暮らし雑感

俳優やタレントなどの有名人が離婚すると、週刊誌やバラエティ番組の格好の餌食となり、執拗にプライバーシが暴かれて面白おかしく報道されますが、市井の夫婦でも離婚が増えており、近年は、長年連れ添った老夫婦の熟年離婚が話題を呼んでおります。


夫婦が離婚を決意するまでの過程はそれぞれ深刻な事情が背景にありますが、離婚を考えているのと、離婚を決意するのとは雲泥の差があり、人生における大変大きな決断でしょう。



一言で離婚と言っても、色んな種類があります。まず、一番多いのは協議離婚でしょう。これは、夫婦間で話し合って離婚するもので、離婚原因の理由は問いません。双方の合意があれば、離婚届を提出すれば離婚は成立します。



当事者の協議が合意に達しない場合は、調停離婚があります。これは、家庭裁判所に調停を申立てて仲介をしてもらい、合意に達した場合に離婚が成立するものです。



その調停でも合意に達しなかった場合は、審判離婚に移行することになります。これは、家庭裁判所が、離婚が妥当と認める場合に審判を下すもので、これによって離婚が成立します。



家庭裁判所での調停や審判でも離婚が成立しなかった場合は、地方裁判所に離婚の裁判を起こすことになります。これが裁判離婚で、この判決に従い離婚が成立しますが、ここでは、法律上の離婚原因が要求されます。



離婚に向けての手続き、費用、離婚成立の期間などを考えると、協議離婚による話し合いで決めたほうがよいのはいうまでもありません。



しかし、双方の協議で行うため、離婚後に問題が多く発生しがちです。



離婚の協議を行う際は、とかく感情的になり、冷静に物事を判断をする力が鈍ってしまいがちです。



特に、慰謝料、財産分与、養育費などの金銭が絡む問題では、後々、払う、払わないでトラブルとなり、母子家庭の生活状況が厳しいものとなりますので、法的な対策をとるための話し合いが特に重要になります。


離婚を有利に進めるには