2016年12月29日
電通・石井直社長辞任へ!それでも釈明ばかりの会見にブラック企業の根底を観た
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昨日の夜、電通の石井社長ら幹部が記者会見を開き、
石井直社長が辞任を発表。
今、この時間も朝のワイドショーなどで取り上げられていますが、
会見の様子を見る限り、やはり肝心の所は組織的な悪行を認めようとしていません。
特に副社長の中本とかいう輩は、全ての質問に「上層部は関知していなかった」と取れるような
言い訳めいた弁明に終始。
この手の幹部が居残るようでは、今後もブラック企業の看板を外すことは不可能であると
電通が自ら露呈しているような会見でした。
この期に及んで、被害者の高橋まつりさんに対するパワハラの事実を認めず、
「結果的に」とか
「総合的に」とか
逃げるような弁明ばかりです。
確実にパワハラが存在した事実は既に世間の知るところであり、
日常的に異常な働き方を強いる、根っからのブラック企業であることは間違いありません。
石井社長は会見の中で、企業風土について
「社員のプロ意識が強く、120%の成果を求め、仕事は断らない。そのすべてが過剰だった。歯止めがかけられなかったのは経営側に責任がある」
としていますが、
アホか。
プロ意識って、笑わせますね。
120%の成果を求めるのは、金のためか、上司の顔色のためか?
仕事を断らず、成果を出すのは当たり前。そのために違法残業しなければならないようであれば、
高い学歴を持って電通で働いていたとしても、押しなべて能力が無い人間の集まりです。
中本副社長は、違法残業についても
「そのようなことを戒めてきたつもり」とありますが、
その言葉とは完全に逆行し、組織的な違法行為を続け、人名まで奪った犯罪組織になった要因はどこにあるのか?
経営陣が「違法残業するな」と言っていたのなら、その指示を捻じ曲げた実行者がいるはずです。
組織的な体質、風土で違法行為が行われ、そのような指示をした人物を特定できないとしても、
高橋まつりさんに強制労働を命じた直属の上司は特定され、世間に公表された上で実刑を受けるべきでしょう。
社長の辞任で幕引きを図ろうとしているのかもしれませんが、
一方で東京労度局は今後も捜査を継続する方針を明言。
組織の意識改革なんて到底無理に等しいけど、
もし、そうなることを期待するなら、今後長きに渡って社会の批判に晒され続けないと、
また軍隊的な組織に逆戻りするでしょう。
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広告大手という立場を利用し、世論さえ牛耳ってきた電通のような「大手ブラック」に対しては、今回のように政府にまで指摘されるくらいの犯罪を犯さないと修正も無理なんですかね、異常な世の中。。。
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