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寒い場所でiPhoneを使うとバッテリーの消耗が速いって本当?



最近めっきり寒くなってきましたね。アメリカでは記録的な大寒波となり、ニューヨークではマイナス16℃を観測。日本でもこの3連休は大寒波となっている地域も多いようです。

ところで、寒い地方へ帰省した時、スキー場やスケートリンクなど、極端に気温が低い場所へ行った時、「なんだかスマホの挙動がおかしい……」、「何もしていないのに電池の減りがやけに速い……」そんな経験はありませんか?

たまに「スマホなどの内蔵バッテリーで動くデバイスは、暑さにも弱いけど寒さにも弱い」という話を耳にしますが、どうやらこの噂、本当みたいですよ。

2つのiPhoneを使って、異なる条件下でのバッテリー消耗速度を比べた面白い検証結果を見つけましたのでご紹介します。



■やっぱり寒い場所でスマホを使う場合は注意が必要

検証結果を伝えているニュースサイト『Huffington Post』の記事「iPhoneなどスマートフォン、寒さに強いのはどれ?」によると、実験を行ったのは極寒の地として有名なカナダ、トロントのテレビ番組『グローバルニュース』。

番組内では、同モデルのiPhone2台を用意し、1つはマイナス17度(!!)の屋外に、もう1つを温かい屋内に置いて30分後のバッテリー消耗の具合を比べてみるという実験が行われています。

気になる実験結果はというと、屋外に置いたiPhoneは何も触っていないのにもかかわらず、86%まで減少したのに対し、屋内に置いたiPhoneは100%から99%と、わずか1%の減少に留まったのだそう。

また、屋外に置いたiPhoneはそのまま使用したところ、動作せずにシャットダウンしてしまったのだそうです。噂はどうやら本当らしいですね。



■極度の低温では、バッテリーの温度調整のために消耗が激しくなることも!

iPhoneを販売している『Apple』社公式Webサイトのサポートページ「iOS devices:デバイスの動作可能な温度範囲」を見てみると、

・iOSデバイスは0〜35℃の環境下で使用すること

・高温下、低温下では、バッテリーの温度調整のため、一時的にデバイスの動作が変化したり、バッテリーの消耗が早くなる

・デバイスの内部温度を調整する際に、内部コンポーネントを保護

といった内容が説明されています。

つまり著しく高温・低温の場所にデバイスを置くと、本体がバッテリーや内部プログラムを保護するように働くという事です。別に寒過ぎて壊れたわけではないようですが、注意が必要なのは変わりないですね。





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