。カーチェイスもありクライマックスのスクラップ置き場の死闘も

迫力がある。あまり知られていない作品だがなかなか面白い。前半が展開が遅いのが玉に傷か。

監督はフェルディナンドディレオ。

La mala ordina [Import italien]

新品価格
¥1,113から
(2017/4/29 16:40時点)



posted by ハヤテ at 16:13| 犯罪映画

2017年04月28日

「暁の用心棒」トニーアンソニー、フランクウォルフ、マカロニウエスタン

1967年製作のマカロニウエスタン「暁の用心棒」は昔はよくテレビ放映されていた。

私も「土曜洋画劇場」か「日曜洋画劇場」だったかどちらかで初見した気がする。

砂ぼころりが舞うような西部のゴーストタウンによそ者がフラッと立ち寄る。

暁の用心棒 [Blu-ray]

新品価格
¥3,855から
(2017/4/28 17:22時点)




ひげ面のよそ者(トニーアンソニー)は、ポンチョをまといつぶれかけた酒場のようなところで勝手に酒を

飲むが山賊に呼び止められて町から出てゆくように言われる。よそ者は言うことを聞くふりして


山賊を撃ち殺す。

ちょうどそのとき山賊の首領アギラ(フランクウウォルフ)は、金貨を搬送して町にきた

メキシコ軍の一向をだまし討ちして皆殺しにする。よそ者は一部始終を見ていたが、そのとき


アメリカ騎兵隊が金貨の受け取りのために町へ来る。よそ者は騎兵隊の制服を着て山賊と

騎兵隊の間に立って交渉する。さしもの騎兵隊も多勢に無勢で山賊の包囲の前に立ち去る。

よそ者は交渉の成功の見返りに金貨の分け前をもらおうとするが、アギラは裏切りよそ者を

殺しにきたのだ。

しかしよそ者はアギラの愛人の慰みものになるところを抱くふりをして女の頭を床にたたき

つけて殺して逃げだすのだった。

そして金貨を奪い取り土地の若い女の家にころがりこむ。しかしアギラは執拗に追いかけて

きて二人を殺そうとする。だがよそ者は女の家に置いていた二連装のショットガンで

大反撃して一人また一人とアギラの子分を打倒していく。

そして機関銃で攻撃してくるアギラと最後の対決の時が来た・・・

この作品はシチュエーションは「荒野の用心棒」のパクリであり山賊と風来坊の設定も

そっくりで決闘シーンも武器こそ違えどそのままである。

また主演のトニーアンソニーは背も低くハンサムでもないのであまりかっこよくはない。

しかしそれでも最後まで見てしまうのは、展開が早く見せ場も多いからだろう。

トニーアンソニーが敵を倒すときに、歩数を数えながら敵の動きを予測したり、酒場のドアを

開けて音を出して敵を罠にはめるなど随所で工夫がみられるのだ。また暗闇での銃撃戦もマズル

フラッシュの連続はかなり迫力があった。

そして荒野の用心棒のイーストウッドにあたるのがアンソニーで、ジャンマリアボロンテの役どころが

フランクウォルフだろう。

ウォルフが使用する機関銃も奇妙なもので弾帯はあるが、排莢するわけでもない変な構造である。

この作品はヒットしてシリーズ化され、欧米ではストレンジャーシリーズとして知られている。

そして第三作は幕末の日本を舞台にしており、トニーアンソニーは撮影のために京都に来ている。

トニーアンソニーは芒洋たる風貌だがインテリであり、名門のカーネギーメロン大学を卒業

しているらしい。

また音楽が第一テーマと第二テーマがあり、ギターソロの哀愁のある第一テーマと

電子楽器を使った第二テーマが全編を通じて流されている。音楽はベネデット・ギリアで

「続さすらいの一匹狼なども手掛けている。監督はヴァンスルイス。

私の好きなマカロニの1本である。


暁の用心棒 スペシャル・エディション [DVD]

新品価格
¥3,000から
(2017/4/28 17:22時点)




暁の用心棒

中古価格
¥12,000から
(2017/4/28 17:23時点)



2017年04月26日

「ファーゴ」コーエン兄弟フランシスマクドーマンド

1996年製作のアメリカ映画「ファーゴ」はクライムサスペンスだがブラックユーモアの要素を

織り込んだ傑作である。

一応事実に基づいて製作されたとあるが、嘘で全くのフェイク映画である。

ファーゴ [Blu-ray]

新品価格
¥927から
(2017/4/26 16:33時点)






メネソタの車のセールスマンのジェリー・ランディガードは莫大な借金がありその返済のために

妻の父親から金を出させようと妻を誘拐する狂言事件を計画する。ジェリーは街のごろつきの

カールとゲアに接触して妻を誘拐するように依頼する。そして犯行用に自社の車を二人に貸し出した。

ある日妻のジーンが自宅でテレビを見ていたところをカールとケアが襲撃して誘拐して車に

詰め込んだ。計画通りに行くと思われたとき、走行中ナンバープレートをつけていなかったことから

警官に呼び止められて免許証の確認をごろつきたちは求められる。
女のうめき声が聞こえ犯行がばれると思ったゲア(ピーターストーメア)はダッシュボードから

拳銃を取り出し警官の顔に弾丸を打ち込んだ。相棒のカール(スティーヴ・ブシェミ)は返り血を

浴びて血まみれになり狼狽する。

しかしケアは冷酷で顔色ひとつ変えない。そこをたまたま通りかかった車に犯行を目撃され

ケアは車で猛スピードで追跡して相手をとらえて射殺する。

大事になり震えるカールだったがもう後戻りはできないのだ。依頼人のジェリーに電話して

報酬額の増額を要求する。大惨事になったことでジェリーは驚くが、義父がジェリーが頼りない

ためごろつきたちと交渉し身代金を持って待ち合わせ場所へ向かう。

カールは義父がきたことで怒り拳銃で弾丸を義父に打ち込んだのだ。だが義父も反撃してカールの

顔面に一発弾を打ち返す。しかし発狂したケアは雨あられと撃ちまくり義父を射殺するの

だった。


そのころ身重の女警官マージは鋭いカンと抜群の捜査力で事件の全貌を掴もうとしていた・・

監督はジョエルコーエン、イーサンコーエンのコーエン兄弟で最後まで目が離せない展開

である。ロードムービーのような雰囲気を持ちながらサスペンスの要素もあり非常に


楽しめる。ジェリー”ランディガードを演じるウィリアム・H・メイシーのこすい男の演技

やゲアグリムスラッドを演じるピーター・ストーメアの冷血さはすごい。

主演のマーサ演じるフランシス・マクドーマンドのとぼけたキャラがまた抜群にいい。

興業的には成功しなかったが後からじわじわ人気が出てきた作品である。

ファーゴ [DVD]

新品価格
¥576から
(2017/4/26 16:33時点)




posted by ハヤテ at 15:57| サスペンス

2017年04月22日

「カジュアリティーズ」マイケル・J・フォックス、ショーンペン

1989年製作のアメリカ映画「カジュアリティーズ」はベトナム戦争での米軍の犯罪事件を描いた

戦争映画である。主演は「バックトウザフィーチャー」で有名になったマイケルJフォックスで

苦悩する新兵を演じている。

エリクソン(マイケル・J・フォックス)は、他の若者と同じように徴兵されベトナムのジャングル

で敵と戦っていた。ある日ベトコンの襲撃で穴に落ち危ういところを軍曹のミザーヴ(ショーン・ペン)

に助けられる。

カジュアリティーズ [Blu-ray]

新品価格
¥1,390から
(2017/4/22 17:29時点)





次第に戦場になれたエリクソンだったが、突然の敵の攻撃で陽気な同僚の黒人ブラウンを失う。

ブラウンは帰国が決まった直前だった。

敵に憎しみを倍増させた軍曹は村を襲撃し、一人の少女を連れ去り仲間とともにレイプした。

エリクソンは反対するが上官の命令には逆らえなかった。エリクソンはレイプには加担しなかったが

止めることができず悔いていた。

そしてある日少女と二人になったとき少女に逃げるように仕向けたが、同僚に見つかったしまう。

軍曹は少女を戦闘地域の連れていくるように部下に命令するが、そこでベトコンの攻撃を

受ける。少女が足でまといになり、軍曹は部下に銃剣で殺害させようとする。しかしなかなか死なず

ついに機関銃掃射で命を奪う。

軍曹に殴られて意識を失ったエリクソンは病院に収容され、そこで事件のことを上官に報告する。

しかし返ってきた答えは意外なものだった・・・

マイケルJフォックスはシリアスな演技でよく好演している。上官役のショーンペンも

「コードネームはファルコン」のへたれ演技とはうって変わったサイコぶりである。

戦争での異常心理や人間の残酷さを描いたいい作品である。後味が悪いが戦争の現実とは

このようなものだろう。監督はブライアンデパルマ。監督はエンニオモリコーネ。

この映画は実際にあった事件を元にしている。映画を見てふと思った。あのコンクリート女子高生

殺人事件とそっくりだ。
posted by ハヤテ at 17:05| 戦争映画

2017年04月15日

「300 スリーハンドレッド」スパルタ軍対ペルシア帝国、ジェラルドバトラー

2007年製作のアメリカ映画「スリーハンドレッド」はペルシア戦争のテルモピュライの戦いに題材を

とった西洋風チャンバラ映画である。

スパルタ王レオニダスス(ジェラルドバトラー)は幼いころから戦うために育てられ、猛獣にも打ち勝った戦闘の神である。

しかし巨大なペルシアはスパルタに服従することを要求し使者を送ってきた。かなうはずもない

敵の強引な命令をレオニダスは断固拒否し、使者たちを地下の穴に突き落とし惨殺した。

300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜 [Blu-ray]

新品価格
¥1,491から
(2017/4/15 13:27時点)




宣戦布告の宣言だった。しかしデルフォイの神託により。迎撃することが許されず危機感を覚えた

レオニダスはわずか300人の部下を引き連れて、100万の大軍が待つペルシアへと遠征する。

スパルタ軍は士気も高く戦闘になれていて、大軍を目にしても一歩も引かず敵をおいつめていく。

善戦敢闘を続けるスパルタ軍であったが、多勢に無勢で運命の時を迎えようとしていた・・・

戦闘シーンはCGをかなり使っているが、敵味方入り乱れて盾と槍で押し合う肉弾戦は血沸き肉おどる

ものがある。スパルタ軍の一歩も引かないファイトは見るものに勇気を与えてくれる。

チャンバラシーンでは、スパルタの剣で腕は飛ぶは血しぶきのオンパレードと首チョンパの

連続でかなりグロイ場面が出てくるがその迫力とリアリティは相当なものだ。

ペルシアの弓矢攻撃もすさまじく、空が漆黒の闇におおわれるシーンは驚いた。

また主演のジェラルドバトラーの筋肉はすごく鍛えられていて、特に腹筋がくっきり分かれている

のが鮮やかである。バトラーはトレーナーについて3か月であの身体を作ったと言うがボディビルダー

のように美しい肉体である。バトラーは元弁護士だが、この役を見る限りそうは見えない。

しかしスパルタが服従を要求する使者を斬って捨てるのは、まるで元寇の時の北条時宗である。

国は違っても誇り高い武人の精神は共通するものがある。

とにかく理屈抜きに楽しめる映画なのでおすすめである。


300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜 [DVD]

新品価格
¥927から
(2017/4/15 13:28時点)





posted by ハヤテ at 12:58| 歴史映画

2017年04月11日

「モーテル 2007年」ケイトベッキンセイル、ルーク・ウィルソン、サイコ映画

2007年製作のアメリカ映画「モーテル」はB級ながら楽しませてくれるサイコサスペンス映画である。

主人公の若夫婦が田舎道で車が故障し、途中ガソリンスタンドによって修理してもらいなんとか

車が動くようになるが、またも故障しニッチもサッチも行かなくなる。しかたなく二人は引き返すが

すでに作業員は帰宅していて途方にくれる。そしてあまり気のリしないが怪しげなモーテルで

一夜を過ごすことになる。モーテルの支配人はメガネをかけたうさん臭い中年男で嫁のエイミー(ケイト・ベッキンセイル)はためらってしまう。

モーテル MPD [DVD]

新品価格
¥620から
(2017/4/11 17:03時点)




支配人の部屋から聞こえる女の悲鳴が聞こえたとき緊張は極限になる。

呼び鈴であわてて出てきた支配人のメイソンだったが、どうやら暇つぶしのためにホラー映画でも

見ていたようだ。エイミーの心配をよそに夫のデイヴィッド(ルーク・ウィルソン)は他に手段が

ないことから泊まることを決めた。

モーテルは客もいず流行っていないようだった。二人は部屋へ案内されて休んでいると、いきなり

電話がかかってくる。いたずら電話のようで夫婦が憤慨する間もなく、ドアを激しくたたく音が

する。ゆっくり眠ることもできずデイヴィッドは支配人に抗議する。

メイソンの話では近所の不良たちがいたずらしているようだと言う。

部屋に戻ったデイヴィッドは、暇つぶしに置いてあったビデオテープを再生させる。

女の悲鳴と殺人シーンの連続のホラー映画のようだ。しかししばらく映像を観察していると

おかしなことに気付いた。映画の中の家具やレイアウトは自分たちが今いる部屋だったのだ。

このビデオは映画などでなくスナッフビデオだったのだ。しかも部屋には監視カメラまで

仕掛けられている。デイヴィッドは自分たちが何物かの罠にはまったことを知った。

夫婦の生存を賭けた恐怖の脱出が始まるのだった。

ニムロッド・アーントル監督がハリウッドで初めて作った作品で、なんの予備知識もなく鑑賞

したが期待より面白かった。深夜の田舎道で道に迷う状況は私も体験したことがある。

若いころ友人と車で海水浴に出かけ誤って、山中に入ってしまい出るのに非常に苦労したことがある。

最初夫婦が車の故障で言い争うシーンがあるが気持ちはよくわかる。私もあの時はすごい焦ったこと

を映画を見て思い出した。

ストーリーもシンプルでわかりやすいいい作品である。


モーテル [Blu-ray]

新品価格
¥830から
(2017/4/11 17:04時点)


posted by ハヤテ at 16:37| サスペンス
最新記事
プロフィール
ハヤテさんの画像
ハヤテ
プロフィール
カテゴリアーカイブ
検索