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2021年11月19日

滝川クリステルの御家騒動(銀魂) 2


道満の家に直訴をかねて妹・クリステルの嫌がらせを止めるべく、単独で押し入った清明であるが、銀時と神楽は陰陽師の姿、そして新八はまるでバイキンマンのような全身タイツの姿で登場する。

あくまで新八の変装を使い魔(式神)と公言してはばからない銀時側であるが、万事屋の雑務をこなす新八に対して


「呪法に負けるそれ以前にアレ式神じゃないよね
 ただの全身タイツの雑用係だよね
 目泳いでるもの
 バタフライしてるもの
 バチャバチャいってるもの」


と我が身を抱く竦め、気まずそうに眼を逸らす新八に対してツッコミが飛び通う。

しかし、清明が単独で巳理野家に乗り込んだ中、微力ながらも仲間がいるのは頼もしいことであるが、式神デスマッチがはじまり、新八が一番最初に目の当たりにしたのは、正しく鬼といった荒々しい風貌の形相を持つ人外の鬼であり、「バタフライどころかプールの底に沈む形(気絶)」となって撃沈するのであった。


一番最初に仕掛けられた勝負は、見た目こそ物々しい鬼であるが、式神と二人三脚の強度作業であるパン……:パンデモニウム食い競争であった。


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外道丸曰く、このゲテモノのパンはスナック感覚で食べられるものらしく、純粋に羨ましがっていたのだが、二人三脚の為、足が結ばれた神楽が完璧に新八を引きずる形で、パンデモニウムの元に到達している。
ちなみに相手側は大型の鬼を呼び出した所為で、歩幅が合わず股が裂けかけていた。


パン食い競争よろしく中空に照らされていたパンデモニウムであるが、新八はウルルン滞在記に行ったつもりでやる気兼ねで挑むのだが、パンに食らい付くべくジャンプを繰り返しているうちに、唇がまあかの事故でパンデモニウムに接触。


「ファーストキス……いやなんでもない」



とぼやきをこぼす新八に、パンデモニウムは


「私も…初めてだった」



と、まさかのハプニングが発生するのである。


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「ス…スイミマセン
 そ…そういうつもりじゃ…なかったんです
 ゴ…ゴメンなさい
 こんな形で……その…
 大切な初めて…奪ちゃって…」


ベルセルクの赤いアレの如き顔をしているのだが、そこから先は妙に新八が照れてフワフワとした雰囲気が醸し出される。

その内に胸の中で唇が接触したことは単なる事故だと思いつつも、早く食べる決心を決めた新八の前に(美化)して、目の当たりにしたのはまさかの美少女化されたパンデモニウムさんであった。


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ぶっちゃけこのパンデモニウムさんは、外道丸が幻術らしきもので編み出した妄想の副産物でしかないのだが、決死の覚悟を決めた美少女らしきものと新八の間でやきもきとした空間が広がることになる。


不本意に触れてしまったことにより、「声を我慢するから」の一声で新八は血の泡らしきものを吹いて、パンとの恋愛がはじまりかけるのだが、やっとこさ追い付いた敵側のチームがパン(デモニウム)を呑みこもうとした矢先に、神楽が彼女を蹴り飛ばして謝って敵の式神が食べてしまう事態に見舞われるも、無理矢理物理で吐き出させて、嘔吐したぐちゃぐちゃになったものをかき混ぜる。


モザイク処理が為されたパンデモニウムさんの混じり合ったモノであるが、双方が食べることを拒否。

試合を棄権したことにより、相打ちの結果に終わった。


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