2022年02月04日
シャーロット・リンリン
シャーロット・リンリンとは、ワンピ―スに登場する四皇の海賊のうちの一人である。
かなりの大家族で子供が多く、政略結婚をよく行う。
珍獣マニア。
【内容】
まずシャーロット・リンリンは、巨人族の娘である。最初は愛情のある両親のもとで暮らしていたのだが、巨人族の長の一人を齢十にも満たない年齢で殺してしまっている。
それからはその村にいられなくなったリンリンは、両親と共に船で出向。とある島で置き去りにされながらも、両親の迎えを待っていたが、ついぞ迎えに来ることはなかった。
そのうちリンリンは「羊の家」という養護施設で引き取られることになるのだが、そこには様々な子供たちが存在していた。人間と遜色ないタイプもいるのだが、多くは何かの理由により居場所を失ったか、捨てられたかのどちらかだろうと推測される。
羊の家をしきっているのは、マザー・カラメルという修道服を着た女性であり、どことなくマザーテレサを彷彿とさせる人物となっている。
その評価は当たらずも遠からずで、孤児を引き取る中、その子供達を強制的に海軍の施設に売り飛ばしていたのである。
カラメルから見ればリンリンの巨人族の中でも群を抜いた能力は、非常に素晴らしいものであり、多額の売却金が交渉されていた。
しかし、羊の家で行われる行事――クロカンブッシュ(高カロリー。絶食後に食べるもの)が振舞われ、必然、断食をしなくてはいけないのだが、ここでリンリンの中で最も問題である『食い患い病』が発症するのである。
リンリンの持つ『食い患い病』とは、彼女が所望する食べ物が手に入らない限り暴れ続けるというものであり、この悪癖の所為で国が滅んだこともあるという。
羊の家時代の幼い時分から発症してしまった病だが、それは我を忘れて暴れてしまうものであり、到底孤児の子供ではどうすることもできないものであった。そこで家の中に隠されていたクロカンブッシュを提供することで、彼女の食い患いが収まり、どうにか混乱を収めることに成功したのである、
各地を転々としながら、やがて、リンリンに誕生日が訪れるのだが、そのパーティの場に出されたのは、彼女の好物であるクロカンブッシュであった。
リンリンは涙ながらに勢いよく菓子を食らっていくのだが、気付いた時には団欒を囲んでいた子供達と、そうしてカラメルの姿もなく、一人でたたずんでいたのである。
またしても、両親のそれのように置いてけぼりにされたと思うリンリンは泣き叫ぶのだが、その様子をみていた海賊は「化け物」、隠れるように見ていたリンリンの故郷の巨人は恐れの表情を浮かべるのである。
そして何故かカラメルがもっていたソルソルの実の能力を彼女が引き継いでおり、その意味合いが何をもたらしたのか、わざわざいうまでもないだろう。
なおリンリンがルフィたちと接触したのは魚人島からであり、雪降る島の研究施設で悪魔の実の人工製造と、子供達を巨大化させる実験が行われていた。なお、人工悪魔の実であるスマイルは和の国において……。
子供達の巨大化はリンリンが物理的な意味合いをもって、『同じ目線で家族と食事をしたい』と願ったことよりなされた悲劇である。
リンリンは幼少期の巨人殺しと、そうして羊の家での一件から巨人族に蛇蝎の如くに嫌われ、接触できるような状態じゃなかったことから、わざわざ元は普通サイズの子供を自分の巨体と同等にしようと計画していたのだろう。
【楽天ブックス限定特典】ONE PIECE 100(デジフォト(10種)<シリアルコード(メール案内)>) (ジャンプコミックス) [ 尾田 栄一郎 ] 価格:484円 |
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10969681
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック