2022年04月26日
巨頭オ(洒落怖)
巨頭オとは、過去旅行に行った際、良い思い出を持つ旅館に再び赴こうと出立するも辿り着いた場所は異形の地であったというストーリーの都市伝説である。
長らく、きさらぎ駅同様その場所は不明とされており、適度に短い内容が読むものを引き付ける内容となっている。
【内容】
数年前、ふとある村の事を思い出した。
一人で旅行した時に行った小さな旅館のある村。
心のこもったもてなしが印象的だったが、なぜか急に行きたくなった。
連休中に一人で車を走らせた。
記憶力には自信のあるほうなので、道は覚えている。
村に近付くと、場所を示す看板があるはずなのだが、その看板を見つけたときあれっと思った。
「この先〇〇q」となっていた(と思う)のが、「巨頭オ」になっていた。
変な予感と共に行ってみたい気持ちが交差したが、行ってみる事にした。
車で入ってみると村は廃村になっており、建物にも草が巻きついていた。
車を降りようとすると、20mくらい先の草むらから、頭がやたら大きい人間?が出てきた。
え?え?とか思っていると、周りにもいっぱいいる!
しかもキモい動きで追いかけてきた…。
両手をピッタリと足につけ、デカイ頭を左右に振りながら。
車から降りないでよかった。
怖ろしい勢いで車をバックさせ、とんでもない勢いで国道まで飛ばした。
帰って地図を見ても、数年前に行った村と、その日行った場所は間違っていなかった。
だが、もう一度行こうとは思わない。
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