2020年06月20日
エクストリーム・クリスマスイベント
クリスマス。
純粋だった子供の頃は、朝起きたら枕元にゲームなどのプレゼントが置かれている毎年恒例のイベントである。クソどうでも良いが、私はサンタを信じるか信じないかの前に、25日になると親から直接プレゼントを渡されていたため、真の正体が露見するとかそういった衝撃の追加要素はなかった。
今回紹介する記事は、純粋無垢にプレゼントを心待ちにする子供時代を過ぎ、大人になった人たちによるエクストリーム・クリスマスイベントについて、紹介していきたいと思う。
【内容】
サンタ捕獲及び追跡
文字通り。
リア充の性の時間に固執することなく、ただただサンタを捕獲することだけに無駄な時間を費やす暇人の集まりである。モラトリアムであるが、この人たちは未だにサンタの存在を信じているかもしれない。
寒空の中、双眼鏡やモデルガン片手にサバゲ―のような装備をした人たちが『ごっこ遊び』をしているのであるが、こんな生産性のないことに興じている人種は、基本的に恋人に相当する人物がいないケースが多くみられる。
そのため、カップルを目撃した際、心理的負荷が相当なものなのか、ぶっ倒れるなどの症状を引き起こしている。アナフィラキシーによって、過呼吸になって全身が痙攣していないか心配である。恐らく、バレンタインでも似たような症状が発生していることであろう。
誰でも参加可能なスポーツだが、サンタ捕獲に際してカップルが参加しようものなら喧々諤々の罵倒冷罵の末、闇討ちが行われ東京湾に沈められる可能性があるので、リア充は大人しく家でケーキでも食べて、爛れたねんごろの関係になってどうぞ。帰れ!
ちなみにGoogleの方でもサンタ追跡システムを搭載しており、人類はサンタに対する執念に余念がない。
Googleではないが『サンタ追跡特定会』には無駄に長い歴史があり、1955年から北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)により開催されている。60年以上もの歴史が紡がれているが、サンタ追跡が行われた時代は冷戦真っ只中である。せめて憩いが欲しいと、クリスマスに休戦を申し込んだ松永久秀のように一種の現実逃避をしたかったのだろうか?
サンタ追跡は最初期、子供の科学相談室よろしく電話での受付けが主であったが、時代がIT化するのに適合し、「レーザー」、「衛星」、「スマホアプリ」まである始末である。人によってはドローンを使っているかもしれない。
ロシアでサンタの孫こと、雪姫であるスネグーラチカに追跡対象であった場合、その可憐な響きから日本のオタク共が、別の楽しみ方をしていたことだろう。
海外では本格的にサンタを捕獲するつもりなのか、日本では銃刀法違反のため本物の拳銃などは使用できないが、手榴弾や防弾チョッキをはじめとした本格的なセットがあるとかないとか。「もうそれ捕獲じゃなく捕縛じゃね?」は禁句。
・正拳突き
こちらは日本の2ちゃんねる発祥。
性の6時間なる邪念を吹き飛ばすために、寒空の中、ひたすら正拳付きを延々と繰り返す祭事である。真冬の最中、海の中に入る行事があるからそれに連なったものであろう(適当)。
感謝の一突きによる動作の一々は強固な意志と、「性や!(誤字ではない)」の一喝するが如く放たれる大声には言葉に出来ないほどの威厳がある。
この催事の発祥地は大阪のアメ村中央広場の三角公園で、神主は即身仏の痩躯であり、服装はサングラスにノースリーブのサンタ服が正しい服装。掛け声は「死ねッ。死ねッ。リア充死ねッ」が正式な祝詞である。開催時間は6時間。
クリスマスに催される正拳突きは細々と続き、今から六か月後の真冬の空の下、催事に興じる人を目撃できるかもしれない。
・クリスマスのキャロル
クリスマスの変え歌である冒涜的な旧支配者を呼び出す内容。
歌詞内容はラヴクラフトの古き支配者を讃える歌である。街中に溢れ返すクリスマスのテーマソングを耳にして、インマス顔になった輩の総数は不明。
内容としては、
There in the night stars are now right
(天仰げ 空高く 今宵 星来る)
Eons have passed: now then at last Prison walls break, Old Ones awake!
(目覚めよ 我が主よ 封印は すでになく)
They will return: mankind will learnNew kinds of fear when they are here
(主が来たる 人よ知れ 新しき 恐怖を)
They will reclaim all in their name; Hopes turn to black when they come back
(真の名を 主は示す 闇を望め 希望はない)
Ignorant fools, mankind now rules Where they ruled then: it's theirs again
(無垢なる人から 主は取り戻す)
Stars brightly burning, boiling and churning Bode a returning season of doom
(星々が破却する 定めの時が今)
Scary scary scary scary solstice Very very very scary solstice
(至上の星辰と 至高の恐怖よ)
Up from the sea, from underground Down from the sky, they're all around
(遍く 全てより 海からも 空からも)
They will return: mankind will learn New kinds of fear when they are here
(主は来たり 人は知る 新しき 恐怖を)
Look to the sky, way up on high There in the night stars are now right
(天仰げ 空高く 今宵 星戻る)
Eons have passed: now then at last Prison walls break, Old Ones awake!
(永劫は 終わった 我らの 主の目覚め)
Madness will reign, terror and pain
(狂気と 恐怖と 苦痛と 悲痛と)
Woes without end where they extend
(終わきない災禍)
Ignorant fools, mankind now rules Where they ruled then: it's theirs again
(無垢なる人から 主は取り戻す)
Stars brightly burning, boiling and churning Bode a returning season of doom
(星々が破滅する 定めの時が今)
Scary scary scary scary solstice Very very very scary solstice
(至上の星辰と 至高の恐怖よ)
Up from the sea, from underground Down from the sky, they're all around Fear
(遍く 全てより 海からも 空からも 恐怖せよ)
Look to the sky, way up on high There in the night stars now are right)
(天仰げ 空高く 今宵 星戻る)
They will return
(主は来たる)
といったような内容である。
リア充を呪う連中としては完璧なものがもしれないが、ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん いあ! いあ! いえ いえ しゅぶ・にぐらす 千匹の仔を孕みし森の黒山羊よ! いあーる むなーる うが なぐる となろろ よらならーく しらーりー! いむろくなるのいくろむ! のいくろむ らじゃにー! いえ いえ しゅぶ・にぐらす! となるろ よらなるか! 山羊よ! 森の山羊よ! 我が生け贄を受取り給え!
普通のクリスマス
性の6時間の真夜中にわざわざ生殖活動を行う輩。6の数字は獣の数字。
メロス並みに激怒する人たちによれば邪知暴虐の災いかつ建前としてケーキやプレゼント・酒なんかを提供し、髑髏本山を主軸にした淫祠邪教、カン・ディグラックを超過し統一言語を崩壊させた、現代版・大淫婦バビロン。
現代人により十本の角をへし折ろうと躍起になっているが、目立った行動はあまり確認されない。おのれぇ……。
毒麦の悪しき目は雑草の如く、生い茂るバフォメット。
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