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2019年09月18日
キング牧師の人種差別との闘いの第一歩はゴルフの始動に通じるものがある!!
とっちゃんです。
いつも有難うございます。
さて、人生に関わる名言も多くありますので先にそちらをご紹介しておきましょう。
今回はちょっと考えさせられる奥深い言葉です。
◆疑わずに最初の一段を登りなさい。階段のすべて見えなくてもいい。とにかく最初の一歩を踏み出すのです◆
キング牧師(米国の牧師、公民権運動の指導者 / 1929〜1968)。
<ざっくりと解説してみると>
彼はもう有名ですね。ジョージア州アトランタで生まれていますが、非業の最期を遂げています。
そもそもキング牧師が人種差別撤廃を考え始めたのは、自身の辛い経験がきっかけでした。
小さい頃、近所に住んでいた同年代の白人の子供と仲が良かったそうなのですが、ある日突然その子の親御さんが「もう黒人となんて遊ばせない!」と怒鳴ってきたそうです。
これは少年の心に深く傷を残しますね。
いつしかキング牧師は、「法律や制度で人種差別をなくせるかもしれない」と思い始めたといいます。
具体的に状況が変わり始めたのは、モンゴメリー・バス・ボイコット事件というトラブルが起きてからです。
具体的には、ある黒人女性が白人優先席に座っていたところ、「白人のために席を譲れ」と言われても従わなかったため、逮捕されたことをきっかけとしたものです。
そして黒人のある人権運動家が、キング牧師に「バスへのボイコット運動をしないか」と持ちかけたところから始まり、二人は、「それならば、俺たちは二度とバスを利用しない!」と宣言。
多くの人々の共感を呼び、バス会社は倒産ギリギリまで追い詰められます。
そして、この一件は州政府とアメリカ最高裁判所を動かし、「モンゴメリーの人種差別は違憲」という判決が下されました。
つまり、黒人たちの意見が合憲と認められたのです。
この成果はアメリカ中の話題となり、いよいよアメリカ全土で人種差別を撤廃のための活動を開始します。
大きな特徴は、「非暴力です」。
武力ではなく話し合いで問題を解決しようとしたところです。
これはインド独立の父であるあのガンジーにキング牧師が共感していたからでした。
彼は既に当時暗殺されてしまっていましたが、「暴力では真の解決には至らない」という考えは、海を越えて彼に受け継がれていたんですね。
そして、劇的な変化が訪れます。それは1963年に行われた「I Have a Dream」の演説です。
日本でも「私には夢がある。黒人の子供と白人の子供が、同じ学校に通うという夢が」という部分が有名ですね。
これはざっと「奴隷解放宣言から100年経った今でも、黒人は不自由であり、哀しい立場にある」というような文章になっています。
これは大きな共感を呼び、翌年の1964年には法律で黒人の権利が正式に認められています。
しかし、彼の活動は決して順風満帆ではなく、少しずつ運動家たちの内部で分裂が起きはじめていました。
つまり、反対する黒人は「一体いつになれば差別はなくなるんだ?」という不安と不満をもち、「暴力を振るってでも解決するしかない」という考えに変化していったのです。
そうした混沌とした雰囲気の中、1968年4月4日、キング牧師は白人の脱獄犯ジェームズ・アール・レイによって射たれて亡くなりました。
私の見解は、「考えていても何も始まらない、この先なんか誰にも分かるものか、とにかく前進してみることだ」と言っているものと解釈しました。
しかし気が遠くなるほどの時間と地道な努力と多くの人達の協力が必要となります。
断崖に立った人間でなければ、なかなかこんなことは言えません。
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さてゴルフの名言に移ります。
ゴルフの唯一の欠点は、面白すぎることだ
(ヘンリー・ロングハースト)
このヘンリー・ロングハーストという人物については7月29日のこのブログにて詳しい紹介をしていますので興味のある方は是非ご覧ください。
彼はチョット変わった名言を残していますが今回の言葉は色々なところで取り上げられているので中でも一番有名かも知れません。
先程のキング牧師はまず一歩を踏み出してごらんと言っています。
一方、ヘンリー・ロングハーストはゴルフは面白過ぎる事が欠点だと言っていますがやはり「静」から「動」への第一歩にすべて集約されるとも言えます。
その他私の経験から個人的にゴルフの面白さを列挙してみるとこんなところでしょうか。
1.止まってるボールを打つので自らの能動的なアクションからスタートする面白さ
2.審判がいないのですべて自己責任だという面白さ
3.寿命が長く年齢問わずという数少ないスポーツ故の面白さ
4.メンタルが大きく左右されるという面白さ
5.分かった!!ということが次には再現できないという難しさが面白い
6.天候、パートナーなど運、不運をすべて飲み込む環境という面白さ
挙げればきりがないですが、何か人が生きていく道に通じるものがあると感じています。
ひとつだけ言えるのは、「女、酒、ギャンブル」で身を持ち崩したという話はよく耳にしますがゴルフで身を持ち崩したという話は聞いたことがありません
しかし何事も面白くても決して溺れてはならないということなのかも知れません。
それにしても非暴力を訴えたキング牧師が銃という暴力によって倒れたことはなんとも皮肉な結末だと言わざるを得ません。
私は常々スポーツとは「ルールのある喧嘩」だと思っていますがそこに暴力はありません。
「差別」と「暴力」は時に見えない事があるだけにこの世から消える事はおそらくないでしょう。
それだけ私たちにとって根が深い問題ですので自らの言動に責任を持つことが肝要です。
悪い癖でまた説教臭くなってしまった・・
ハイ、今日はここまでです・・
タグ:キング牧師
2019年09月04日
サマセット・モーム等から学ぶ!! ゴルフと人生に共通した名言はやはり素晴らしい!!
いつも有難うございます。
とっちゃんです
さて今回は少し変わった試みをしてみたいと思います。
いつもこうした記事にペンを走らせている時にふっと思う疑問があります。
それは、名言というものは本当にゴルフと人生に共通する教訓として成立しているのか、という点です。
その疑問を解消させるために今回はこの2つを混ぜ合わせてみようと思っています。
果たしてどうなるのか私にも分かりません。
ではまずはこれからスタートしてみましょう。
■馬鹿には会いたくないというのなら、まず自分の鏡を壊すことだ。
フランソワ・ラブレー
(フランスの人文主義者、作家 / 1483〜1553)
出典:amanaimages.com
<試み解説>
かなりストレートで強烈なインパクトのある言葉です。
実はこの人物の経歴には不明な点が多いとされています。
1532年には、リヨン市立慈善病院の医師として勤務を始めていますが、その後人文学者として、多くの作品を残しています。
一方で、占星術のパロディである小冊子『1533年用のパンタグリュエル占い』を発行するなど少しお茶目な側面も持っているようです。
このように多才な人物だけに、「人とは愚かなものであり、常に自らを知り謙虚であれ」と皮肉っぽく表現したのではないかと解釈しました。
子供の頃に「バカって言った方がバカだ」などと言い合っていた自分を思い出しました。
ゴルフでは、さしむき「あんなみっともないスイングをするなんて」と他人を酷評するゴルファーは一度自分のスイングをビデオにとってみるがいい、と同義ではないでしょうか。
何事も自分の方が上などと言ったつまらない比較をすること自体がその人の価値を下げている事にもっと早く気づくべきです。
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では次はこれです。
■なぜ、美人はいつもつまらない男と結婚するんだろう?賢い男は美人と結婚しないからさ。
サマセット・モーム
(英国の劇作家、小説家 / 1874〜1965)
出典:mybookshelf.site
<試み解説>
私も学生時代に好きな子にフラれた時に全く同じことを考えました。
当時よく聞かされたのは「美人はすぐに飽きる、そうでない女はすぐに慣れる」という言葉です。
(本当はもっと強烈な表現ですが・・適切でないため言い換えています)
確かに美人と結婚すれば「浮気」が心配されます。
そうでなくてもヤキモチ焼きの男性ならば心が休まる暇はないでしょう。
チヤホヤされて生きてきた女性は得てして何か勘違いしている点が多いようです。
私は気立てが良くて働き者で健康であればそれ以上望みません。
そもそも才色兼備の女性が相手にしてくれる訳もなく、例えあったとしてもおそらく疲れるだけです。
ゴルフでも次々とクラブを買い替えるゴルファーがいますが、自分のスイングではなく道具のせいにする救いがたい典型だと思っています。
そのクラブの良さや相性といったものは長く付き合ってみないと案外と分からないものです。
こうしたタイプは賢いゴルファーとは評価したくありません。
■どうせどの夫を選んだって大差ないんだから、最初のをつかんでおけばいいのよ。
アデラ・ロジャーズ・セント・ジョンズ
(米国の女性脚本家 / 1894〜1988)
出典:commons.wikimedia.org
<試み解説>
これもかなり鋭い女性の視点からみたインパクトのある言葉です。
かっこよくて、高収入で高学歴という条件の男なんてそんなに転がっている訳ではありません。
もしいたとしても残念ながらあなたには振り向きもしません・・
あなたを心から愛してくれるならそれで十分だとは思いませんか?
ゴルフも同じです。
私も最近飛距離に悩んでいたのでテレビショッピングで宣伝していたある凄いドライバーを買ってみましたが、全く飛距離は変わっていません。
そして10年近く使用しているドライバーに戻ってしまいました。
古い方を売らなくて良かったと大いに勉強させられた次第です。
確かにクラブの進化は驚くべきことです。
また試打をして多くのデータや数値を計測した上で作ってもらったクラブは気まぐれで買ったクラブとは違うかも知れません。
しかし、それも年齢やスイングの変化とともに少しずつズレが生じてくるものです。
例えばパターでも同じことが言えます。
プロでもとっかえひっかえしている話をよく聞きますが、結局のところもう10年以上も使っているパターに戻したという例はざらにあります。
男もクラブも最初のを掴んでおけばいいのです。
ゴルフも人生もあなたが幸せであったか否かは自分が亡くなる直前に分かるものです。
さてうまくまとまったでしょうか?
ハイ、今日はここまでです!!